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January 27, 2011


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Twitterの仕事を終えて。

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昨日、最後のミーティングを終えて
Twitterの仕事がひとだんらくした。

機会あれば、またお手伝いさせていただくこともあるだろうけど
レギュラーな仕事、という意味では、一旦、ここで終了となった。

1年半も続けた仕事なので、最後のミーティングは
それなりに深いものがあった。過去を振り返りつつ、未来を語った。
涙こそは出なかったが、特別なものがあった。


思えば、Twitterとの出会いは、もうかなり前のことだ。
そして、奇妙な偶然や繋がりが連続して、関わることになる。


Twitter社に繋がり深い友人から、Twitterの話を聞かされ
まあぜひいちどやってみてよ、と言われたのは、もうかなり前。

それからなんどか誘われたが、登録すらしていなかった。
というのは、その頃ちょうど、オンラインサービスの多くをやめていたからだ。

仕事上、調査などの目的もあって、いくつものオンラインサービスに
登録して、しばらく使って、放置、というものが多く
これはよろしくないなと、多くのサービスをやめていたところで
少なくとも、新しくなにかに登録する気にはなれなかったのだ。


それからかなり経って、去年の春。

きっかけは坂本龍一さん。

坂本龍一さんと食事をさせていただく約束があったのだが
食事の約束の時間の、15分くらい前、そろそろ外出しようかというときに
坂本さんから「Twitterやってる?」というメールが届いた。

理由はわからないが、いまからお会いするという、直前に連絡があるくらいなので
Twitterに関連した、なにかお話でもあるのかなと思い
とりあえず登録だけしておこうと、サインアップだけして、食事へ向かった。
ちなみに、その時点で、Twitterがどういうサービスなのか?
というのは、ほとんどさっぱり理解していない。

結局、坂本さんのメールには深い意味はなく
Twitterについての話題も出ることもなく
食事を終えて、飲みに行って、オフィスに戻ると
つい数時間前に登録した、Twitterというサービスのことが気になった。
せっかくだから、ちょっとやってみようかな、と。

そして、最初につぶやいてから......今日に至るのだ。

見事にハマった。


すぐに、Twitterを最初に紹介してくれた友人に連絡して
「Twitter面白い!」「Twitterすごいね!」と、その可能性を興奮して伝え
Twitter社の人が来日するタイミングで、お会いさせていただいて
Twitterのブランド&マーケの仕事をやってくれ、ということになり
やらせていただくことになった。

それが、もう1年半も前のことだ。


Twitterの仕事をやる上で、1つ決めていたことがあって
それは、Twitterの仕事をやっているうちは、名前を出さないようにしようということだった。
僕は、表に出ないほうがよいと思ったのだ。


前にも書いたが、僕は仕事によって、表に出るべきか否かを判断している。
仕事の内容も、ブランド&マーケティングだし、裏方に徹しようと思った。
企画からやらせてもらった、TwitterのTweetUpというイベントで
ステージから名前を呼ばれても、扉の後ろで隠れていたくらいだ。懐かしい。
唯一、表に出たのは、Twitter共同創業者のBiz Stoneとの対談。
偉そうで申し訳ないが、その相手は自分が相応しいと思ったのだ。
どうしても、Bizから引き出したい話題があった、というのがその理由。
それでもBizには「Twitterの仕事をしている、というのは抜きで会話してくれ」と頼んだ。


振り返ることは山ほどあるが
最近、最初の頃のミーティングの風景をよく思い出す。

まだぜんぜんTwitterが日本で普及しておらず
どうやって、Twitterの面白さや可能性を伝えていこうか?
と議論したり、みんなで案を出していたりした。

その頃は、誰かに「Twitterって......」と説明しても、「Twitterってなに?」という頃。
それが、たった1年半前なんて、このサービスがいかに急速に普及したのかがわかる。


謙遜しているわけではなく、僕が仕事をしてようとも、していなかったとしても
Twitterの今日現在の認知や普及、アクティブな利用率、ブランド価値は
あまり変わらないように思う。

そのくらい、Twitterの持つ力と可能性はすごい。
それは、1年半前も、いまも変わらず思っていることだ。


いろいろと仕事をさせていただいたが
僕が受け取ったことも、かなり多かったように思う。

なにより、これだけのスピードで爆発的に普及したサービスに
関わらせていただいたことが、経験として、これから僕には大きいものだと感じる。

ここまで急速に、そして大きく普及したサービスに関わることなんて
あまりない機会ではないように思う。
とても光栄であり、ありがたい。


Twitterは、季節が動いた。
もう新しい季節だと思う。
スタートアップの季節は終わった。

これから、Twitterがどのように発展していくかがとても楽しみだ。

それは、Twitterが、社会や文化に大きな影響をもたらすことができるサービスであり
ここからの季節、期待できることだからだ。

会社として数字を求めつつも
数字としては見えないものも、ぜひ続けて、追い求め続けていただきたい。
それが、Twitterの大きな価値なのだから。


最後に。


Twitter社の、Evan Williamsと、奥さんのSara、Biz Stone。そしてYukariちゃん。

そのほかTwitter社のみなさん。

佐々木さんをはじめとするDigital Garage社のみなさん。CGMM社のみなさん。

一緒に仕事してくれた上野美香さん。


Twitterの仕事に協力していただいた、多くの方々。


そして、Twitterを使ってくれているみなさん。


ほんとうにありがとうございました。


そして、これからも宜しくお願いいたします。


Twitterとは、また仕事で関わることがあるとは思いますが、またそれまで。


今日から、一人のユーザーに戻ります。


これからのTwitterの益々の発展を期待して。


I couldn't be more excited about where Twitter will take it next.


楽しかったなあ!


さあ。

僕は僕で、次行くか!

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ありがとう。Twitter!

ほんとうにありがとう。


Posted by eno at January 27, 2011 10:06 PM


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