March 30, 2007
イベントとケータイ

clubkingdeluxe.jpg

今日の夜は、六本木のSuper Deluxeで行われるイベント
『CLUBKING DELUXE』だ。いやー楽しみ。

僕はSTOP ROKKASHOのくくりなので
あまり楽しいこと、喋れるかどうかわからないけど
他にも、桑原茂一さんや、エレキコミック、茂木健一郎さん
などなどが出演するので、楽しく盛り上がるでしょう。

21時から5時までなので、こりゃ大変だ。
一緒に喋っていただく、田中優さんに失礼ないようにしようっと。

<<CLUBKING DELUXEの詳細はこちら>>

ところでケータイを変えてみた。
SH903iから、SH901iCへ。
わざわざ世代を戻すこととなる。
シャープはシャープなんだけど。1つ前に使っていた機種。

シンセサイザーなどと違って、旧世代の価値など
ケータイ電話にはないわけだが(デザインとかではあるかもしれないけど)
昨日、以前使っていた、SH901iCにFOMAカードを移した。

理由はひとつ。写真……というかカメラ。

以前にもblogで書いたが、SH901iCはカメラが良かった。
SH903iのカメラが弱いというわけではなく、SH901iCが素晴らしすぎた。
「ケータイのカメラ」に徹しているんだよね。
撮ったそのファイルが、実に素晴らしい。味がある。

いや、GR DIGITALも持っているわけで
そんなに、カメラカメラ言うなら、デジカメ使えばいいわけだけど
常に持って歩くのイヤなんだよね。ポケットにはケータイだけで。
どこかに出かけたりするときには、GRを持ち歩くんだけど。

あと、ケータイのカメラとして、SH901iCは、特別な仕上がりがある。
そう考えたら、シンセサイザーと同じく、旧世代の価値があるよね。
カメラには。ロシアのLOMOみたいな味とかも含めて。
SH901iCと同じ仕様のケータイってないのかしら?

アンテナ折れてるし、電池カバーも無くなっちゃってるし
ところどころ傷だらけの、SH901iC。
画面も小さい。アンテナ折れてるから感度も悪い。
……といって、いまさら新品のSH901iCを買い直すのもなあ。
だけど逆にいえば、新しい機種を使う理由ってなんだっけ?
あれ??

Posted by eno at 12:09 AM
March 29, 2007
ポリス インサイド・アウト

thepolice.jpg

先日のグラミー賞で再結成を果たし
週末から自ら監督したドキュメント映画が公開される
ポリスのドラマー、STEWART COPELANDも参加の
映画公開を記念したパーティに行ってきた。

COPELANDは、ピースフルなやつだった。
キャラクターは明るいし、ジョークも多い。
年は取ったが、カッコええやつだった。

公開する映画は『ポリス インサイド・アウト』という題名。
ドラマーである彼自身が、当時カメラを回していたリアルな素材。
それをポリスがまた動き出すいま、編集し、公開するというもの。
たった5年間の活動。
デビューから、スターダムを駆け上がり、活動停止となるまでの
インサイド・ドキュメンタリー。

六本木ヒルズのTOHOシネマズ他で、31日から公開。
2週間という上映期間なんで、あっという間に終わってしまうが
栄光のバンドの舞台裏という、リアルなドキュメントに興味がある方はぜひ。

その映画のオフィシャルサイト内に
80年代を語る、「TOKYO80s REAL STORY」というコーナーがあって
僕も喋っています。
オフィシャルサイトにENTERした後、右矢印の「MORE」を押して
スクロールすると出てくる、ライターをクリックすると読むことができます。

<<ここをクリックするとオフィシャルサイトにジャンプします>>

copeland.jpg

パーティの最中、会場にいた女性がCOPELANDに訊いた質問
「当時のポリスと、いまのポリス。
 最も違うところはどこで、最も変わっていないところはどこですか?」
に対して、COPELANDが笑顔で応える。
「なにもかも違うよ。そして、なにも変わっていない」

