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July 18, 2006


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海賊版撲滅キャンペーンという愚行

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映画に行くたびに思うことだが
これ、絶対に止めてほしい。
すぐに止めてほしい。

どうして、映画を観る前に、濁った黒い涙や
気持ち悪いドクロの映像を見なければならないのか。
なぜ、下剤を飲んで作曲したエリックサティみたいな
気持ち悪い音楽を聴かなければならないのか。
どうしても、告知しなきゃならないというなら
せめて、映像を変えてほしい。
音楽も変えてほしい。

こんな失礼で不愉快極まりない映像を
お客さんに対して何の配慮もなく流している
日本国際映画著作権協会というのは
一体、どういう神経をしているんだろうか。
映画について、なにを知っているのだろうか。
はっきり言うが、馬鹿じゃないだろうか。

僕らが映画を観るとき、どんな気持ちで
スクリーンに向かっているのか、理解できないのだろうか。

コマーシャルが流れ、少し暗転し、予告編がいくつか流れ
完全に暗転して、「さあこれから!」というタイミング。
絶対に、やっちゃいけないことですよ、これ。

ライブの前、ステージが暗転したと同時に
「ダフ屋行為は……」なんて言い出しますか?
ドクロの映像見せますか?

旅行で到着する前、飛行機の中の映像で
「日本人を狙った残酷な犯罪が多発しています」なんてありますか?

『CARS』のアニメが始まる前にドクロの映像を見る
子どもたちの気持ちくらい、せめてわかんないかなあ。


「映画が盗まれている。感動も盗まれている」というが
今から始まる映画や、その感動を盗んでいるのはお前たちだ。

それも大きな罪であるということが、理解できないのか。


Posted by eno at July 18, 2006 11:58 PM


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