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November 30, 2007


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木が3つで森になる。

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港区主催の「みなと森と水会議」へ。

僕が賛同人にもなっている
「more trees」のセッションがあったからだ。

代表、坂本龍一さんによる「more trees」の概要説明がメインだったが
高知県の橋本大二郎知事、高知県梼原町の中越武義町長との調印式もあり
四万十川の源流、梼原町に正式に「more treesの森」第1号が誕生した。


ご存じのように、温暖化が激しい。
もちろん、温暖化だけが問題ではないが
人間社会によって、環境に大きな影響を与えてしまっている。

環境というのは、「自分」以外のすべてであるが
自分以外に思いやりが足りなかった結果、大変なことになってきた。
自分以外が大変になれば、当然のこと、自分も大変になっていく。
僕らは、環境のなかで生きているわけだから。


話を温暖化に戻すと、その大きな原因はCO2の排出である。

CO2=二酸化炭素は、温室効果ガスのひとつであり
化石燃料の燃焼などによって排出されることで増え続けている。
CO2が増えていくと、地球の熱が宇宙に逃げなくなってしまう。


地球環境というのは、僕らにとって、よくできていて
といいますか、僕らを含めた、現在の生物にとって
都合のよい環境のおかげで、今日、ここに生きているわけですが……
森林や植物、海が、CO2を吸収して、酸素を吐き出しているわけです。

しかし、そのバランスが、悪くなってきている。


なんとかするには、方法は2つ。

A=Bのバランスが崩れて、A<Bとなっているわけで
ものすごく簡単な算数だから、わかりやすいと思うのですが。

A<Bを、A=Bに戻すには
Bを減らすか、Aを増やすしかない。


まず、CO2の排出量を減らすこと。

そして、木を増やすこと。


その後者の取り組みが、「more trees」であり
だから、「more trees」というネーミングである。

質の高い森作りを、日本、世界で展開していく。
そして、森林が吸収するCO2による、カーボンオフセットを実施する。
また、省エネルギー技術開発支援をしていく。


環境問題にしても、質の高い森作りにしても
100年単位の、長い長い取り組みだ。
僕らの寿命よりも長い時間のことを考えなければならないのだから。

それができて、はじめて、「個」を越えて
「環境」を考えることができる。


僕個人の話でいくと
環境を考えることが大切だし、その取り組みをしているわけだが
自分の寿命を越える「ものづくり」や「考え」というところに
非常に興味をもっている。
誤解を恐れずに言うと、「おもしろいな」と思っている。

決して、責任感が強い人間だとは思っていないが
このままだと、ちょっと無責任すぎる。


地球という環境に感謝がしたい。
2人の息子に、将来、「バカじゃねえか」と怒られたくない。
そもそも、自分で「バカだった」と後悔したくない。

こんな面倒くさがりで、無責任な男が言うんだから
なかなか、考えるべき話ですよ。

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Posted by eno at November 30, 2007 04:33 PM


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