Posted by eno at 10:55 PM
March 28, 2007
空豆

soramame.jpg

空豆を焼く。

空豆を皮のまま焼く。

空豆は、豆だけ見るとかわいいが
皮が付いた状態では、なかなか大きい。
立派なもんだ。
中の豆を守っているんだもんね。

空豆をよく洗って、端っこを切って
背中に包丁を入れる。
後で取り出しやすくするために。

次に、魚を焼くグリルに並べて、焼く。
黒こげになるまで。

皮は黒こげになっても
中の空豆は、平気なもんだ。

皮が焦げたら、料理完成。
そのまま、大きな皿に並べる。

中の豆を取りだそうと
包丁で作った切れ目に手を入れると
ぬるっとしている。

ぬるぬるっとしている。

生き物である感触。
生き物から生き物を取り出す感覚。

息子に、皮の中を触ってみろよと言うと
「うわ」と言って、ぬるぬる感に驚いている。

「生きてるだろ?」
「生きてる…」

Posted by eno at 05:25 AM
March 27, 2007
東京ミッドタウン

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今月30日にオープンする、東京ミッドタウンに行ってきた。

東京ミッドタウンが建つのは、六本木の防衛庁跡地。
六本木ヒルズのオープンから4年。
もう1コの六本木の大きなプロジェクトが完成した。

昨日は、プレオープンみたいな形。
知人がお手伝いをしている、AROMATIQUEのミッドタウン店を覗いて
その後、ガレリア内のテナントをいろいろ見てまわった。

どのテナントも招待客の対応で、あたふたしているかと思ったら
ワイワイと、みんな賑やかで楽しそうだ。
やっぱりオープンというのは、いいねえ。
わくわくするもんだ。
シャンパングラスとフィンガーディッシュが、あちらこちらで振る舞われる。

アーティストとか文化人とか芸能人とかがうろうろ。
野村沙知代にぶつかりそうになって、ドン小西に挨拶された。面識ないんだけど。

midtown2.jpg

どうしても比べられることになるだろう
六本木ヒルズとは大きく違ってみえた。

ヒルズは、カチっとした作りの未来的な感じだが
ミッドタウンは、ゆらっとした作りの有機的な感じ。

どっちが好きかは、ずいぶん好みが別れると感じた。
入っているテナントのセンスもぜんぜん違うし。
グランドハイアットに対して、リッツカールトンだし。

ヒルズがピアノなら、ミッドタウンはチェロ。
ヒルズがカタカナなら、ミッドタウンはひらがな。
ヒルズがドバイなら、ミッドタウンはバリ。

YES/NOの選択式で、あなたはどっち派みたいな
雑誌のページが見えてくるくらい、本質は異なるように思える。

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ただ、なんだろ。
すげぇぜ感は薄い。
オープンしてわぁっと行って、あれこんなもん?
みたいな感じになるんじゃないかな。
普通にそこにある街、という感じで。前からそこにあったような。
ヒルズのオープンのような、すげぇなという感じはない。
コンセプトがパキっと明確じゃないのも大きい。
ただ、逆に言えば、そこがミッドタウンの良さでもあると思う。
あまり無理してない感じは、居心地の良さになると感じる。

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しかし、六本木という街は大きく変わった。
ずいぶん、未来的で景気のいい街になったもんだ。

Posted by eno at 01:56 PM
March 23, 2007
通信簿

tsushinbo.jpg

家に帰って食事。
息子が2年生最後の日だった。
次に行くときは3年生だ。

とまあ、そんくらいの気分でいたんだけど
突然、息子から通信簿を差し出される。
あわわわ。
あわてふためく。
そうか。それがあるのか今日は。
たまたま帰ってきてよかったよ。


通信簿の中を見る。
パラっと2つ折りを開く。

1学期に比べ、2学期にへこんだ部分が
3学期では戻っている。がんばったなあ。

で、なんかコメント言わなきゃ。
えーと、えーと。
あわわわわ。
息子、オレの目、見てるじゃん。
オレのコメント、待ってる。


最近、こんなことを書くのが多いような気もするが
父親としての自覚というか、役回り認識していないんだよなあ、きっと。

ちょっと前までは、子供だったのよ。
小学校とか中学校とか行ってたんだよ、自分も。
そして、高校中退して、会社作って
なんやかんや忙しいうちに、結婚して、子供ができて
赤ちゃんだねーとか言っているうちに、幼稚園に入って
あいうーとか、ドレミーとか、ワハハと笑ってるうちに
小学校入って、もう小学1年生かあ、とか思ってたら
もう2年生が終わるんだもん。

