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July 24, 2006


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Pulse / Pink Floyd

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やっと出た。
やっと買った。

Pink Floydのライブ『Pulse』のDVD。

延期に延期を重ねて、やっと発売になったのだが
それが、シドの死の直後というのが、すごいタイミングだ。
Shine On You Crazy Diamondも、Wish You Were Hereも
複雑な気持ちで耳に届くこととなった。

Pulseのライブ映像は持っていたんだけど
DVDではずいぶん変わっているように思える。
音はもちろん良くなっている。

Pink Floydについて、詳しく知らない方もいると思うので
なにかしら説明を書こうと思ったのだが
どこからどう書いてよいのか、わからない。
書く内容が絞れない。絞りようがない。
ある程度書こうと思ったら200行くらいになるだろうし。
いきなり放棄で申しわけないのだが
googleやYahoo!で検索して、いろいろ調べてほしい。
そのほうが、僕の文章なんかより、興味を抱くだろうから。
どの方向に興味を持つかは、人によって違うのでね。
そのくらい凄いバンドだというのは確かなことだ。

もし、知らない音楽に出会いたいという気持ちがあるなら
『Dark Side of the Moon(狂気)』というアルバムからでも買って
じっくりと何度も聴いていただきたい。(ベストとかでなく)
音楽が好きで、このアルバムを持ってないとか聴いたことがない
という人がいるというのは、ほんとにもったいないことだ。
明るいポップスしか聴きません、という人は難しいかもしれないが
「ズゴーン!」とヤラれて、一生聴き続けることになるか
「なんじゃつまらん」となるか、どちらかだと思います。
そんな賭け事っていうか、体験ができるってのも凄いことですわ。

僕はもちろん前者で、もう20年近くずっと聴き続けている。
(それでも出会ったのが遅かったのが残念だ。
 The BeatlesやKraftwerkのように子どもの頃に出会っていれば……)
僕に影響を与えた音楽家/バンドの10のうちの1つだろうなあ。
いや、間違いなくそうだなあ。

あ、全然、DVD『Pulse』の話、してないや。
本作は1994年のツアー、300万人以上を動員したライブのDVD化。
まさに「史上最大の光と音のスペクタクルショー」。
巨大な円形のスクリーンに、ヴァリライトとレーザーの嵐。
そして、前述の『Dark Side of the Moon(狂気)』からの全曲演奏ですね、やはり。
もうこれだけで、メシが7杯くらい食えます。
元ヒプノシスのストーム・トーガソンのアートもやっぱりいいね。

僕が買ったのはこの『Pulse』は輸入盤でして
日本版は『驚異』という名で、9月に発売予定とのこと。
(なんじゃそのネーミング。「驚異」ってオーディエンス側の感想だろ)
リージョンフリーなので、ぜひ輸入盤をオススメしますが
日本版には入門書みたいなのが付くらしいです。

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Pink Floydで思い出深いのが、99年の東京ゲームショウ。
SEGAの大きなステージが、パブリッシャー毎に30分の時間が与えられ
普通はそれぞれ新作発表とか、デモプレイとかをするんだけど
僕が選んだのは『Atom Heart Mother(原始心母)』の完全ライブ。
僕も含めキーボード2人(ブラスセクションの代わり)に、ギター2人。
ドラムに、ベースに、コーラスが4人。ステージの上には10人のメンバー。
MCなし。説明もなし。ゲームの紹介も説明も画面もなにもなし。
ただ約25分、1曲を丁寧に、一生懸命プレイしたのでした。
それが新作のメッセージ。
あー懐かしい。


Posted by eno at July 24, 2006 05:06 PM


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