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November 29, 2006
呼び名

nobisan.jpg

朝、息子とテレビを見ていたら
いじめ問題のニュースをやっていた。

教育再生会議が「加害者は出席停止」の提言をしたと思えば
「教育再生会議なんてアドバイザリーボード」と文科省。
まあ、そんなことをやっていた。

いじめ、という言葉で思い出したことがあって、息子に聞いてみた。
前から気になっていたことがある。

東京都だけなのか、関東はそうなのか、全国的にそうなのかわからないが
息子は、学校(小学校)で友達のことを、「苗字+さん」で呼ぶように指導されている。

だから、うちの息子は、友達のことを「○○さん」と呼ぶ。
幼稚園の頃は、「あきちゃん!」「ヒデ!」と呼んでいた友達のことも
小学校に入ってからは、「笹山さん」「前田さん」である。
世代によって、差はあると思うのだが、自分にとっては気持ちが悪い。

うっかり名前で呼ぶと、「『西本さん』…でしょ」と指導されるらしいのだ。

たぶん、理由は2つ考えられて
1つは、女性蔑視のこと。「ちゃん付け」はよろしくないと。
これもこれで、思うこと山ほどあるんだけど、ちょっとパス。
もう1つがメイン、いじめに関する対策なのだろう。

あだ名からいじめが発生するから、ということと
礼儀ある間柄ではいじめが起きづらい、という心理的な狙いなのだろう。

しかし、どうなんだろ、これ。

「のび太」も「ジャイアン」も「スネ夫」も「しずかちゃん」も
「野比さん」「剛田さん」「骨川さん」「源さん」となるわけだ。
いや、これ、現実なんですよ。

源さん :「野比さん、剛田さんが探してたわよ」
剛田さん:「おぉーい、野比さん!」
野比さん:「あ、剛田さんだ」
剛田さん:「一緒に野球やろうぜ。骨川さんも空き地で待ってるぜ」

こんな感じになれば、野比さんも、ちょっとは殴られたりしなくなるのだろうか。

同様に、「ちびまる子ちゃん」も、かなりの指導が必要になる。
「ドラえもん」や「ちびまる子ちゃん」は、小学校教師とか、教育委員会にとっては
いけないマンガなのだろうか?
いまの学校のルールとは異なる、「やってはいけないこと」が展開されているんだもんね。

例えば、教室に、あまり他の友達とコミュニケーションを取らない
「福原良美さん」という生徒がいて、その生徒がちょっと不潔だったりして
他にも理由もあって(いや、もちろんいじめはよくないし、加害者が悪いんだけど)
いじめが起きそうな状況があったとして
「ふくちゃん」とか「福原」とか「良美」とか「ヨッシー」とか呼ばれていたのが
「福原さん」と統一されることによって、なにかが改善されるのだろうか?

よけい、人間関係が、ドライになったり、陰険になったりしないのかなあ。
それは考えすぎかもしれないけど、「苗字+さん付け」は失うものが大きすぎると思う。
「さっちん」も「たっくん」も「ひろちゃん」も「ミナ」も、全部だめになる。

あだ名だったり、ちゃん付けというのは、そんなに悪いことなのだろうか。

最初は「苗字+さん付け」で呼んでいた間柄が
相手との距離が縮まったり、愛情がこもったりするうちに、自然と変化していくわけだ。
また、ちょっと成長すると、逆に、相手との距離を近いものにするために
「苗字+さん付け」をやめたりするものだ。
それを、統一ルールで指導するというのは、どうもわからない。

体育の時間とか、どう成り立ってるんだろう?
「小野寺さん、パス!」「ナイス、原田さん!」「宇佐見さん、守れ!」
ぜんぜん、違うと思う。

もちろん、相手のことを「島クソ」とか「村田菌」とか「ヘド」とか呼んでいたなら
その状況によっては、先生が口を出したほうがいいと思うんだけど。
なんか、そういう細かいことを、ぜんぶ放棄しちゃっただけのルールに思えてならない。

「まるちゃん」も「たまちゃん」も「ハマジ」だって
仲が良いから生まれた、素晴らしい呼び名、なのに。

ああいう呼び名って、素晴らしい子ども文化の一つだと思うんだけどなあ。
それを簡単に、世の中から消しちゃっても、いいんだろうか?

