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May 02, 2009


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植物たちと、我ら動物たち

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とあるところ向けの原稿を書いていて
植物ってなんだろう? と思う。
動物と植物の関係って、なんだろうと思う。


我ら動物と、植物の関係は面白い。


菌類、というややこしい存在をいちど忘れれば
動物と植物の違いは、光合成をするかしないかである。

もちろん、光合成をするのが植物で、しないのが我ら動物だ。


漢字で見てもわかるように、我ら動物は動くわけで
「動くか、動かないか」という分類でも、例外を除けばまあ正しい。
が、それは本質ではない。
学校で習った、細胞壁のあるなしも、置いておく。


植物たちは光合成によって、エネルギーを得ている。
二酸化炭素と水と、太陽の光で有機物を合成し、エネルギーを得る。


しかし、我ら動物は、というと
有機物を合成して自らエネルギーを取る方法がない。
だから、植物を食べて、エネルギーを得ている。

ヒモだ。
植物が作ったエネルギーをもらって生きている。


ほかの動物を食べてもエネルギーは得られるけど
それも、もともとは、植物が作り出したエネルギーである。
小さな動物から大きな動物へと食物連鎖でエネルギーを回していっても
もともとは植物から取ったエネルギーだ。

ヒモから、さらにお金を巻き上げるようなものだ。


だから、我ら動物は動く。
動かないと、植物が食べられない。
動かないと、植物を食べたほかの動物を食べられない。


植物は、生産者であり

我ら動物は、消費者である。


動物と植物の話をするとき
どうしても、酸素と二酸化炭素の関係になりがちで
そうやって見ると、互いに互いを、の関係ではあるけれど
エネルギー面から見ると、「あれ一方的?」と思ってしまった。

僕は科学者じゃないし、さっぱり専門でもないので
わかっているようで、よくわかっていない気もするのだが
なんとなく、タメ口をきいていたのが、そうでもないのかしらとか。
違う学校だけど同級生かと思っていたら、先輩だった、みたいな。


もちろん、植物の光合成には二酸化炭素が必要であるから
先輩、やっぱ、オレも必要じゃないっすか、とループしてみたり。

だけど、植物と微生物だけいれば、やっていけるのかしらと心配してみたり。
なにを心配しているのか、さっぱりわからないけど。

でも、ハチが花粉を運んだりもするじゃないっすか、と気付いたり。
ま、人間は運んだりしないんだけど。


んー、もっと勉強しよう。

こんなんで、環境問題とか考えてた、自分がアホに思えてきた。


人間関係の問題も、経済の問題も、精神の問題も
家族の問題も、社会問題も、環境問題も

だいたいぜんぶ


「自分が、どう、自分以外に、生かしていただいているか?」


を甘く見ているから起こる問題なんだよなあ。


Posted by eno at May 02, 2009 12:04 PM


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