雑誌の撮影で、原宿のスタジオへ。
浴衣を着て、被写体になる。
ちゃんとした浴衣を着るなんて、いつぶりだろう。
前に着たときも、なにかの撮影でだったと思う。
が、思い出せない。なんだっけ?
パシャパシャと、カメラのシャッター音が繰り返され
パシパシと、フラッシュが焚かれる中
僕は右を向いたり、左を向いたり、後ろを向いたり。
僕が着た、美しい、浴衣をデザイン、提供してくれたのは
高橋理子率いる、HIROCOLEDGE。
上の写真が代表であり、クリエイターの彼女。
せっかくのデザインを見せたかったので、写真的には横に回転してもらった。
撮影の合間に、いろいろと話をする。
一言でいえば、彼女はすべて「和」について語っていたように思う。
「和」というものが、「現在」を失ってしまっている。
「現在」から、「和」に語りかけてばかりでは
ただのサンプリングでしかないし、結果、一過性のものしか生まれない。
「和」から、「現在」に向かって、真剣に語りかけることが必要であり
それを担っているのが、彼女のクリエイターとしての行動なのであろう。
そのような、大きなものをしょっていこうと思った人間は強い。
ゴールが目の前にありながら、同時に、かなり遠くに存在するからであり
過去と未来が、応援してくれるからだ。
消費とは離れた場所における、和のデザインに期待したい。
受け取る側が、その背後にあるものをしっかりと捉えられるように。
美しいプロダクトがいっぱいありますので
HIROCOLEDGEのウェブサイトを、覗いてみてください。
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撮影スタジオの雰囲気って好きなんだよね。
写真は、清春撮影中の様子。僕は出番待ち。掲載は近々のモノ・マガジンで。