ロンドンに行ってきた。
といっても、それがblogを更新しなかった理由ではない。
戻ってきたのは、もう1週間も前だからだ。
もちろん、忙しいのが最もな理由ではあるけれど
なんだか、blogを書かなくなってしまって
1つ前にも書いたけど、ほんとよろしくない。
このblogは当初から「無理して書くのはやめよう」と思っていた。
毎日更新などしてしまうよりも、書きたいときに書きたいことを書く
というほうが、良い内容になると思えたからだ。あ、僕の場合ね。
なんだけど、わかったのは、これは習慣みたいなもので
書かなくなってしまうと書かなくなってしまう。
書き続けると書くようになる。
だから、今日からは、わりとちゃんと書こうと思っている。
僕にとって、このblogはとても大切な存在なのだ。
とか前にも言った気がするが‥‥申しわけない。
ロンドンは、WiiWareの『きみとぼくと立体。』の海外発売が
ヨーロッパでは明日ということもあって(北米はこの月曜に発売されました!)
メディアが集まる会=ロンドン・メディア・サミットがあったので
これいい機会と、そこに呼ばれた、というのが行った理由。
(因みに海外名は"You, Me, and the Cubes")
いろんなクリエイター達が呼ばれて、ヨーロッパ中、いやそれ以外の国からも
いっぱい集まってきたメディアから取材を受ける、という集まりだったのだが
行ってみたら、日本からは、僕1人!
というか、200人くらいいた会場に、日本人、僕1人!
朝から晩まで、いくつ取材を受けたかわからないくらい取材を受けたが
もーーーう、大変。
朝8時半に集合して、夕方の18時に終わる頃には、かなりくったくただった。
始まったら、取材、取材、取材と連続したので、時間を確認するひまもなく
途中、さすがにもう14時くらいかなと時計を見たら
まだ12時にもなっていないと知ったときは驚いた。
ロンドンには、前日に入った。
何故だか、入国に1時間近く待たされて
空港で待っていた、手配していただいたドライバーが心配していた。
空港を出ても、いつもなら40分〜60分で市内まで着くのが
渋滞で1時間半近くかかって、ホテルに着いたら、もう夜だった。
ホテルでシャワー浴びて、着替えて
せめてちょっとくらい街を歩こうと、フロントに行くと
いつのまにかどしゃぶりの雨で、そのまま部屋に戻った。
部屋のルームサービスで食べた、チーズが美味しかったのが救い。
翌日は、朝から晩まで、メディア・サミット。
終わっても、20人以上で飲んで食べて、ふらふらでホテルに戻る。
そして、出発の日。
といっても、昼過ぎには空港へのドライバーと待ち合わせしているので
午前中、ぷらぷらと近所を散歩することで終わってしまった。
と、ぱっと書くと、たったこれだけのロンドン滞在。
写真を見ると、まるであちらこちらへと、行ったように見えてしまうが
ほとんど、ぜんぶ、最終日の午前中の散歩で撮影したものだ。
実質2日間で、帰ってきた。(-:
。。。
ロンドンという街は、なんだか疲れているように思えた。
経済が大変なのだと思う。
失業率とか、空いている物件が、大変なことになっていると
現地のメディアの人にきいた。
でも、去年、Yellow Magic Orchestraの公演でロンドンに来たときは
まだまだ、ずいぶん人が元気だったように思える。
だから、このたった1年で、ずいぶん大きな変化があったのだと思う。
実際の経済よりも、精神的なものが大きいのだと思う。
たった数年前は、ロンドンの経済はすごかった。
例えば、2007年の夏は、1ポンド=250円だった。
それが、今年は一時的には120円にもなった。
そして、僕がいった先週は、1ポンド=160円。
めちゃくちゃだし、基本的にがた落ちだ。
ま、そもそも、1ポンド=250円、というのがおかしい気がするが。
簡単な晩飯食べるのに、軽く1万円以上になってしまう。
メディア・サミットでは、多くの国の人たちと喋った。
UKの人、スペインから来た人、ドイツからの人、フランスからの人。
たぶん、15くらいの国から来た人たちと喋ったと思うが
一日に、それだけの多くの国の人と喋ったのは初めてのことだと思う。
それはいい経験だった。
それらの人たちと、コミュニケーションするのは「英語」、という
あたりまえのことだけど、そのことにも、深く考えさせられた。
帰りの飛行機は、10時間近く、ぐっすりと寝た。(-:
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