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November 05, 2002


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高ぇー!

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高ぇー!は「たっけぇー!」と呼びます。
久しぶりにこの言葉を口にした。

先日、丹下健三さんのが発売されたと聞いたので
僕は興奮しながら、夜中に久しぶりに青山ブックセンターに向かった。

丹下健三さんは、1913年生まれですので、もうほぼ90歳!
の僕の大好きな建築家です。
東京カテゴラルから、新宿のパークビル、表参道のハナエ・モリ・ビル
(あれが1978年のデザインとは!)
僕の大好きな246沿いの国連大学ビル
そして、球体の展望台が斬新なフジテレビ本社ビル
代々木の国立屋内総合競技場(これが僕のベスト)と
余りにも、カッコよく、ステキで
常にモダン!を感じる素晴らしい設計をされる建築家です。

僕が建築に興味を持ったのは、彼がきっかけでした。
自分が街で見る好きなデザインが、ほとんど彼の手による
ものだと知ったとき、「建築」という言葉の脳の中の位置が
ちょっと動きました。
まだまだ、若かった頃ですが。

そうやって、建築にも丹下健三にも興味を持った僕ですが
彼の本って全く出ていない。
たぶんだけど、作品展もないんだと思う。
そんな彼の本が出たのだから、嬉しかった。

最近、何故か違う本屋ばかりで、青山ブックセンターの
六本木店には、しばらくぶりだったのだが
夜中だと、ここ(広尾)からタクシーであっという間だ。
青山ブックセンターには、丹下さんの本が売っていると
勝手に思って、何も調べずに行ったのだが、そうブランディング
されてている青山ブックってスゴい。
ま、そんな夜中にやっている本屋って青山ブックくらいしか
ない、というのもあるのだが。

と、店内を進むとあった。
しかも、一階から中二階へと進む階段の先に。
ドドーンと。
これも丹下さんの建築か?と思うほど
すばらしいプレゼンテーション。
まるで、アマヌサの建築コンセプト。
階段の上に素晴らしい空間の出現だ・・。
(そちらは、ケリーヒルだが)

で、買おうと手にした。
デカい、重い。
一応、値段を見ると、28500円!
高ぇー!!
(ここで、この発言をした)

いや、本の素晴らしさも価値も理解できる。
だけど、ここで、「はいこれ」って
28500円の本、買えるかー、オレ。
もちろん、仕事に関係する本だったら、たまにはあることだ。
だけど、オレは建築の仕事には縁がない。

いやー、微妙だなー、28500円。
40000円だったら、ちょっと諦めるし
15000円だったら、買うんだけど
28500円はなぁーー。

ということで、今月、ちょっと余裕もないので
また今度、ということになってしまった。
いや、心の準備があったら、買ったかもしれない。
時間的準備があっても、お金とっておいて、買えたと思う。
だけど、突然の28500円は、なかなかひく。
CDJが壊れたら、買うだろう。
それに比べたら、全然安いではないか。
だけど、何故か買えない28500円。
あんなに好きなのに、あんなに尊敬しているのに
どこかで買えない28500円。
それは、何故か?
高ぇーーー!からだ。

そして、帰って調べて知った
2500部限定だそうだ。
少ぇーー!
そして、だから高ぇーー!
チョコエッグか!?(ちと古い)
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Posted by eno at November 05, 2002 04:09 AM


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