「CDが売れなくなったー」ときく。
「本も売れなくなったー」ともきく。
「なに言ってんの、雑誌なんてもっと大変!」とも言う。
「いやいや、CD、ほんとに売れないんだって!」と返したりする。
アーティストのビジネスモデルとして
会費制みたいなのって、誰か導入してみたらどうなんだろう。
そのアーティストは、「月いくらあればOK!」と決めちゃう。
売れたとか、大ヒットとか、そんなの関係なし。固定。
だって、売れたとか、そういうのから離れる、っていう話だもの。
例えば、あるアーティストが100万円/月、と決めちゃう。
会員を集める。会費は1000円/月。
会員は1000人。限定。
会員に対しては、アーティストから直接、例えば楽曲が送られる。
オンラインで。なにかのDRMかけてもかけなくても、その人判断で。
送られてこない月もあるかもしれないし
ある月には、何曲も送られてくる。
途中のデモとかでも送ったら面白いよね。
ライブは、この会員限定で事前申し込み。
事前に日にちと金額だけ言って。ま、場所は東京のどこか、としておいて。
申込数でライブ会場が決まる。
そんな感じで、アーティストと会員の関係が進む。
なにを送るかは、アーティストの勝手。
会員とチャットしたり、メールしたりもできるね。
会員限定でストリーミングライブもできる。
毎日、なにか文書を届けたりね。
もちろん、月になにも届けない人がいてもよい。
会員は、辞めたいなと思ったら、会員権の譲渡のサイトへ。
そこでは、入りたいと予約待ちしている人がリスティングされていて
辞めたいという人と、会員権の交換を行う。
もちろん、ずーっと入っていたければ、ずーっと入っていればよい。
だから、会員が増えたり、それで儲かることもない。
会員権が売買されて、それに絡めて儲けることもできない。
もちろん、月に200万円ないと〜、という人は
会費を2000円/月にしたり、すればよい。
会員のほうを増やしてもいいけれど。
月で50万円でOK、という人も同様。
ポイントは、それによって、「売れた・売れない」の世界から
ある意味、脱出ができる、ということだ。
だって、みんなよく言っている。
売れる売れないに関係ない、自由に作品が作りたいと。
好きなやつだけ、ついてきてくれて、メシが食えたらなあ、と。
だから、そのアーティストの作る作品も変わっていくだろう。
固定されたリスナーとのやりとりは、新しいなにかを生み出すかもしれない。
もちろん、無視したっていいんだけど。
どうしても、それ以上お金が必要になったら
B to B的な仕事を取ればよい。映画の作曲とかね。CMとか。
というのが、このモデル。メソッド。
誰かやったら、面白いし、カッコいいと思うんだけどなあ。
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