iPodで音楽を聴くときは
ずっとiPodに付いてきたヘッドフォンを使っていた。
圧縮した音を聴くわけだし、まあそんなもんでいいやと。
しかし、だんだん、解像度が気になってくる。
安い印刷の写真を見ているような。そりゃそうなんだけど。
「iPodで聴くわけだから、こんなもんだろう」と
割り切っていた自分を反省し、専用ヘッドフォンを購入することにした。
悩みに悩んで、audio-technicaの「ATH-CK7」を購入。
もちろん、そのスペックが第一の理由だけど
音漏れしない耳栓型が欲しかったのと
ルックスもあるけど、軽いチタンのボディがよかった。
iPod用に、iPod nanoが買える値段のヘッドフォンというのは
さすがに抵抗があったんだけど、仕方がねぇ。中途半端はよくない。
中途半端が最も後悔する。
解像度を求めたわけで、そこに関しては正解。
このタイプのヘッドフォンで、この性能はすごいなあ。
細かいとこまで聞こえます。
だけど、低音が少ないというか、甘いので、ノリが出ない。
Boostしても違う感じだし。
全体的に、四角いというか固い音ですね。
慣らし運転のエイジングが進めば、ちょっとは変わるかなあ。
とはいえ、元々のヘッドフォンに比べればかなりの差。
ケータイのカメラの画像が、専用デジカメの画像くらいに変わる。
携帯プレイヤーで音楽を聴くのが、楽しみになった。
ま、移動中に爆音テクノを求めるのは、ちょっとやめて
細かいハーモニーを楽しむ曲をいっぱい取り込もうと思う。
あと、どういう機能かわからないんだけど、コードが絡みづらい。
そんなとこも、iPod用として優れていると思った。
そう考えれば、そのニーズに合わせて機器を選ぶべきである
ということを、今更ながら再認識。
iPodだって、音の性能ではなく、携帯性とパソコンとの連動機能を理由に
選択しているわけだから。
ところで、部屋用のヘッドフォンは長く「MDR-CD900」を使用している。
LiveとかDJのときの、モニタとしても慣れた同じものを使えるというのがその理由。
「音楽を楽しむ」には合わないかもしれないけど
モニタのヘッドフォンとしては、素晴らしい製品だと思う。
メインのスピーカーも「JBL 4344MkII」にしたいなあ。
いくらなんでも高いよなあ。