カミさんが仲間と外で食事だというので
珍しく早く帰って、息子と過ごす。
近所をプラプラ歩いて、パスタ屋に入る。
注文されたサラダやパスタやピザがテーブルに運ばれるたび
息子の皿に取り分けてあげるのだが
当たり前だが、端からみたら完全な親子だなと思う。
完全に親子なんだけど。
1口サイズのパンを2つにわってあげて
豚肉のリエットと、鶏肉のリエットを、それぞれ乗せて手渡す。
豚肉のリエットのほうが美味いという。
オレもそう思うよ。
プロシュートとルッコラにかかったチーズが美味いという。
オレもさっきそう思いながら食べていたよ。
デザートはどうしようか、という話題になり
あまり面白そうなメニューがないので、作ろうか、と盛り上がる。
前に一緒に作ったシェイクに良い思い出があるようだ。
近所のスーパーへ行き、いろいろ食材を買う。
スーパーの冷房が、寒い、寒いと、まとわりついてくる。
で、買って帰って、ちゃちゃっと作って、できあがり。
「Memoria di estate」〜夏の思い出〜
「北海道産有機小豆と白桃のバニラアイス寄せ」だよー。
一緒にむしゃむしゃと食べる。
3層のデザート。
桃の下のほうが、アイスで冷やされて、いい感じ。
やがて、下にもぐった小豆が混ざって、面白い味になる。
息子が下の小豆をほじりながら、美味いという。
ほんとに、ありがとうな。
テーブルに映った手の影の大きさが、こんなに違うと息子が気付く。
何をいう。だんだんと、この大きさの差がなくなっていってるんだよ。