先日、Google mapのマイマップのことを書いたばかりだが
Googleの新しいサービスで、「Google トランジット」がスタートした。
こちら、出発地点と、到着地点を入力すると
その経路が表示される、というサービス。
それだけなら、Yahoo!の「路線情報」でも
ジョルダンの「駅名入力検索」でもできそうなのだが
「Google トランジット」は、駅から駅、というだけではなく
駅から場所とか、場所から場所、の検索も可能となっている。
「恵比寿から、東京タワー」とかね。
もちろん、それだけでは、徒歩予測時間が加わるだけなので、あまり意味がないのだが
「Google トランジット」は、「地図」が、経路リストと同時に表示される。
そこがすごく便利。
ただ、残念ながら、徒歩の経路は、地図上に表示されない。
なんとなくざっくりと、ここですよ、というだけで。
とはいえ、地図は表示されているので、自分で見て
「ああ、こう行くんだな」と確認はできるわけで
どこかへ行くときに、プリントアウトして地図として使うにはすごく便利。
「ほかにそんなサービスなかったっけ?」といえば
実は似たようなものも、それ以上のものもあったりもするんだけど
Googleは地図が美しいんだよね。
色遣いとか、書体とか、ラインとか。
上の図を参照していただければ、わかりやすいですが
Googleでは、縮小マップと、拡大マップで
描く内容が大きく違っている。
拡大されるにつれ、情報が細かくなっていく。
逆にいうと、縮小マップで、細かいところまで描かないことで
地図が汚く見づらくなることを避けている。
そんなところが、美しいと思うんだよね。
Googleの地図は、元々はアメリカだったわけだけど
その元祖のアメリカの地図と、日本の地図は大きく描き方が異なっている。
同じ会社のサービスとは思えないくらいだ。
アメリカの地図は、アメリカで売っている地図みたいだし
日本の地図は、日本で売っている地図みたいだ。ニーズを踏まえている。
(下図がアメリカの地図(シカゴ))
単に「アメリカのサービスを日本に持ってきました」ということでなく
日本に合わせた「日本版」の開発をしているところに、Googleのすごさを感じる。
日本に合ったサービスの開発を、もっと進めてほしい。
「恵比寿駅で電車を降りて、どこか近くで評判の焼き肉を食べたいなあ。
だけど、サイフの中が寂しいんで、その前にATM。あと予算は10000円以内ね」
みたいな検索ができる時代が、もうすぐそこまできているんだよね。
そこまで繋がって、やっと「総合検索サービス」の価値が出てくるのであります。
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