早いって。
早すぎるよ。

けっこう前のことではあるけれど
オレだって、父親に通信簿見せて、コメント待ってたんだもん。
それがもう、そっち側なんだよね。

なんでだろ?
他のことは、それなりに普通に父親できるというか
自然にしていると思うんだけど
こういう、通信簿見て「えーと」みたいなのは
用意がないっていうか、わー困ったなあ。

うちの親父は、どんな気持ちだったんだろうか。
なんか、疑いもなく、立派に親父している感じがしたけど
それはそれで、わー困ったなあ、とか思っていたのだろうか。
いや、そんなことない気がするなあ。
もうちょっと立派だったように思える。

うちの息子も、将来、わー困ったとか思うのかなあ。


言葉が見つからないまま
ぱたんと通信簿を閉じて
ただ息子の頭を抱きしめた。

Posted by eno at 12:39 AM
March 22, 2007
サクラ待つ

mikaika.jpg

桜の開花予定日が
情報源によって、今年はずいぶん異なるけど
我がオフィス(恵比寿)の庭の桜は、まだ開花せず。

いつ咲くんだろう。

庭の桜はなかなか立派で
すごくいい立ちっぷりなんだけど
桜のシーズン以外は、あまり威張れない。
そんなことないんだけど
本人は、どうも気にしているように感じる。

だけど、このシーズンだけは
「どうだい? キレイでしょ?」ということができるわけだ。
堂々と。
晴れ舞台。

だから、毎日眺めてあげようと思う。
楽しみにしてるんだぞ、と伝えようと思う。

庭があると自然を感じられてありがたい。
さっきもカワイイ声の鳥が遊びにきてた。

東京じゃなければ、ふつうのことかもしれないけど
東京だとなかなか難しいんだよね。

purpleflower.jpg

こちらは、もう咲いた花。
他の仲間が咲くのを、ずっと待っている。

Posted by eno at 01:12 PM
March 21, 2007
のび太としずかと玉子さん

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息子と、息子の友達と映画を観に行く。
文字通り、保護者役。
映画ドラえもん『のび太の新魔界大冒険』。


テレビで、魔法使いのアニメを見たのび太。
アニメの主人公が便利な魔法を使っているのを見る。
「魔法っていいなあ!」とのび太。

おいおい、お前も魔法みたいな手段持ってるじゃん!
と突っ込みたくなるが、子供視点で映画を見続けることに。

「もしも、この世界が魔法の世界のだったら」と
禁断の道具(あれ反則だよね?)、もしもボックスを使い
魔法の世界に変えてしまう。

「ドラえもん(のヒミツ道具)」+「魔法」という
ファンタジーにファンタジーが加わるすごい世界となるが
それをきっかけに、大変な出来事に巻き込まれていく……。

というストーリーなんだけど
なかなか子供視点で見るのは難しいものだ。
こっちは、ドラえもん歴、30年なのだ。

どうしても、のび太たちがピンチにあったとき
「あー! じゃ、あの道具使えばいいじゃん」とか思ってしまう。
別に大人的、しらけた視点で観ているわけではなく
のび太たちの気持ちになって、映画に入れば入るほど
「そこ、どこでもドアでしょ!」と思ってしまう。
「タイムふろしき、使うんだ!」とか。


のび太の部屋の本棚のマンガに「オシシ仮面」を発見する。
大興奮! たぶん、映画館内で自分だけ。
さらに、オシシ仮面のフィギュアも発見!
超興奮! たぶん、映画館内で自分だけ。
フニャコフニャオ先生のマンガだ!


のび太が魔法を練習。
物体を浮遊させる魔法で、しずかちゃんのスカートがめくれる。
ふわり。
小さい頃は、ちょっとは「おっ」と思ったのになあ。
息子はどんな気持ちで見ているんだろ。


夜中、のび太たちが大騒ぎをすると
のび太のママ、玉子さんが飛び出してくる。
睡眠中だったので、メガネはかけておらず、結構美人だ。
そこで「おっ」と思ってしまう。

そうか。
小さい頃は、恋の相手はしずかちゃんだったが
もう、自分は、付き合うとしたら、ママのほうなんだ。

圧倒的に、ママのほうが年齢が近いわけだ。
ていうか、いま調べたら、2歳違い!
うわー、オレ、のび太のママのほうの世代なんだ。
相手は玉子さんのほうかー。
当たり前だが、あまり考えたことなかったので
深く考えてしまう。
スクリーンでは、のび太たちがドタバタやってる。

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夜、カミさんが友達と食事に行くというので、息子と二人メシ。
食事の後、ガリガリ君を一緒に食べる。
22時頃になって、カミさんが帰宅する。玉子さんだー!

