この日曜日は空が青かった。
雲もなく、空気も澄んでいた。
強い日差しが、美しい影を作り出す。
光が描く、影の絵が好きだ。
この世界に、自由に筆を伸ばす。
光の当たるところ、全てがキャンバスとなる。
夏は暑く、光ばかりを意識しがちだが
春や秋は、光と影を冷静に見ることができる。
幹や枝が複雑に絡み合う、木の影が美しい。
3次元の立体が、2次元に落とし込まれる。
規則と不規則がいいバランスのペインティング。
僕らの生活は、あの遠く離れた1つの太陽でもっている。
1億5000万kmの彼方。
その存在が、こんな形で見えちゃうんだからすごいなと思う。
太陽に感謝しながら
太陽の描く絵を見て、てくてくと歩く。