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October 02, 2007


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自発的20世紀少年

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新しいマンガの楽しみ方をお伝えしたい。
最近、時間があれば、これを試して、楽しんでいる。

どうやるか?
というのは、非常に簡単で
書店で、10巻くらいまで出ているマンガを見つけて
その中から、テキトーに5巻とか3巻とか、「途中から買う」。
それだけ。

そして、その巻が終わったら、また違う巻を買う。
ということの繰り返し。
どうしても続きが読みたいときは、連続する。
しかし、基本的には崩して、読んでいく。

例えば
5巻→3巻→6巻→7巻→4巻→1巻→2巻→8巻→9巻→10巻
というようになる。

そこまでのバラバラが厳しい内容だったら
5巻→6巻→7巻→2巻→3巻→4巻→1巻→8巻→9巻→10巻
くらいの揃え方でもよい。
そのバランスは、そのマンガの内容によって、自分で判断する。

これが、かなり面白い。
特に最初の頃が面白い。

まず、設定がさっぱりわからない。
「だれだ、これ?」とか「どこだ、ここ?」とか
「なんじゃこれ?」と、わからないことがいろいろ起こる。
わからないことだらけだ。

「低学年向け」が「上級生向け」になる。

そのわからないことが、物語的にわからないのか
自分が理解できていないのか、単にそれ以前の巻で説明があったのか
それすらわからないことが、すごく面白い。

そして、読み進めたり、読み戻っていくうちに
だんだんと、いろいろなことがわかってくる。
これが気持ちいい。

いつ1巻に手を出そうか、ちょっと悩んでしまうくらいだ。

あまりに伏線が多くできてしまうので、苦しくなるときもあるが
それが、パラパラと解けていく感動が、すごい。

「えっ、これ妹だったの?」とか、重大な読み落としまである。
数巻飛んで、出てこない人物がいると、なぜいなくなったか考えてしまう。

そして、最後の楽しみ方として
なにより、2度おいしいのだ。
めちゃくちゃな順番で読み終えたあと、普通に1巻から読み進めると
ものすごく気持ちいい。

僕はこれを、「自発的20世紀少年」と呼んでいる。

ただし、この読み方をするときは、マンガの選択も重要だ。
書店で、バラバラに読んで面白そうなマンガを選択することから
その楽しみは始まる。

「美味しんぼ」とか、「アカギ」をバラバラに読んでも面白くない。
それぞれ別の理由で。そういうマンガは普通に読むことをお勧めする。

長いストーリーがあって(ありそうで)
物語の舞台が動くもので(動きそうで)
登場人物が多く出てくる(出てきそうな)もの。

マンガに少し飽きたあなた。
新しいマンガに出会えないと嘆くあなたに。

「自発的20世紀少年」、オススメします。

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こんど、僕は、DVDのチャプターで、これをやってみようと思っている。
ロッキーですら、楽しめるのではないだろうか。


Posted by eno at October 02, 2007 05:27 AM


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