Posted by eno at 11:54 PM
March 20, 2007
中川正子さん

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フォトグラファーの中川正子さんとお会いした。
というか、撮影していただいた。
ポジティブでピースフルで、めちゃいい人だった。

撮影場所となった、潮風公園は
さすが元々埋め立て地だけあって
その名の通り、潮の風がぴゅーぴゅー吹いており寒かったが
サクっと短時間で撮影しておられた。

被写体は、OKの声を待つのみだ。
素材だもんね。あれこれ言われる気持ちよさ。

中川さんの笑顔を信じて、全ておまかせした。
初対面で信じられる、預けられる笑顔を持っているなんて、すごいなあ。


東京湾は海というより
ただ、いっぱい水が集まっているところに見えた。
海の持つ力強さがない。
元気良さも、荒々しさもない。
天然の海ではなく、養殖の海といった感じだ。

海の向こうに見えるのも
これまた陸ではなく、品川埠頭という名の埋め立て地。
埋め立て地から埋め立て地を見ているわけだから
大きな庭の池の中の、大きな石から大きな石を見ているようなもんだ。
ここもあそこも全部人工物。

人工物だからって、寂しいとか切ないとか
そういう感覚はまったくない。

だけど、このへんが、ぜんぶ海だった頃は
その表情も、吹く風も、聞こえる音もぜんぶ違ったんだろうなあと思った。

tokyowan.jpg

Posted by eno at 12:41 AM
March 19, 2007
光と影

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この日曜日は空が青かった。
雲もなく、空気も澄んでいた。
強い日差しが、美しい影を作り出す。

光が描く、影の絵が好きだ。

この世界に、自由に筆を伸ばす。
光の当たるところ、全てがキャンバスとなる。

夏は暑く、光ばかりを意識しがちだが
春や秋は、光と影を冷静に見ることができる。

幹や枝が複雑に絡み合う、木の影が美しい。
3次元の立体が、2次元に落とし込まれる。
規則と不規則がいいバランスのペインティング。

僕らの生活は、あの遠く離れた1つの太陽でもっている。
1億5000万kmの彼方。
その存在が、こんな形で見えちゃうんだからすごいなと思う。

太陽に感謝しながら
太陽の描く絵を見て、てくてくと歩く。

ls2.jpg

Posted by eno at 03:02 AM
March 18, 2007
うおっ。

ofuro.jpg

学年の終わりに近づき
息子が、学校で描いた絵を持って帰ってきた。

「どれどれ」と見ると
やけにポジティブな裸の絵が目にとまる。(上の絵がそう)
なんだこれ、すげぇな!

聞くと、お風呂を描いた絵だそうだ。
あ、そうか。そういうことか。
お尻の下の黒いのは椅子で、白いのは湯気。
あまりにもモダンでオープンなんで、ちょっと驚いたよ。

我が家のお風呂の入浴が
息子にとっては、こんなふうな感覚なのかと
「ほほぅ」と、絵を見ていると
「めっちゃ美味しいの食べる?」とカミさんの声。

見ると、小さなケーキたち。
ものすごいかわいい。

kaishindo1.jpg

「どうしたのこれ?」と聞くと
バレンタインでチョコをもらった息子が
ホワイトデーにお返しをしたら
さらにそのお礼で、相手のお母様からいただいたとのこと。

それが「村上開新堂」のケーキ。
わざわざ予約して買っていただいたそうで。


な、なんか、すごいな。
お前、ちょっとカッコいいわ。

パパも、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの制服萌えとか
言ってる場合じゃないな。


春になって3年生になって
ミシェル・ゴンドリーの新作の映画
友達の女の子と見に行ったとか言われたらどうしよう。
ま、どうしよう、ということでもないんだけど。

kaishindo2.jpg

130年の歴史の味。美味しくいただきました。

Posted by eno at 03:00 AM
March 17, 2007
祐天寺から中目黒

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桑原茂一さんと、吉村栄一さんとお会いした。
祐天寺のちょっと中目黒寄りのとこにあるカフェで食事。

今月の30日に、六本木のSuper Deluxeでやる
CLUBKING DELUXEに出演を依頼されたので、いろいろ意見交換。
(ちなみに、まだ優先予約受付に余裕があるそうです。お早めに!)