こういう人たちに、教育を任せておいて、大丈夫なのかなあと心配に思う。
思うだけじゃだめなので、どこかで行動もしようと思う。

goudasan.jpg

Posted by eno at 04:11 PM
November 28, 2006
ボイス収録

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4日連続のスタジオ作曲&編曲で
かなりヘロヘロになった。

本日は、ボイスの収録。
楽しかったし、思うこともあるんだけど
疲れていて、長い文章が書けない感じ。

しかし、久しぶりだなあ。
作曲も、声の収録も。
うーん。
いろいろ実感するわ。

写真は、「声」の「手」を撮ってみました。
がんばるぞ! おー!!
(カラ元気)

Posted by eno at 04:26 PM
November 25, 2006
久しぶりのスタジオ

studio.jpg

久しぶりにスタジオ入り。
どのくらいぶりだろう?

金曜から月曜までの、丸4日間。
昨日は、ウォーミングアップ。
本日から、ちょっとずつ形にしていかなければ。

といいつつ、焦って作ってもよろしくない。
音楽は、作業になってはいけない。
なにかを創造しなくちゃ。

今日、なにかの形が見えたらいいなあと思っている。
全体を貫くもの。音楽でまとめる世界観。

スタジオは楽しいはずなのに、ちょっと焦っている。
ちょこちょこやってないと、調子戻すのに時間かかるなあ。

今日のスタジオが終わる、22時頃、笑顔だといいなあ。

Posted by eno at 09:34 AM
November 23, 2006
LOVE, THE BEATLES

love.jpg

発売日を待ちに待って、買った。聴いた。
THE BEATLESは、僕が、大きく影響を受けたアーティストの1つだ。

聴いて、大喜び!
聴いて、ちょっと戸惑い……。

これが、「THE BEATLESの最新作!」という位置になければ
手放しで喜べるんだけど、どうもそこだけが気になってしまう。

しかし、その点だけを除けば、素晴らしい新音源!
過去の音源を、ジョージ・マーティンが、息子ジャイルズと再構築。
曲は全部過去のもの。テイクも新しいものはほとんどない。
が、それらを、再構築して、新しいトラックを生み出している。

元々は、シルクドソレイユがラスベガスで公演している
「LOVE」のために制作されていたものが、作品として発売となったわけだ。
だから、サウンドトラックなんだよなあ。新作ってなぁ……。
これ、ジョージ・マーティンのアルバムだよなあ。
新作じゃないよなあ……。
まぁ、それはいいや。
ビートルズを語るとき、ネガティブなんて必要ない。
ポジティブにいこう!

マッシュアップによる、新構成なところは、ちょっと置いておいて
さすがに、マスターから、いまの技術でやりなおしているだけあって
いままで、あまり聞こえなかった音が聞こえたりする。これは大きい。

サウンドトラックという上で、全体を1つの世界観にまとめるためなのか
1つのツアーのような感じを出したかったのか
様々な状態のトラックをうまくまとめるためなのか
まぁ、どれもなんだろうけど、全体が、ちょっとホワホワしている。
音像がドリーミー。
決してタイトではない。

これをTHE BEATLESの新作として、聴くわけにはいかないけれど
オフィシャルのマッシュアップ・アルバムが出たと思えば、楽しいトラックがいっぱい!
これからずっと聴くとは思えないけど、最初はいくつか衝撃を受けたし
この後も、何回か、たまには聴くことになるだろう。

いやあ、ありがたいですわ。
新しい音が聞けるなんて、幸せですよ。
大切にしなきゃ。
タイトルもLOVEだもんね。

fytolove.jpg

このジャケットの、from yellow to orange感がナイス!

