いろいろ訊かれるので、書こうと思う。
NORWAYサウンドが、どうできたか?
最新作の「グロリアス」を例に伝えます。
まず、グロリアスが決まったのが、まだ数日前。(-:
正式に決まったのはよいけれど、僕の時間がぜんぜんなく
メンバーのTaccsに、ベーシックなトラックを作ってもらった。
しかし、もらったのはよいが
それをどうアレンジしたらよいかが、さっぱり思いつかない。
やっぱ、自分で基本をやってみることにして
Taccsのベーシックトラックから、笛みたいなシンセの音を含め
幾つかのサウンドを分けてもらって、素材として使うことに決め
そのまま、大阪へ出張の日だったので、朝、品川駅に向かう。
新幹線の往復で、トラックの90%を作った。
行きは、基本的に打ち込み関係から来るトラック作成。
帰りは、基本的にリズムの当て込みと打ち込み系のミックス処理。
リズムは、ほぼAOKI Takamasaのトラックから使わせてもらった。
自分でその上に幾つか打ち込みを重ねる。
そして、さらにMIXのアイデアを加えてみる。
それが、下のトラック。(YouTube)
このトラックは初公開です。メンバーしか持っていません。(-:
少しだけ話を省略するが、このトラックをメンバーのみんなと共有した。
これが、今回のトラックのベースになる。
このトラックに、それぞれが、自分の演奏を重ねる。
HISASHIはギターを入れる。
ギターのパートはぜんぶ1人で。
しかも、本物だ。
浅岡雄也はボーカルを入れる。
ハーモニーもすべて。
信頼しているから、ただ待つだけだ。
セキタヒロシはベースを入れる。
最初の曲では参加していないし
今回はがつんと使いたいと思う。
Taccsには、シンセドラム系を頼んだ。
YMOの散開のようなシモンズのフィルインというオーダー。
その音を含め、もう完成トラックは見えてきた。
1つ前のブログの記事にも書いたけど
僕は、このメンバー、HISASHIしか会ったことがない。
HISAHIだって、もう半年以上会ってないと思う。
みんな、実際には会ったことがないが、同じバンドのメンバーだ。
ぜんぶ、TwitterとYouTube/ニコニコ動画で繋がったメンバー。
リリースはぜんぶYouTube。
やりとりは基本Twitter。
なんと、2011年的な話ではないだろうか。
ライブは、面白い申し入れがあったら考えるけど
CDを発売したり、音源をDL販売したり、そういうのは
NORWAYはしていかないと、僕(ら)は考えています。
例えば、上のグロリアス。
Get Wildのときもそうだったけれど、最後の僕のミックスって
メンバーも、誰もが、同じタイミングで、完成トラックを聴いたんです。
そんな興奮ってないと思います。
普通は、少なくとも、メンバーに「これでいいかな?」って訊く。
当然ながら、レーベルもレコード会社も、口は出さないまでも
「聴いてもらう」というのは必要だから、そこで時間がかかる。わずかであっても。
「どんなトラックができたんだろう?」
と、バンドメンバーまで楽しみに待って、YouTubeを一緒に開く!
なんて、そんなバンド、世界中に存在しないと思う。(-:
だから、その後のやりとりが楽しい。
バンドのメンバーもリスナーも、同じ「なにか」を受け取って、交換できる。
なんてユニークでエキサイティングなんだろう!
ノリが大切。
まさに、Get Wild and Tough, Get Chance and Luck!
さて、話は戻って。
みんなから、トラックが集まってきます。
ギターや、ボーカルが届いてくる。Taccsからも届いた。
ボーカルのハーモニーとベースは遅れて届いた。
その状態で、合わせてみたのを聴いてみると、もう素晴らしい出来。
だけど、そこから、僕の最終ミックス。
それぞれのパートで基本1~2回ずつ、自分がプレイを重ねる気持ちで
フェイダーを動かしたり、エフェクターを動かしたりする。
それを、ボーカル、ギター、ベースの順番に。
ベースは、ほかのシンセ類と一緒に僕のトラックがあって
その上に、Taccsが最初に作ったトラックを置いて
さらにその上のメインの位置に、LR的にはずらして、リアルなベースを置いた。
HISASHIのプレイのときには、HISASHIになりきる。
HISAHIが聴いて「最高だ!」と言わなかったら、次の曲はもう僕はやらないだろうから。
ボーカルは、コーラスを小さめにした。
あと、いままで自分ではやらなかった処理を少しだけ。
珍しく、リバーブもちゃんといれた。
そして、それがミックスされたものを
そこから、僕のDJ最終ミックス。全体の処理。
それもライブなプレイで。リアルタイム処理。
ということで完成したのが、下のトラック。
音像、やり過ぎと感じかもしれないけれど、これがNORWAYのサウンドだ!
前作の「Get Wild」、最初の「君に胸キュン。」と、合わせて聴いてください。
変化した部分を感じたら、それはバリエーションです。
同じ部分を感じたら、それがNORWAYのサウンドです。
NORWAY、気に入ったら、ファンになってください。(-:
もし、好みのサウンドなら、ぜひ、広めてください!
みなさんの力しか、広まる手段がないんです。(-:
FacebookのNORWAYファンページができました!
<<ここをクリックすると、Facebook・NORWAYファンページにジャンプします>>
ぜひ、「いいね!」を押して広めてください!
<<ここをクリックすると、NORWAY公式ウェブサイトにジャンプします>>