といいつつ、当日の打ち合わせなどは、そこそこに
音楽の話、UKカルチャーの話、子供の話、大人っぽさの話などなど
あっちからこっちまでいろいろ話をさせていただいた。
あっという間の3時間だった。

桑原茂一さんは、僕なんかよりずっと年上なので
こんなこと言うのは失礼かもしれないが、なんだかピシっと合うものあった。
さすがだ。カッコいい大人だ。

会話をするとき、ずるい人間が僕は嫌いだ。
会話をするとき、真剣な人間が僕は大好きだ。

話の途中、さぐりさぐりも嫌なので、僕が突っ込んだ会話を振ると
桑原茂一さんは、すぐにちゃんと答えを返してくれる。
意見をくれる。問題提起もしてくださる。

僕の次の言葉を待ったり、様子をみたりせずに
正直な姿勢で、凄いスピードで、ズバっと返してくださった。
その美しさが、嬉しくて仕方がなかった。


お別れした後、僕が最初に独立した上目黒のオフィスが近かったので
ぶらぶらと何気なく、歩いて向かった。

懐かしい雰囲気。青春プレイバックだ。
ここでは、いろんなことがあった。ありすぎた。
まだ20歳前後の頃だった。

あれから、かなり年月も経った。
あの頃は、右も左もわからなかったが
いまも大して変わらないように思う。
いまは、カミさんもいて、子供もいる。
いくつか、代表作と呼ばれるような作品も作ったし
ゲームを離れてからも、大きな仕事をいっぱいした。
加えて単純に歳を取った。

だけど……。
自分の立っている位置は、どうなんだろう?
あの頃の自分が見たら、どう思うんだろう?
東急線のガード下で暫く動けなくなった。
ライトで自分の影が伸びる。

ガードの橋を電車が通過する。
その強い音は、あの頃と変わらない。
鋭い鉄の音が、ちゃんと答えを出してから歩き出せと
僕に命じたように思えた。
有り難い。

Posted by eno at 01:27 AM
March 16, 2007
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド

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ちょっと書くのが遅くなったけど
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新ライド
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」の
試乗会というか、オープニングイベントに行ってきた。乗ってきた。

「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は
新しいタイプのジェットコースターで
乗っている間、音楽を聴くことができる。
座席に付いたスピーカーから、自分で選んだ曲が流れる仕組み。
(選べるのは5ジャンル=5曲から)

ジェットコースターに乗ってて曲なんて聞こえるのかしら?
と思っていたが、ちゃんと聞こえて、ちゃんと楽しめた。
(低音がないのがちょっと「惜しい」という感じなんだけど)

なにより、走行感がいい。
スイスの大手、B&M社によるさすがの設計。
すごい滑らか。驚くほど爽快。
ガタガタドタドタのコースターも好きだけど、これは新感覚。
こんなスムースなジェットコースターに乗ったのは初めてだ。

「GET BACK」の前奏が流れる中
(新しい「LOVE」のアルバムのバージョン)
最初の坂をコースターがぐんぐんと上がっていく感じはなかなか。
音楽との相乗効果は面白い。やっぱり音楽ってすごいなあと思う。
「音楽を楽しむ」という上でも、滑らかコースターは正解!

将来、自分でメディアを持っていったら
好きな曲をかけられるようにならないかしら?