Posted by eno at 01:41 AM
November 22, 2006
くしゃみおじさん

nighttrain.jpg

新幹線で移動。
で、いま帰ってきたわけだけど
来週のボイス録りのために、車内で原稿を書く。
しかし、これが難しくなかなか進まない。行きもやって帰りもだ。

macを立ち上げ、パチパチとしばらく書いていると
「ふえっくしょん!」と、大きなくしゃみ。

前の列の、通路を挟んで左の窓際に座っているおじさんが
その発生源だとわかる。
なぜなら、何度も何度もくしゃみをするからだ。

「ふえっしょん!」
「ふぇっ、ふぇっ、くしょぉん!」
「しぇっくしょん」

ずるい。もう連発しすぎである。
最後のなんて、ほぼ「セレクション」だ。
わざとやっているとしか思えないくらい、多発。
そして、多様なバリエーション。

「くわぁっ・・くしょん!」

「いま、クラクションて言ったろ!」と突っ込むわけにもいかず。
あまりの多様さに、耳も頭も持っていかれる。
原稿がさっぱり進まない。

こっちは「負ける気がしないわね・・」とか書いているのだが
実際のところ、すごく負けている。

ケータイで喋っているのなら
「デッキでお願いできますか?」と伝えればいい。
そもそも通話だったら、どこかで終わるだろう。
しかし、くしゃみは止まらない。
「デッキでお願いできますか?」というのも違う気がする。
違わない気もするんだけど、どうも踏み出せない。

こんなふうに文字にすると、あまり伝わらないけど
3分とか、5分とかじゃなく、もう30分以上ずっとだ。
普通じゃない。

しばらく静かになったんで、原稿が進む。
台詞を考えて、書いて……とかしていると
頭のどこかで「あれ? くしゃみ止んだな」とか思う。
すると、うまい具合に
「ぅう・・・しゃれっしょん!」

いま、「サジェスチョン!」って言ったろ!
くそぉ……。

「しぇっしゃーん!」「おぅうぇいっしょん!」「はぁああしょ!」
「ふわっしょえぇ!」「おいっしょえ!」「ふぁっしょぉぉお!」

どこまで続く!
おいっ……。

「・・まもなく品川です。山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線
   総武線と京浜急行線はお乗り換えです」

えぇーーーっ! マジでーーー!!!!!

kushamiman.jpg

こっそり撮影。……それはそれとして、最近、新幹線の英語のアナウンスの発音というか
その独特のキャラクター性ある、くせのある声も、すごく気になっている。
While in a car, we ask that you switch your mobile phone to the silent mode.
の「silent mode」の発音なんて、わざととしか思えない。「サァイレン、モゥドュ!」
「アン、シィナガワ、ステーションズ」とか。

Posted by eno at 08:29 PM
November 20, 2006
NETLAG

netlag1.jpg

NETLAG」。
2年くらい前の作品だが、最近、改めて見て、いいなあと思う。
映像のアイデアがなにより素晴らしいが、BLISSの音楽が良い。

価値はもちろん、その映像アイデアにあるんだけど
映像だけだとなかなかリピートしないが、音楽が良いので何度も見てしまう。
最近では、映像ごと、iPodに入れて持ち歩いている。

映像は、フランスの映像プロダクション「PLEIX」によるもの。
BASEMENT JAXXや、PLAIDのPVで有名。
新作はいっぱいあると思うんだけど、サイトは全然更新されないなあ。

netlag2.jpg

世界中のウェブカメラを、実際の地図上に配置して、時間軸を早回し。

世界は広い。地球は丸い。
太陽がまわり、人々は動く。

TIMELAGならぬ、NETLAG。

技術のおかげで、世界をこんなカタチで俯瞰できる。
思うことはいっぱいあるけれど、あまり書かないでおこう。
夜中とか、朝早くに見ると、いい感じですよ。


<ここをクリックすると見ることができます>

Posted by eno at 11:23 AM
November 17, 2006
DVDの力

frosties.jpg

先日、息子のフレーク菓子、ケロッグのコーンフロスティに
なんと、恐竜のDVDが付いていた。
ディスカバリーチャンネルのロゴ入りである。本格的だ。

1000円くらいの本にDVDが付いているならまだわかるが
400円くらいのお菓子にDVDが付いているところに驚く。

息子と一緒に見てみると、恐竜のCG映像が次から次へと。
普通に鑑賞している息子の横で、なるほどと小さく感心した。

早い話が、マーケティングツールである。
チラシなわけだ。プレビュー版というか、予告映像といってもいい。

これを見て、ディスカバリーチャンネルの恐竜のDVDを買おう!
と思ってくれるお客さんを狙っているわけだ。
だけどそのダイジェスト加減が絶妙で、ブツ切れとはいえ
しっかりとした映像が入っているから、コンテンツとしても成り立っている。

