enoblogbanner2011.png
kenjienotwitter.png


July 24, 2010


linepen.jpg
TwitterとCEOのEvan

tujs1.jpg

Twitterのイベント「Tweetup Japan 2010 Summer」が終わった。

恵比寿ガーデンルームは、500人で大賑わい。
そのうち、数千人の規模のイベントになるんだろうなあ。


今回は、Twitter社のCEOである「Evan Williams」が来日して
Twitterに関してプレゼンしたり、来場者と会話したりした。


僕は、開演前、開演中、開演後と、仕事のこともあり
何度と、Evanとコミュニケーションをする機会があった。
また、彼の舞台上や、舞台裏の、ちょっとした動きとか
表情みたいなものを、近くでずっと見ていたのだが

正直、彼のことが、しばらくあまりよくわからなかった。


あまり感情を表に出すタイプではないし
どこかシャイだったり、繊細なものを持っている人
というのは、最初からよくわかっていたのだが
であるから故、その人間というものが掴めなかった。


あのTwitterが、あのTwitterであるから
「Twitter社のCEOという人は、どういう人なのだろう?」
という興味がものすごくあった。
しかし、さっぱり伝わらない。
失礼だし、偉そうではあるが、イベント開始前にすでに
「よくわからんなー」となってしまった。


やがて、イベントの終盤になると
突然、Evanが舞台上ではなくフロアに降りて
来場者=日本のTwitterユーザー達とコミュニケーションを始めた。
そのとき、初めて、Evanの顔が変わった。
Evanの顔が、ほんとのEvanの顔になったように感じた。


彼は、Twitterのユーザーが
どう思って、なにを考えて、なにを感じて
なにをほしがって、なにを嫌がってて、なにを望んでいるか?
というのを、真剣に聴きたがっていた。
聴こうとしていた。
言葉としてだけではなく、日本のユーザー、マーケットというのを
感じ取ろうとしているのが、よくわかった。


Twitterの創業者では、Evanに加えて、Bizという男がいる。
Bizには、先日もサンフランシスコでお会いすることができた。

Bizは、どちらかというと、前に出て行くタイプの人間で
「Twitterいいでしょう! みんなで楽しんでよ!」的な
元気な「送り手」という態度の人間である。

それに対して、Evanは、1歩後ろから冷静な態度
という感じのキャラクターなのだが
Twitterユーザーと一緒になって、Twitterの未来を
創り上げていきたいんだ、という気持ちは
Evanのほうが、強く持っているように感じた。

Twitterという会社は、そういうバランスの上で成り立っているようだ。

tujs2.jpg

イベントが終わると、会場の撤収作業が始まるため
会場にいる全員が外に出されたのだが
扉を出たところには、まだまだ大勢が残っていた。

会場の外で、各々コミュニケーションを続けていたのだが、その中にEvanがいた。
Evanは、多くのユーザーと会話をしていたり
一緒になって写真を撮っていた。
ずっと。

その感じがものすごくよかった。そのときの顔。


僕は、やっとEvanを、少しだけ理解できたように感じた。


Posted by eno at July 24, 2010 10:52 AM


そのほかのブログ記事(最新30)