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May 16, 2011


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NORWAYの作り方。


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いろいろ訊かれるので、書こうと思う。


NORWAYサウンドが、どうできたか?


最新作の「グロリアス」を例に伝えます。


まず、グロリアスが決まったのが、まだ数日前。(-:


正式に決まったのはよいけれど、僕の時間がぜんぜんなく
メンバーのTaccsに、ベーシックなトラックを作ってもらった。
しかし、もらったのはよいが
それをどうアレンジしたらよいかが、さっぱり思いつかない。

やっぱ、自分で基本をやってみることにして
Taccsのベーシックトラックから、笛みたいなシンセの音を含め
幾つかのサウンドを分けてもらって、素材として使うことに決め
そのまま、大阪へ出張の日だったので、朝、品川駅に向かう。


新幹線の往復で、トラックの90%を作った。


行きは、基本的に打ち込み関係から来るトラック作成。
帰りは、基本的にリズムの当て込みと打ち込み系のミックス処理。


リズムは、ほぼAOKI Takamasaのトラックから使わせてもらった。

自分でその上に幾つか打ち込みを重ねる。
そして、さらにMIXのアイデアを加えてみる。


それが、下のトラック。(YouTube)

このトラックは初公開です。メンバーしか持っていません。(-:


少しだけ話を省略するが、このトラックをメンバーのみんなと共有した。
これが、今回のトラックのベースになる。


このトラックに、それぞれが、自分の演奏を重ねる。


HISASHIはギターを入れる。
ギターのパートはぜんぶ1人で。
しかも、本物だ。


浅岡雄也はボーカルを入れる。
ハーモニーもすべて。
信頼しているから、ただ待つだけだ。


セキタヒロシはベースを入れる。
最初の曲では参加していないし
今回はがつんと使いたいと思う。


Taccsには、シンセドラム系を頼んだ。
YMOの散開のようなシモンズのフィルインというオーダー。
その音を含め、もう完成トラックは見えてきた。


1つ前のブログの記事にも書いたけど
僕は、このメンバー、HISASHIしか会ったことがない。

HISAHIだって、もう半年以上会ってないと思う。


みんな、実際には会ったことがないが、同じバンドのメンバーだ。
ぜんぶ、TwitterとYouTube/ニコニコ動画で繋がったメンバー。

リリースはぜんぶYouTube。
やりとりは基本Twitter。

なんと、2011年的な話ではないだろうか。


ライブは、面白い申し入れがあったら考えるけど
CDを発売したり、音源をDL販売したり、そういうのは
NORWAYはしていかないと、僕(ら)は考えています。


例えば、上のグロリアス。
Get Wildのときもそうだったけれど、最後の僕のミックスって
メンバーも、誰もが、同じタイミングで、完成トラックを聴いたんです。

そんな興奮ってないと思います。


普通は、少なくとも、メンバーに「これでいいかな?」って訊く。

当然ながら、レーベルもレコード会社も、口は出さないまでも
「聴いてもらう」というのは必要だから、そこで時間がかかる。わずかであっても。


「どんなトラックができたんだろう?」

と、バンドメンバーまで楽しみに待って、YouTubeを一緒に開く!
なんて、そんなバンド、世界中に存在しないと思う。(-:


だから、その後のやりとりが楽しい。
バンドのメンバーもリスナーも、同じ「なにか」を受け取って、交換できる。


なんてユニークでエキサイティングなんだろう!


ノリが大切。

まさに、Get Wild and Tough, Get Chance and Luck!


さて、話は戻って。

みんなから、トラックが集まってきます。

ギターや、ボーカルが届いてくる。Taccsからも届いた。

ボーカルのハーモニーとベースは遅れて届いた。


その状態で、合わせてみたのを聴いてみると、もう素晴らしい出来。

だけど、そこから、僕の最終ミックス。


それぞれのパートで基本1~2回ずつ、自分がプレイを重ねる気持ちで
フェイダーを動かしたり、エフェクターを動かしたりする。
それを、ボーカル、ギター、ベースの順番に。


ベースは、ほかのシンセ類と一緒に僕のトラックがあって
その上に、Taccsが最初に作ったトラックを置いて
さらにその上のメインの位置に、LR的にはずらして、リアルなベースを置いた。

HISASHIのプレイのときには、HISASHIになりきる。
HISAHIが聴いて「最高だ!」と言わなかったら、次の曲はもう僕はやらないだろうから。

ボーカルは、コーラスを小さめにした。
あと、いままで自分ではやらなかった処理を少しだけ。
珍しく、リバーブもちゃんといれた。


そして、それがミックスされたものを
そこから、僕のDJ最終ミックス。全体の処理。
それもライブなプレイで。リアルタイム処理。


ということで完成したのが、下のトラック。


音像、やり過ぎと感じかもしれないけれど、これがNORWAYのサウンドだ!


前作の「Get Wild」、最初の「君に胸キュン。」と、合わせて聴いてください。


変化した部分を感じたら、それはバリエーションです。

同じ部分を感じたら、それがNORWAYのサウンドです。


NORWAY、気に入ったら、ファンになってください。(-:


もし、好みのサウンドなら、ぜひ、広めてください!

みなさんの力しか、広まる手段がないんです。(-:


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Posted by eno at May 16, 2011 12:39 AM


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