子どもだましといえば、子供だましなんだけど
だまされていると思うから、だましなわけで、満足こそはしなくても
子どもにとって、ふざけるな、というようなものでもない。

改めて、DVDというフォーマット、メディアの凄さを認識した。

ほとんど誰でも持っているという、プラットフォームとしての凄さ。
1枚あたりのプレス料の安さ。製造の簡単さ。そして、その表現力。

いくらDSが普及しても、400円のお菓子にサンプルを付けることは難しい。
1個あたりの製造コストが、そんなに安くないからだ。

製造コストなんて気にしなくても、オンラインであれば
PCでダウンロードすればいいわけで、ネット環境の普及率も高いわけだけど
「買ったらダウンロードができる」というのは魅力的ではない。
やっぱり「恐竜DVDが入ってる!」というコピーが強いわけで。
ブツの強さ、というものがある。

もちろん、DVDの製造コストが安いといっても
もし、このお菓子用に、恐竜のCG映像を製作してしまっては
ある程度の制作費がかかってしまうわけで、あまりいい話ではない。
すでに製作されている商品を、使い回しているから成り立つのである。

ケロッグからすれば、魅力的なおまけが付いてハッピーで
ディスカバリーからすれば、いい宣伝媒体ができてハッピーで
ウィンウィンの関係かどうかはわからないけど、少なくとも
ハッピーハッピーの組み合わせではある。

恐竜=多くの子どもが大好き、という点以外に
フロスティと恐竜の共通点、ブランドの一致がないところが
あと1つ残念なポイントではあるけれど、その成立の仕方に、「ここが巧!」。

Posted by eno at 07:09 AM
November 16, 2006
時間を経たコミュニケーション

beaujolais.jpg

Aoki takamasa氏と会う。
先日、blogにも書いたが、僕の好きな音楽家だ。

そもそものきっかけは、いまから5年くらい前のことで
彼のDVDを見て、感動して、DVDに記載されていたアドレスにメールをしたのだった。
なんか、ただのファンみたいだけど。

それから一昨年のSonarでたまたま会ったりしたけれど
ゆっくり会話をする機会もなく、今日はゆっくり会話ができた。
前から会おう、会おうとは言っていたが、彼はパリ在住だし
僕もスケジュールが埋まっていたりして、なかなか会えないでいた。

いっぱい話をして、いっぱい意見を交換した。
音楽について、文化について、話は教育までとんで、盛り上がった。
ストレートに自分の考えをぶつけてきてくれて、嬉しかった。

知り合ってから、ちゃんと話をするまで、かなり時間がかかったけど
それはそれで、意義もあったりして、その時間が、意味を持ったりして
こういうのもいいなあと思った。タイミングなんだよね。

Posted by eno at 04:09 AM
November 14, 2006
SH903i

sh903.jpg

SH903iを買った。ドコモのケータイ。

それまでは、SH901iCだったので
700番台やDOLCEシリーズを外しても
902i、902iSなどあるので、数世代飛んだことになる。

この間まで使っていたSH901iCの末期は
アンテナが折れ(カミさんが破損)、電池カバーも紛失した状態だった。
903の発表・発売を控えていたので、もう直さなくてもいいやと
ずっと待っていた。

液晶とカメラ周りを考えると、シャープ以外は考えられない。
また、僕はこのblog用の撮影を、基本的にはケータイでやるため
モニターが背中にくるタイプでないと、うまく撮影できずに困る。
回転2軸型端末というやつだ。
そんな理由もあって、またシャープ製の端末にした。

噂でかなり「もっさり感」を言われていたので心配したが
プリインストールされている、もっさりメニューを変えれば
それなりに早くなった。ま、それでも、ある程度、もっさりだけど。

感動的なことが1つ。
びっくりするほど、動画の撮影がキレイ。
Super Fineモードで撮れば、かなりなめらか。これは驚いた。
ケータイの動画撮影機能なんて、意味ないと思っていたけれど
少なくとも、ケータイ端末のディスプレイで再生して見る上では
かなり動画の意味が出る。
なにかあったら撮影して、人に見せることができるレベル。
全然、どこにもウリにしてないのに、ちょっと驚いた。
(もしかしたら、902とかもそれなりに凄かったのかな?)

