カミさんにとある都合ができてしまって
次男を、数時間預かることになった。
家にいても間が持たないので
急遽、葛西臨海公園まで行くことにした。
風が吹いていた。
びゅーびゅーと風がふく。
駅から、海へと続く、まっすぐな道。
海から、駅へと、風が抜けていく。
平日の夕方、2歳児を連れているパパは、さすがにいない。
というか、そもそも人が少ない。
土日であれば、人で賑わっているのだろう。
正面から来る風に、押される。
アゲインストだ。
息子は、笑っている。
ただただ、まっすぐ歩いて、歩いて、海を目指す。
振り向くと、息子が、小さく向こうにいた。
こっちを見て、笑っている。
こんなとき、どうしょうもなく、申しわけない気持ちになる。
長男のときもそうだった。
もっと、優しくて、立派な、パパもいっぱいいるだろうに。
ほんと、ごめん、という気持ちになる。
風は、より強くなる。
息子は、倒れやしないだろうかと心配になる。
しかし、それが楽しいようで、ずっと笑って、歩いている。
ゆっくりとした上り坂。
風に吹かれながら、上っていく。
海が見えたよー。
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