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June 08, 2006


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札幌

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昨日は東京から名古屋、名古屋から札幌に行って宿泊
午前中打ち合わせして昼に発ち、夕方に東京に戻る。

今日の夕方には、東京にいる必要があったので
札幌での打ち合わせを午前中に設定(昼に発たないと間に合わない)。
てことは、セントレア(中部国際空港)もできたことだし
前の日の名古屋から、そのまま飛行機で行くのがよいだろう…と思うも
名古屋の打ち合わせが終わるのが18時過ぎ。
打ち合わせ場所からセントレアも近くはないんで19時半着として
果たしてそんな便あるんじゃろうかと、調べると
セントレア発20:20→新千歳空港着22:00という便があったので
そのまま勢いで予約し……たのはいいんだけど
そんな遅い時間は、新千歳空港からちょうどよい快速はなく普通列車。
結局札幌の駅に着いたのは23時半で、そこからホテル。
ドッキリするくらい、札幌は遠かった。
だって、名古屋の打ち合わせ場所を出てから5時間以上かかったんだもの。

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札幌には、今やっているプロジェクトの
アシスタントデザイナーをリクルートというか、面接というか、打ち合わせ。
「たった一人に会うだけで札幌」というのも、どうかと思うが
それで半日つぶれようが、いくらかかろうが
その人が札幌にいるんだから、仕方がない。

仕事はメールでできても、「きっかけは顔合わせ」が重要だ。
先方の考えていることを聞き、スキルを見て、仕事の説明をして…が
もちろんメインなんだけど、本当に重要なのはそれ以外の時間。
本題に入る前、1時間くらい、どーでもいい話しをする。
どんなマンガが好きだとか、ペンやノートはこれがいいよねとか。
最近身の回りで起こった良かったこととか、悪かったこととか。

そういう会話の中で、互いの趣味や嗜好、仕事に対するスタンス。
抱えている悩み、抱いている夢、主となるモチベーションを確認する。
こっちも確認される。確認してもらう。
そのやりとりが重要であるから、顔を顔を合わせないといけない。
最初も途中も、急にだって。

しかし、札幌は遠い。遠かった。
笑ったのは、昨日の夜遅く着いて、寒かったこと。
「寒いのかよ!」と、札幌駅を出たとこで一人で札幌に突っ込んでしまった。

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やっぱ札幌は期待を裏切らないなぁとか思いながら
札幌駅からホテルまでとタクシーに乗ると、運転手さんが
「よさこい祭りに来たの?」(どうやら昨日かららしい)と聞いてくる。
よさこい? よさこい……と、どう考えても意味がわからず繋がらない
「よさこい」=「夜さ来い」で、確かに札幌に着いたのは夜中なんで
それは合ってるんだけど、それはどう考えても高知県。
「浅草のサンバカーニバルみたいなものかしら?」とか、考えていると
「年々来る人も増えてきてねー、今日の夜も町に人がいっぱい出てるねー。
 お客さんみたいにね、仕事終わってから夜に来る人も多いんだよね」
と、勝手に「祭りファン」&、本当に「夜さ来い」にされてしまって戸惑う。
最初は千人にも満たなかったんだけど、今は数万人が踊るとか
どうでもいい情報ながら、「数万人が踊るってどういうことだ?」と
微妙に興味がわいたところでホテルに着く。

聞くと「正式にはYOSAKOIソーラン祭り」とのことでちょっと納得する。
でも、続いて話しを聞くと、それはダンスの大会ということ。
「じゃ、祭り、じゃないじゃん」と心で突っ込むも
その踊る音楽にソーラン節が入っていればよいとのことで
「だったらYOSAKOIは関係ないんんじゃないの?」と返すと
正確には、ちょっとだけでも「よさこい節」か「ソーラン節」を使うルールで
それはどうでもよく、メインは集団でやるダンスを競う大会であるとのこと。
ますます、どのへんが「YOSAKOI」で「ソーラン」なのかわからなくなり
やっぱり「祭り」じゃなく「ダンス大会」……とか思っていると
「すごい人気で、今は札幌だけじゃなく全国に広がってるんだよ」って
ますますアイデンティティがわからなくなり、どうでもよくなった。

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そんな札幌から帰ってきた。


Posted by eno at June 08, 2006 07:49 PM


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