かなり残念なことが1つ。
がっかりしたんだけど、SH901iCよりカメラが悪い。
って、それ何故? どーして?
同じということはあっても、まさか落ちるとは思わなかった。
ハード的にカメラの質が落ちたのか、ソフトウェアが落ちたのかわからないけど
がっかりするくらい、撮影後の画像がちょっと……。
でも、元々、僕の要求しているレベルというか、SH901iCのレベルが
かなり高かったので、他の機種を使っている人は
それでも、キレイだなあと思うかもしれない。

うーん。SH901iCのカメラはキレイだったなあ。
というか、僕の好きな感じだったなあ。

例えば、この下の写真3枚って、加工とかしてないんですよ。
SH901iCで撮ったままですよ。うーん、いいなあ。キレイじゃないですか?

sh901ic_photo1.jpg

sh901ic_photo2.jpg

sh901ic_photo3.jpg

このカメラ機能がほしいために、SH901iC使おうかなあとか
本気でちょっと思ったり。
デジカメって常に持ち歩かないんでね。

だけど、SH903iって、ディスプレイ大きいしなあ。
メモリ大きいしなあ。アプリ早いしなあ。
フルブラウザ、便利だしなあ。

うまく使えば、もっとキレイに撮れるのかなあ。

sh901.jpg

さようなら、ありがとう。SH901iC。カメラ、抜群だったよ。

Posted by eno at 06:02 AM
November 13, 2006
new balance tokyo

newbalance1.jpg

靴を買いに、ニューバランスのショップ「new balance tokyo」へ。
原宿の明治通り沿い、表参道と竹下通りの間にある。

ニューバランスは、いまからちょうど100年前に、ボストンで創業された。
最初は、扁平足などを治すことを目的とした「矯正靴」の製造メーカー。
その靴によって、新しい(new)バランス(balance)感覚をもたらすことがその名の由来。

僕は、革靴は革靴で、あのピシっとした感じが好きなんだけど
ずっと履いているとしんどいので、普段はウォーキングシューズとなるんだけど
黒色で、そんなに派手でないウォーキングシューズを選んで履いている。
いつどこに行くことになるか、誰に会うことになるかわからないんでね。

以前は、プラダスポーツのスポーツシューズが好きだったり
他のメーカーの靴も多く履いてきたんだけど、最近はニューバランスが多い。
履きやすさ、疲れなさという点で、やはり優れているので。
椅子と靴は、デザインも大事だけど、機能をなにより優先しないと。

newbalance2.jpg

で、オフィシャルショップに行ってみたわけですが、素晴らしいですね、店員さん。
勝手にじろじろ物色しているときは、声をかけない。
ちょっと悩んだ顔をすると、声をかけやすい位置に近づいてくる。
ショップの人たち、明るくて、雰囲気いいし。

最初、ビジネスシューズに近いタイプを選んで、試させてもらったんだけど
ちょっと底が薄くて、日頃ばたばたと歩くには厳しいかなあと思っていると
足のサイズを、長さだけではなく細かく計ってくれた上で、代わりの靴を推薦してくださった。
そっちのほうが全然安いのに。素晴らしい。ありがとう、安井さん。

ニューバランスの持つ価値、ブランドが体験できた。
また1足、ニューバランスが増え、また1歩、ニューバランスとお近づきになった。

newbalance3.jpg

息子も最近はニューバランス。576だけど、子供用なのでマジックテープが可愛いよね。

Posted by eno at 03:43 AM
November 11, 2006
Heavenly Star

heavenlystar3.jpg

21世紀の「きらきら星」。

最後のサビが、圧倒的に美しい。
悲しいほどの、ピュアな輝き。深い。

Lets get away, fly away.
I'm feeling raindrops on my face.
Sun shines through the clouds yeh.
Rainbow all around us.

I spread my wings, fly away.
The wind sweeps me off my feet.
Blowing me away yeh.
Trees whispering to me.

I'm feeling free now.


