昨日も、下の子と散歩に行った。
驚くのは、たった数日で、変化があることだ。
微妙ではあるが、喋る言葉が成長している。
ま、言葉、なんていうレベルじゃないんだけど、まだ。
そんなことを、時間を共有することによって、気付く。
最初は、通じる言葉、というか単語を
ただ、乱暴に言うだけだった。
「まんまー」とか、「ねんねー」とか
「ちんかんちぇーん!(新幹線)」とか、そういう単語。
ちょっと前に、言葉を繋げることを覚えた。
「にいに(兄ちゃん)、いにゅあい(いない)」など。
最近では、3単語が繋がることもある。
まあまあ文章になってきた。
しかし、ここにきて、よくわからない
自分で考えた言葉を、連発するようになった。
自分で考えたというか、誰かから聞いたり
歌などから引っ張ってきたのかもしれないけれど。
その日によって、多少、その自分語は違うんだけど
昨日のブームは、「デンデンダン!」だった。
「デンダンデデン!」だったり、「デンデンダデン!」だったり。
いつものようにJRの高架橋に行って、電車が通るのを眺める。
息子は、あっち側へこっち側へと、電車が行ったり来たり
橋の下を通過したりするのを、興奮しながら見ている。
僕は、ちょっと、ぼうっと仕事のことなんかを考えごとしていた。
すると、突然、息子が大声で
「パパ、ぜんぜんダメ。運だけ!」と叫ぶ。
「運だけ」とはどういうことかと、2歳児に問いかけようとするが
「パパ、デンデンダデン、ウンゲン!」みたいなことを
言ったのだと思い......、だけど、あまりの突然さにびっくりする。
「運か......」
足下で電車が通過して、ゴトンゴトンと枕木が鳴った。