昼と夜とでジャンルが変わるといいのにと思う。
「テクノ」っていうジャンル、作ってくれないかなあ。

hdr3.jpg

ユニバーサル・スタジオ自体は
ハリウッドとフロリダと両方行ったことあるんだけど
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは初めてのこと。

本家で遊んだのは、もうずいぶん前のことなので
それ以降できた、新しいアトラクションも多く、楽しめた。

上記の新ライドは、その試みもコミでよかったんだけど
意外にも、ライドものより、シアターものがすごく残った。

「ウォーターワールド」も盛り上がったし、なにより「ウィケッド」!
ブロードウェイのミュージカルとのこと。上手だった。面白かった。
今度、劇団四季でもやるそうだ。(こちらは「ウィキッド」)


本場ユニバーサル・スタジオとはまた全然違う感じで
いろいろ好印象だったんだけど、残念なところは、「外」が見えちゃうこと。
高速道路も見えるし、普通の建物も見えちゃう。
梅田から近いから仕方ないのかもしれないんだけど、もったいないなあ。
それが大きな理由で、「別世界に行った!」という感じになれない。
(このへんがディズニーランドはすごいよね。絶対にそれはない。
 完成前に、ディズニーさんは、膝を突いて子供の視点になって
 パーク内を歩き回って完全チェックをしたそうだ)

hdr2.jpg

「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」の制服萌え。

Posted by eno at 07:13 PM
March 15, 2007
光麺

komen.jpg

めちゃくちゃ遅くなった夕食をと
光麺にラーメンを食べに行った。
いま帰ってきたとこ。もう3時。

光麺は久しぶりだ。
カウンターに座る。

左隣には能條純一のタッチのような
劇画マンガ風のおじさん。
思い切り、丼に顔を近づけながら
スープをずずずと飲み「あーうまかった」と小声で言うと
堂々とそのまま食い逃げして去って行った。

暫くして、店員がざわつき始める中
右隣の男が、女に話しかける声が聞こえた。

「え? 脱税で捕まったことあんの?」


恵比寿の深夜は、なんだかすごかった。

Posted by eno at 02:55 AM
March 14, 2007
AKB48という通過点

akb48.jpg

秋元康さんに突然誘われ
(ショートメールで。カワいい!)
AKB48のコンサートに行った。

出張先で突然誘われ、戻ってきてすぐだったんで
なんの下調べもできないまま、厚生年金会館へと行った。

「会いにいけるアイドル」というコンセプトや
秋葉原のドンキホーテの上の劇場でやっていることくらいは知っていたんだけど
「AKB48の「48」ってなんだろ?」というくらいの状態だった。(失礼)
結論から言うと、なんか、それがよかったのかもしれない。

と言いつつ、いまも大した知識はないわけで
僕にとっての、AKB48というのは、あのコンサートの2時間だけだ。

振り付けがいいなあとか、中盤過ぎくらいにいい曲あったなあとか
ちょっと年上の子の一生懸命な感じにグっときたとか
所属チームが変わることで泣いちゃった子がいて驚いたとか
まあ、細かいことはいろいろあったんだけど
総合して楽しかった。
輝くエネルギーを感じた。


僕が驚いたのは、「通過点」という意識だ。

誰もが、ではないかもしれないが
AKB48に所属している女の子達は、AKB48という存在を
「通過点」として考えているようだ。
これには驚いた。
そういうユニットってあっただろうか?

AKB48をステップにして女優、とか
AKB48で得た経験でソロシンガー、とか
どうやら、そういう風に考えているようだ。これはすごい。

AKB48という「装置」をプロデューサーは生み出したわけだが
そこに所属している一人一人は、それを「通過点」として考えている。
だから、輝いているのではないだろうか。
だから、その輝きが、他では感じたことのない輝きなのではないだろうか。

「その先」があるから、の輝き。

例えば、複数の女の子によるユニットがあったとする。
普通はそこで頂点を目指す。そのユニットでの頂点。
シングル売り上げ1位。アルバム何週ランクイン。
歌番組に出て、レギュラー持って、紅白出場。
各賞の受賞。お母さん、やったよ!
そんな感じだと思う。

だけど、それら、或いは、そのうちの幾つかを
手にしたとき、「次への輝き」がなくなってしまう。
それどころか、1歩進めば、1歩ぶん、輝きはなくなってしまう。
デビューのその日から、ある種の輝きは少しずつ薄れていく。

しかし、通過点という意識によって
輝きは薄れない。もしくは、薄れ方がスローだ。
なぜなら、「まだまだ先」があるから。
「その先」が用意されたものではなく、自分が抱いているものだから。