雨粒を顔に受けることを喜び
雲の向こうに見える太陽に感動する。
虹の広がり。五感が開く。
風の流れを感じ、木のささやきが聞こえる。
溢れ出る自由という感覚。

どうして?
どうして、このような当たり前の自然現象に対して
喜び、感動し、自由まで感じるのだろうか。
その理由に気付いたとき、この歌の価値と可能性が
まるで突然、夜が朝になったように、大きく変化する。


<Heavenly Star promotion video on IGN>

<Heavenly Star promotion video on YouTube>

heavenlystar2.jpg

<Genki Rockets web page on MySpace>

Posted by eno at 03:12 PM
November 09, 2006
i'm thinkin' it

mac1.jpg

夜中、仕事前の夜食にと、マクドナルドに入った。
マクドナルドに行くのは、久しぶりだ。24時間営業だ。

カウンターには、20代前半か、半ばくらいの女性がおり
後ろのキッチンにいる男性従業員2人と、お喋りしていた。楽しそうだ。
昼間の混雑した状況とは、別の光景が広がっていた。

見ると、キッチンにいる男性従業員は2人とも外人。
日本や韓国、中国以外の、アジア系外国人だった。どの国かはよくわからないが。
若い日本人の女性と、アジア系外国人の男性2人が夜中に談笑している姿を見て
思い出すことがあった。

いまから15年近く前のこと、仕事でロサンゼルスへ行った。
知り合いの社長の娘さんが現地におり(大学に行っているんだったかな?)
現地を、あちこち案内してくれた。
当時はまだ、海外に慣れていなかった頃だったので
観光地以外の「現地の生活」みたいなものが見れて、とてもありがたかった。

スーパーやコンビニ的なところ、小さな食べ物屋さんなどに行くと
「仕事で会うアメリカ人」とは異なる顔が、かなり多く働いており
聞くと、メキシコなどから渡ってきた移民とその子孫=ヒスパニック系住民とのことだった。

それからの滞在の間、そういう知識が入ったフィルターで過ごすと
清掃員やら、売り子やら、芝刈りの人やら、あちこちで多くの、働くその顔を見た。

「カルフォルニア州はちょっと下にいったら、陸繋ぎでメキシコだから
 どんどん国境を越えて入ってきちゃうのかなあ?」と、青空の下で思ったことを覚えている。
陸繋ぎで、なおかつ、大きな経済格差。
隣の芝が実際に青いわけだから、そりゃ移動したくもなるってもんだ。
国としてどうこうではなく、市民レベルでは賃金が大きく違うということが重要。
「まあでも、それは陸繋ぎだからであって、日本は島国だからなあ」なんて思った。
思っていた。

あれから15年近く。
家やオフィスの近くのコンビニでも、アジア圏人のアルバイトが目立つようになった。
マクドナルドのカウンターの女性は、僕のオーダーを聞くと、自らキッチンへ向かい
アジア系男性二人に協力し、てきぱきとハンバーガーを作り、袋に入れて、笑顔で手渡してくれた。

mac2.jpg

オフィスのテーブルに袋を置くと、「i'm lovin' it」の合い言葉が、多国語で書かれてあった。

Posted by eno at 04:59 AM
November 08, 2006
Kokujin Tensai @ MySpace

jpmyspace.jpg

MySpaceの日本版が始まったというので、ちょいと覗いてみた。

MySpaceは、招待不要のオープンなSNS。
今日時点で、1億2700万人ものユーザーが存在する、巨大ネットワーク。
毎日30万人以上が増え続けているっていうんだから、すごい。
世界の人口増加ペースより、MySpaceの会員増加ペースが上。
日本ではmixiがその位置なんだろうけど、地球規模で考えたら
地球オンライン・コミュニケーションのプラットフォームみたいなものだ。

日常的に使っている人もいれば、まるで地球電話帳代わりに、というか
コミュニケーション登録場所的に、とりあえずプロフィールだけ、という人も含め
アメリカ人のある世代の人なら、まあだいたい入っているだろう
ということになっているからすごい。
日本人のmixiやってる率どころじゃないんじゃないかな。

ウリは、ユーザーページを、細かいところまでカスタマイズできるということと
(加えて、カスタマイズを簡単に行える外部ウェブサイトも多し)
音楽にある程度フォーカスしているところ。
多くのアーティストが、MySpaceに登録しており、その人たちと繋がれる
ということが、ユーザー数増加の牽引となった。
ユーザーも、自分の曲をストリーミング再生して、ファンを作ったりしている。
誰がプロで、誰がアマチュアとか、どうでもよくなっちゃうとこが面白い。

