息子が習っているサッカーの保護者当番だった。
サッカーの練習を見に行った。
他に習っている水泳は上手なようだし、運動が嫌いというわけではないが
サッカーは、少なくとも現時点では、得意というわけではないようだ。
別に本人もプロになりたいとか思っているわけではないので
それでいいわけだけど、もうちょっとなんとかなんないのかなあとか思ったりする。
いや、まあ、そんな感じでいいや、とも思ったり。
どっちなんだと練習中、グルグルしてしまう。
サッカーは、積極さが大切だ。
ボールを取りに行く、という気持ち。
奪ってやる。なにくそ!
少なくとも、小学校低学年のサッカーは、そんなものだ。
息子は、そんな感じになれないようだ。
ガツガツいくより、ある程度平和にいきたいようだ。
カリカリ集中するより、ちょっと引いて考えたいようだ。
自分が、その息子の親だからよくわかる。
得意じゃない理由は、その性格に起因しているというわけだ。
その性格の元は、遺伝子と育て方の割合は別として、半分は僕にある。
こりゃ申し訳ない。
その責任を感じながら、ぼーっと3時間、まったりした練習を見る。
こういうの、どうしようかなあと、いつも悩む。
息子の長所は、観察力だったり、全体を捉えることにあると思う。
ダッと全力出さずに、一歩止まって、一歩引いて、考える。
だから、積極的に常に動くタイプの集団スポーツはうまくいなかいんだよね。
まあ、本人が好きでやってるんだから、それでいいんだけど。
難しいもんだ。
それよりも、良いところを伸ばそうと思っている。
それが、個性だし、それが、なにより大事なことだから。
「みんなと違う」ことがあったとき
それが、あまりにも問題なことなら、「なんとかしようよ」と言ってみるけど
それでないなら、みんなと違う「良いところ」を、伸ばしてあげたいなあと思う。