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September 29, 2008


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霧の中のベトナム

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ベトナムのことを書こう。

といっても、なんだか霧の中。

なぜ、なんだろう?
こんな感覚は初めてだ。

記憶がない、とかそういうことではない。
まだそんなに経ってないわけで、記憶は鮮明だ。

だけど、実感として、ものすごく不透明だ。

1つ思うことは、前半でホーチミン。
後半で、ニャチャンのアイランドリゾートと
日本を離れ、普段の東京とは、まったく違うところへ行き
さらに、まったく違うところへ移動したからではないだろうか。

過去にも、パリからローマとか似たような体験はあるが
ホーチミンとビーチリゾートほど離れていない。

でも、はっきりとは理由はわからない。
わからなくても、ぜんぜんいいんだけど。

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初めて行った、ホーチミンは、思ったより近代化していた。
もうちょっとレトロな雰囲気かと思っていたんだけど。
とはいえ、新しい、という感じではない。

ホーチミンの街から少し離れると
高層マンションが多く建設されていた。
建築予定地の看板も多くあった。

どうして郊外の高級高層マンションに住むのか?
市内に一軒家建てたほうがいいじゃないか?

とドライバーに訊くと
安全面とステータスだと言っていた。
わかるけど、わからないなあ。
どっちも、同じコストで実現できるように思うんだが。


ベトナム料理は、大好きになれなかった。
滞在中は、ぜんぶ、あちこちでベトナム料理を食べたんだけど。
どれも、美味しい。
どれも、美味しいんだけど、飛び抜けた皿には出会わなかった。


ホーチミンの街は、聞いてはいたが、バイクの数が凄かった。
ほんと凄すぎて、最初は戸惑った。
滅多に信号なんてないから、大群の川魚が泳ぐ川を渡るように
バイクの群れの中を、道路を横断するのだが
最初は、まったく渡れなかった。
こっちで言う、明治通りみたいなところも、信号なし。
が、最後には、スイスイと慣れてしまった。


ホテルにラウンジが付いていて
インターネットなんかができるんだけど
そこはいつでも、アルコールまで飲み放題で
軽食が食べ放題、というスタイルがすごくよかった。
カレーがうまかった。

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後半は、国内線でニャチャンに移動。
まったく変わって、ビーチリゾート。
ある意味、ベトナムにいるのか、バリ島にいるのかわからない。
食事とスタッフの衣装がベトナムだけど。

船着き場まで移動して、そこから船でリゾートへ。

ヴィラに自転車が置いてあって、リゾート内はそれで移動。
それが、すごく楽しかった。

ビーチがキレイだった。
もともと、宿泊者しかビーチにはいないわけだけど
日差しが強いおかげで、誰も長いことビーチにはおらず
ほとんどずっと、貸し切りビーチだった。

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本土から船で移動、といっても
車で行けない離れた湾に移動するだけかと思っていたんだけど
スタッフは、「違う島」に、移動したかのように説明していた。

誰もが、いつどんな会話でも、「island」と言っていた。

そう言われれば、確かに確かめようもないし
ビーチの反対側は山だし、道はそっちに伸びていないし
地図もなければ、案内図にはそっち側は書いていない。

これは、良いアイデアだと思い
だったら、そう思いこんだほうがいいやと、そう思うことにした。
帰ってからも、わざと調べていない。
曖昧な感じが、すごく良い。

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しかし、霧の中だなあ。
ほんとに、そこに居たのだろうか。
思い出すたび、そんなふうに感じてしまう。
記憶を植えつけられたような。

そんな思い出のベトナムである。


Posted by eno at September 29, 2008 06:50 AM


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