森絵都さんの『風にまいあがるビニールシート』を
いろんな人にオススメしていたら
子どもをお持ちの方に「こちらもいいですよ」と
森絵都さんの子ども向け本「にんきもの」シリーズ
『にんきものの本セット』をいただいた。
もちろん、子ども向けの本なので
息子に読ませるか、息子と一緒に読むか
カミさんと息子に一緒に読んでもらうかの本であり
僕が一人で読んだところで
「そうか、この殉職した警部補の娘って実は……」とか
「あの何気ない台詞が俊雄との距離を作ったのか……」とか
そういう「なるほど!」的なものがあるはずもないのですが
子どもに向けた……というか、子どもが読む本としては
すごくいい出来ですね、これ。
あ、4冊セットなので、これら。
森絵都さんって、登場人物の「こころ」を
直接的じゃなく、周囲から描くのがうまい人なんですね。
森絵都さんは、講談社の児童文学新人賞でデビューした方なので
こちら側(といっても、他の作品はもうちょっと上の年齢ですね)が
元々なわけで、子ども向けの作品の出来がよくて、当たり前ですが
最初に読んだのが『風にまいあがるビニールシート』だったので
なんだか不思議な驚きがありますな。
ま、自分でどうこう思うより、息子の反応を見よう。
僕は『いつかパラソルの下で』と『永遠の出口』を
早く買って、読みたいな。
あー楽しみ。
『DEATH NOTE』は、今日の新幹線の往復で読みました。