ライブが終わって、秋元さんに感想告げた後
会場出口に並んで、お客さんとハイタッチをするメンバーを見た。

こんな疑い深い僕にも、その笑顔は、本当に心から輝く笑顔に思えた。

Posted by eno at 11:54 PM
March 08, 2007
余裕

mikan.jpg

息子が風邪をひいた。

週明け、クラスによっては学級閉鎖とかいう案内を読んで
懐かしい響きだなあ、なんてのんきに思っていた翌日から
ちょっと熱っぽくなって、大事をみて学校を休んだら
その夜には高熱。

インフルエンザの疑いの中、カミさんが病院へ連れて行くと
陰性の反応。どうやら単なる風邪らしい。
とはいえ、ちょっと凶暴。

昨晩、家に戻ると、うんうんとうなされており
最後にはかった体温が、39.4度。
もうちょっといったら、妖精が見えちゃったり
小さい兵隊さんが行進しちゃう温度。
なかなか手強い風邪だ。

寝室から、ものすごい咳が聞こえる。
水がほしいと起きてくる。
寝室に行くと、ベッドで顔を赤くして、苦しそうにしていた。

「水がほしい」と訴える表情が真剣だ。
笑顔の余裕もない。

「苦しいか?」
「う…(「うん」と言いたい)」
「気持ち悪くはないか?」
「ん…(「うん」と言いたい)」
「咳、かわいそうだなあ」
「……」

短い会話。
会話するのも辛そうだ。

と、ふと、なぜか、息子がちょっと大人びて見える。

仕事先の人みたいだ。
ミーティングの相手みたい。
なぜ?

「デザイン、これ来週には上がりそうですか?」とか聞いてる感じ。

余裕がないというか、妙に真剣な表情が
そう思わせるということに気付く。

子供は無邪気だ。
まあまあ真剣になっても、どこか余裕がある。
軽快さというか、背負っているものの少なさというか。
オープンな感じというか。
しかし、風邪をひくと、それらがなくなるんで
どこか大人に見えるのだろう。

そうか。
大人は余裕がないのかあ。

早く治って、子供の笑顔、見せてくれよな。

Posted by eno at 03:59 AM
March 05, 2007
ハチの消えた日

bee.jpg

ミツバチが、集団失踪しているそうだ。
米国全土(確認されているだけでも24州)で。

元気だったミツバチが、翌朝、巣箱に戻らないという。

先月27日のニューヨークタイムズに掲載された生産農家の声。
「どの養蜂箱も空っぽだ!」

まるでSF映画のオープニング。
農薬や病気の影響なのかもしれないけれど
もっと意外な事実と繋がっているのかもしれない。

CG映画だったら、ハチの労働組合が起こした
ストライキの決起大会の場面に、繋がっていくだろう。

もし、地磁気の乱れがその原因だとしたら(生体磁石を持ってるんで)
フロリダの養蜂農家が巣箱を空けるシーンから始まる(巣箱の中視点で)
ディカバリーチャンネルの特番になってしまう。

ふしぎ。
もしかしたら、ぶきみ。

Posted by eno at 01:28 PM
March 01, 2007
blackbird

blackbird1.jpg

ただいま夜中。
デザインのやりとりをしながら、ちょっと休憩タイム。
コーヒーを飲みながら
Paul McCartneyの『Blackbird』を見る。

ずっと大好きな曲。
ほんと、歌詞も曲も素晴らしい。


「今年はとうとう東京に雪が降らないかも」
というニュースを読む。観測史上、初めてということらしい。

いまから何十年かしたら
「昔は東京にも雪が降ったんだよ」
「うそー!」
なんて会話があるのかもしれない。

そのとき、笑っている顔だったら、いいんだけど。


Paulの歌声がいい。ほんと曲がいい。詩がいい。

何時なんだかわからないと思えば、わからないし
この世界に自分以外誰もいないと思えば
そうも思えちゃうような、オフィスで1人の状態。

コーヒーがおいしくて、いい曲が流れているのは
素晴らしく幸せなことなんだなあと感じる。


手で顎をおさえて、天井を見上げると
首の骨がポキッと鳴った。

雪が降らないのは深刻なことなのかもしれないけれど
コーヒーが飲めなくなったり
いい曲が聴けなくなったりしたら
ほんとうに嫌だなあ。

Take these broken wings and learn to fly.
Into the light of the dark black night!

blackbird2.jpg

Posted by eno at 03:33 AM