大貫妙子さんのコンサートを観にオペラシティへ。
素晴らしく楽しい2時間だった。
オペラシティのホールの個性も手伝って
コンサートが始まると、ステージの上は別の空間となった。
その別の空間から、音が届く。
居心地のよい、彩り豊かな音が、客席を包む。
まるで旅行をしているような気分だった。
いろいろな風景が見える。
見えるようだ、ではなく、ほんとうに見えた。
いろいろな場所で、いろいろな人たちが、交差する景色。
曲が変わると次のシーン。そしてまた次のシーン。
風向きや温度が変わったように、場面が変わっていく。
メンバーの演奏が美しかった。
想像の余地を残した照明も効果的だった。
それらを、大貫さんの声が紡ぐ物語で纏めあげ
どこかへと運んでいく。
貴重な音の空間だった。
ありがたい。
コンサートが終了し、客電がつくと
「あれっ、ステージってこんな感じだったの?」
と驚くくらい、完全に別世界へ行っていた。
楽屋前ビールは、「贅沢日和」。
大貫さんが歌っているCMのブランド。
GWのまっただ中、ほんとうに贅沢日和なコンサートだった。