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August 20, 2006


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風と緑の時間

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風と緑と時間を味わった。

都会を離れることは、人工物を離れることだ。
人工物から離れることは、現代から昔へと戻っていくことに近い。

空があって、雲がちぎれ、風が流れている。
山がそびえ、木々が立ち、草がそよいでいる。
ただ、それだけ。
ただ、それだけの風景。

人工物に囲まれる毎日を離れて、自然に囲まれる。
厳しさと、穏やかさの両方を持った風景。
自然のリアリティと迫力に一瞬、声が出なくなる。

視界いっぱいに、雄大な自然が広がると
その向こうのさらなる自然、太陽からの光を感じる。
太陽からの光が、この地球の空を抜け、地上に届くのを感じる。
散乱して青い空を浮かび上がらせ、光と影で雲を形作る。
地上に降り、それを受け止めた植物が緑色に輝く。

大昔は、こんな感じだったのだろうか。
大昔は、こんな大地を、だだだっと駆け回っていたのだろうか。
それとも、大昔は、空の色も、草の色も、違っていたのだろうか。

変わらないのは、太陽があったということ。
太陽があって、地球があって、自然があったということ。
同じように風が流れ、草がそよいでいたということ。

雄大な自然のスケールによって
時間のスケールまで感じさせられる。

風が吹いて、ふっとそこに行ったような気がした。

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(今回のエントリは写真をクリックすると壁紙サイズに大きく表示されます)


Posted by eno at August 20, 2006 04:20 AM


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