カミさんが、食中毒になった。
ノロウィルスかもしれないが、未だ不明。
最初は、ただの食べ過ぎだと思っていた。
一昨日は出張に行く日だった。
朝、家を出るとき、「気持ちが悪い」と言っていた。
前日の夕食の後に、1人でクリームパンを食べていたのを覚えていたので
出る仕度をしながら、「だから、食べ過ぎだって」と伝えると
「実はその後、パン2コも食べたねん」という声が聞こえたので
相手にするのをやめて、家を出た。
すると、出張先のミーティング中にケータイが鳴る。
何度も鳴るので、出ると「かなり調子が悪い」と。
動けないので、往診に来ていただいて、薬を出してもらったと。
ミーティング後、慌てて、家に帰ると苦しそうな姿。
安心したのか、しばらくすると、少しは取り戻した様子。
下の子をお風呂に入れたりと手伝えることを手伝った。
夜寝る前、体重計に乗って
「うわ痩せてる! 10代の頃以来の記録!」とか言ってたので
「まぁ、もう大丈夫かな」と思っていた。
しかし、朝になっても、回復していない。
夜中に、下の子がなんども泣いてしまうから、休めないのも大きい。
これは自分が必要だなあと判断し、仕事を休むことに。
久しぶりに、長男に朝食を作る。
といっても、ソーセージと目玉焼きを焼いて
神宗のちりめん山椒(おいしいよ)を、ご飯に乗せるだけだけど。
カミさんは寝室。
毎日、楽しみにしている『ちりとてちん』も見ずに
寝込んでいるから、「あぁこれは相当だなあ」と思う。
ところで、『ちりとてちん』、恋愛ドラマの流れになってきているのが残念。
早く、元の明るく楽しく元気なドラマに戻ってほしい。
その後、カミさんは病院へ。点滴を打つ。
カミさんが病院に行っている間、下の子の面倒を見る。
父親と判断もつかない男と二人でいても、かなり退屈そうなので
だっこヒモを付けて、1時間くらいお散歩。
カーブミラーに映る、自らのだっこヒモ姿に笑う。
近所をぶらぶらと歩いて、書店に行って、CD屋に行って
コーヒー屋に行って、JRの陸橋から電車を見た。
まだ生まれて半年ちょいだから、「でんちゃ、でんちゃ〜」とか
そういう喜びはまったくないが、大きいものがやってきて去っていくのと
「ガタンガタン」という大きな音に反応して、喜んでいる様子。
赤ちゃんの耳は、まだノイズキャンセル機能が弱いんだろうなあ。
ビニールの袋の音とか、車の音に対しても、かなり敏感だ。
陸橋の上で、だっこヒモの姿。
だっこヒモに、赤ちゃんと、上下黒のスーツの男。
たまに通りかかる人たちが、複雑な表情で通り過ぎていく。
なんとも言いようのない雰囲気なのだろう。
山手線がやってきて、湘南新宿ラインがやってきて
成田エクスプレスがやってくる。
もう半年くらいしたら、もっと大喜びするようになって
もう1年くらいしたら、列車の種類に反応するようになるんだろうなあ。
生まれてもう半年も経ったし、いろんなことがあっという間だなあ。
あっという間に大きくなるんだろうなあ。
家に戻ると、あっという間に大きくなった、長男が帰ってくる。
その後、病院から、あっという間に結婚して13年になった
カミさんも帰ってきて、いつもの家族になる。
あっという間に何年か経ったとき
こういう、ちょっとした出来事や時間が
「そんなこともあったね」と、大切な1ページになるんだろうなあ。