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October 02, 2010


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TwitterのBizとの対談を終えて

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Twitter共同創業者、Biz Stoneとの対談が終わった。

対談は、第一部が、Biz Stone × 乙武さん。
そして、第二部が、Biz Stone × 僕
という形で行われ、Ustreamによって生中継で提供された。


非常にユニークで面白い組み合わせのようにも思うが
Bizと乙武さんの対談を現場で見ていて、僕が2人に共通して感じたのは
2人とも、力強く、ポジティブで、前向き、ということである。

僕もその仲間に入っているように見えたのなら有り難いことだが
どうだったのだろう。どう映ったのだろうか。


Ustreamによる生中継は、上記のように、2つのパートで
それぞれ行われたわけだが、本番の前、本番の後と、3人で会話する機会も多く
夕方から一緒に食事もしたので、本番が終わった頃には
なんというか、独特の3人のチームワークみたいなものが生まれ
そのことが、とても面白く感じた。

対談に対しては「コミュニケーション」というテーマが
両方のパートに=全員に、共通のテーマとして与えられていたが
4時間以上の時間と場所、そして、テーマの共有によって
まさに、3人の「コミュニケーション」が、そこに生まれたようだった。


乙武さんについては、また改めて感じたことを書きたいと思う。
近々、一緒に食事に行く約束もしたので、そのとき書こうかな。

一言だけ書くとするなら、「幅広い感情を知っている人」という印象だ。

人間というのは、自分にその感情の経験があると、人の心がわかる。
例えば、独りの強い孤独感、というものを経験した人は
他人がそのような状態になったとき、その孤独感を感じることができる。
であるから、幅広い「感情の経験」があるほど、他人の心がわかるようになる。
乙武さんは、それがとても多く、広くある人のように感じた。
少なくとも、自分より多くの感情経験をしたのだろうなあと思った。

もっと、いろんな話をしてみたいと思う。
再び、お会いするのが非常に楽しみだ。


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さて、Bizとの対談である。

このblogの1つ前のエントリーで
「Bizとはこんな話をしてみたい」ということを予め書いたが
面白いことに、あまり意識せずとも、そのような話の流れになった。

「この話は絶対にするぞ」なんて、そこまでは思っていなかったのだが
予め訊こうと思っていたことは、ほぼすべてBizに訊くことができたし
Bizの鋭く、強く、そして暖かい返しによって、それぞれの話題が
さらに深く広がっていったように思う。


実は、今回の対談で、僕が決めていたことが1つある。

対談というスタイルをいただきながら、僕はインタビュアーになろうと思ったのだ。

乙武さんが第一部、僕が第二部ということもあり
前半の、Biz×乙武さんのパートで、「コミュニケーション」というテーマの上で
ある程度、一般的な話題が広がることができたなら、僕はインタビュアーに徹して
Twitterというものを深く掘り下げ、Twitterという会社、その送り手の意識
そしてなによりBiz Stoneという人物を、1人の人間という面ではなく
「Twitterを創った人物、Twitterの送り手」という背景の上で
「引き出す」ことが、今回の僕の役割だと意識して、臨んだのだった。

あまりその関係が強すぎると、まるでTwitter創業者+インタビュアー
みたいになってしまい、僕のアイデンティティというか個性がなくなり
ちょっと正直、情けない感じになってしまうかなあ、という懸念もあったのだが
僕にしか引き出せない言葉や空気があるとしたら、それが僕の価値であると考えて
立場と視点を、そのようにフォーカスしてみた。

Bizにも事前にそのように伝えたこともあって、狙いはうまくいったように
思うのだが、見てくださったかたは、満足いただけただろうか?


とにかく、Bizという人間は、非常に魅力的なのである。
昨年来日したときに、お会いして、お話を聞いて強く思った。
であるから、今回は、そのBizの魅力を、みんなに届けたかったのだ。

世界に名を轟かせているTwitterという会社の創業者
いまや1億人以上のアカウントがあるTwitterというサービスの送り手が
こんなに人間的で、非常にスマートであり、深い考えを持っている
ということを、みんなとシェアしたかったのだ。

うまくそれが届いただろうか。


ずいぶん長くなってしまったが......

「あれ? 対談の中身は書かないの?」と思っている人も多いと思う。


様々な理由で、金曜日の20時〜22時という時間に
アクセスできる人は限られるわけで、実際「見られなかった...」という
人も多くいることはわかっているが
対談の内容を、僕なりのまとめかたでテキストにしてしまうと
なにか、とんでもない間違いを起こしてしまうように思う。

その場の空気とか、表情とか、そういったもの「込み」で
あの対談を「感じて」もらわないと、なにか違うように思うのだ。


と思うには、もう1つ理由があって
この対談は、後日、日本語の字幕が付いた形で公開されることが決定した!

多少時間がかかるだろうが、ぜひ楽しみにしていただきたい。

その日のためにも、あえて先に内容を書かず=知らず
対談を頭からじっくりと見て、「感じて」ほしいと思う。


もちろん、リアルタイム=生で、見ていただくことが
なにより大きな価値であるというのは、疑わないことだが
少しでもその体験に近づくことができるよう
あえて僕は、いま、なにも書かないことにする。


すごく良い話がいくつもあったので
いま、ちょっとだけでもみなさんに伝え、シェアしたいなと思ってしまうが
動画の公開を待って、それを最大限にすることを判断しよう。
美味しいケーキを食べる前に、飴玉を舐めないほうがよいと思うのだ。

いつになるか、まだわからないが、ぜひ楽しみにしていただきたい。
その日が決まったら、Twitterでもお伝えするし、ここでも書こうと思う。


ありがとう、Biz!

いまごろ、一緒に来日した奥さんと、どこか観光に出かけたのだろう。

また、近くお会いできることを願う。

奥さんは「日本に住みたい!」と言ってたくらい、気に入ったようなので
また日本で会える日も近いのかなあ、なんて思っている。(-:


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対談は、こんな感じで行われた。カメラの向こう側、初公開! である。


Posted by eno at October 02, 2010 08:19 AM


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