佐藤可士和さん、中村勇吾さんと会った。
お二方ともお会いするのは、初めてのこと。
この度、というか、もう、ちょっと前になりますが
佐藤可士和さんのウェブサイトがオープンして
そのディレクションをしたのが、中村勇吾さんであり
制作を行ったのが、彼が率いる、tha。
そんな繋がりがある、お二人に会い、話しを聞きにいった。
(その模様は後日、雑誌で掲載となりますが、それはまた後日)
僕が可士和さんを意識したのは、smapのアートの頃。
そして、極生。これはたまげた。
可士和さんの名前は存じ上げていたが
制作物のアウトプットに名前が記されているわけでもないので
極生にしろ、smapにしろ、うわっ、すごいデザイナーが現れたなあ。
と思っていたのである。
それが同一人物で、佐藤可士和さんだと知ったときは驚いた。
smapの3色の選び方は、もう素晴らしすぎた。
色のセンスがなによりだけど、色の面積のバランス、ナナメったロゴなど
その1枚の画、すべてにおいて、完璧なように思えた。
そして、極生。
これは、参った。
これは、もう自分には言いようがない。
いろんなことが凄いから、トータルで凄いんだろう。
「色が…」とか「字間が…」とか、分析するのがバカバカしくなってしまう。
そのくらいの衝撃があった、個人的に。
広告作品で、しかも仕掛けとかではなく、純粋なアウトプットのアートで
息が止まるような思いをしたのは、初めてのことだった。
中村勇吾さん、そしてthaは
幅広い意味で、今日現在、最高のオンラインの制作チームの1つであると思う。
UNIQLOのウェブサイトで有名になったのだと思うが
僕が最初に触れたのは、東京FMの、HONDA SWEET MISSIONのサイト。
技術も凄いんだけど、手触り感とか、popなノリに驚いた。
あれだけハイテク使って、あんな感じのノリまで、出せちゃうのが凄い。
当時、「どこが作ったんだろう?」と、調べたりしたのを思い出した。
そして、僕の大好きすぎるサイト、「FFFFOUND!」だ。
僕のTUMBLRを見ている(右にリンクの正方形バナーがあります)方は
気付いていると思うが、僕は「FFFFOUND!」をよく見ている。
単にサイト自体も好きだし、そこにある写真やアートも好きなのだが
それらの素材が、めちゃめちゃ仕事の参考になるからだ。
ちょっと悩んだりしたとき、「FFFFOUND!」を、だらっと眺めていると
ものすごいへんなところから、ヒントが生まれたりする。
以前は、ずっとgoogleイメージ検索が、その役割だったが
いまはもう、ずっと「FFFFOUND!」だ。
サイトの技術やコンセプトではなく、結果、そう思えてしまうという
ところに、本質的な凄さを感じる。
……と、この数年、ずっと気になっていたお二方に
しかも、同時に会えて、お話ができ、有意義な時間を過ごすことができた。
かなり細かい部分まで、話し、聞かせていただいたおかげで
いろんな考え方や、姿勢、こだわりを、深く知ることができた。
会いたかった人に、しかも二人同時に会えたわけだが
昨日は、それだけでは終わらなかった。
お二方と別れた、その後、SKIPのメンバーに偶然会って
水口哲也とも偶然会い、ラーメン職人の中村栄利さんともお会いした。
なんだか、年末のパーティのような一日だった。
佐藤可士和さんも、中村勇吾さんも
お二方とも、メジャーな苗字+個性的な名前、である。
「佐藤さんは……」「中村さんは……」と、苗字で呼ぶとちょっと違う。
やはり、名前のほうにウエイトがあるので、「可士和さん」「勇吾さん」と
呼ぶことになるのだが、お会いしたばかりで、名前で呼ぶというのは、珍しい。
それが一度に二人も、ということが、話している最中、なんか、ずっと可笑しかった。
中村勇吾さん+thaが制作された、佐藤可士和さんのサイト、ぜひ見てください。
<<ここをクリックすると、佐藤可士和さんのサイトにジャンプします>>
そして、僕の大好きな、「FFFFOUND!」。ステキサイト。
<<ここをクリックすると、「FFFFOUND!」にジャンプします>>
thaのサイトはこちらです。左のプロジェクト名から、過去の作品を見ることができます。
<<ここをクリックすると、thaのサイトにジャンプします>>