今日は東京、雪が降っている。
この冬では、初めてまともな雪のように感じるが
そう言ってる間に、雨に変わってきた。
雨に変わっていく雪が降る庭を見ながら思ったのだが
「雨が降っている間だけプレイできるゲーム」ってのはどうだろうか?
GPSを積んでるデバイスであれば実現できそうだ。
もちろん、ずれは起こるだろうから
雨が降っている間だけできる、という絶対の形ではなく
雨が降ると現れる、なにかキャラクターがいて......
というようにすればよいだろう。
もう古い言葉のように感じるが
ユビキタスな世の中になってきて、その反面
「いつでもどこでも」可能というのは、あまり面白くない。
ケータイ電話がない、固定電話の時代のほうが
知り合ったばかりの若いカップルの恋も盛り上がったものだ。
いまやカールさせる電話のコードもない。
エンターテインメントのコンテンツの場合
それをさせる「きっかけ」というのも重要である。
言い換えれば、想起させるきっかけ。
いまでも、明日でも、明後日でもOKなら
じゃ、明日でいいやで、明後日でもいいや、となってしまう。
テレビが強いのは、「今晩7時!」である。
「雨しか遊べない」であれば
雨が降ったときに→「あ、あのゲーム!」と思い出す。
で、プレイする。
雨が降ったら、現れる、「雨の妖精」がいてもいいし
雨が降ったら、現れる、「雨の城」でもなんでもいい。
雨というのは、どこか憂鬱である。
天気予報で、「来週は一週間、雨の日が続いて......」なんて
言われると、どこかしょんぼりした気分になるが
それが、「チャンス!」という気分に変わるだけでも
雨が降っている間しかできないゲーム、というのは
面白い効果があるのではないだろうか。
「結局、先月は殆どプレイできるときなかったよなあ......」
なんて、それだけでも面白いなあと思ってしまうのだ。
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