てな、説明はどうでもよくなるくらい、すごいユーザーを発見。
その名も「Kokujin Tensai(黒人天才)」。

kokujintensai.jpg

彼のページに行くと、自動で彼の楽曲が流れるんだけど、これは唸る。
説明はいらない。ぜひチェック。4曲聴けます。

<ここから彼のページに飛べます>

僕は、「ketsutobi」という曲がフェバリット。

♪Hey! そこのオンナ、なにをしてるー? それもケツが揺れているー♪

もう、今年の個人レコ大受賞。というか三冠!
「ketsutobi」って、「Hip Hop」っていう意味だもんね。

Posted by eno at 07:03 PM
November 07, 2006
クッキングパパ

cookingpapa1.jpg

カミさんが、友達と晩メシを食べに行くというので
息子と2人で食事をすることに。

「どこに食べに行こう?」かと、いろいろ考えるが
なかなか良いところが思い浮かばない。
子どもと楽しく食べられて、美味しい場所って、あまりないんだよね。

「ないなら作るか!」と盛り上がり、アトレへ買い出し。

クッキング作業から盛り上がれて、できあがりもハッピーに、ということで
アメリカンドッグを作ることに決定。
作ったことないし、「それ夕食なのか?」という疑問はあるんだけど。

身勝手な食事制作で、カミさん管理の、家の在庫に影響与えてはよくないので
油、ケチャップ、からし、ホットケーキミックス、竹串を買う。
それと具材。
ソーセージは当然だけど、それだけじゃ飽きるし、面白くないので
美味しそうな牛ヒレ肉、刺身用ホタテの貝柱、モッツアレラチーズを購入。

いやー、簡単で、面白い。
これ、全国のお父さん、オススメですよ。誰でも作れる。

cookingpapa2.jpg

ホットケーキミックス1袋(200g)に、卵1コと、牛乳を入れて、混ぜる。
牛乳は少なめ(120ccくらい)にして、ホットケーキよりちょい固めに。
それで生地のできあがり。
次に、鍋に油をドバドバと入れて、火をかけ、160℃まで加熱。
加熱中に、具材を生地にからめまくり。
ソーセージやら、肉やら、バーベキュー的なものだったらなんでも。
竹串に刺して、トロトロのころもを周りに(多めに)付けるだけ。
あとは、鍋に投入して揚げて、たまに菜箸で転がして、キツネ色になったらできあがり。
あー、簡単。しかも楽しい。

早い話が、ころもがちょっと甘い、串揚げだもんね。

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息子に最も評判だった、アメリカンホタテ。ソースでいただく。
なんだろうなあ? 親子って。

Posted by eno at 05:24 AM
November 03, 2006
恵比寿南

ebisu_map.jpg

「恵比寿南」を愛している。
正確にいうと、「恵比寿南2丁目」を愛している。

恵比寿南2丁目というのは、上の地図でクリーム色の部分。
山手線から見て、恵比寿の西側。
西側といっても、駅横の繁華街は恵比寿南1丁目なので
それよりさらに西。だけど、中目黒2丁目や恵比寿南3丁目までいかずに
目黒区三田よりも駅よりですよ、というエリア。

僕が最初に恵比寿に住んだのは、もう17年ほど前だ。
それからというもの、家か、オフィス、どちらかは恵比寿にあることが多い。
恵比寿1丁目、恵比寿4丁目、恵比寿西1丁目、東3丁目といろいろ動いた。

その頃は、恵比寿は、いい意味で、まだまだ古くさい街で
いまの恵比寿を知っている人は、信じられないと思うが
駅の東側(山手線内側)、恵比寿1丁目エリアには、コンビニが1軒もなかった。
(いまは、5軒もあるけれど)
いまでは、まったく想像もできないが、高層ビルも、ほとんどなかった。

渋谷も、広尾も、代官山もすぐ横にあるというのに、落ち着いた街だった。

家電買ったり、CDや本を買ったりするときは、渋谷。
ケーキ買ったり、レストラン行ったりするときは、広尾。
小物買ったり、輸入品買ったりするときは、代官山。
そんな便利な場所に位置しながら、その場所自体は落ち着いているところ。
すごく静かで、雰囲気の良い街だった。
そういう「トク」な街だった。
自分とこは、ワイワイさせず、ピカピカさせず、ザツザツさせないままで
そういうのは周りに振っておく、という、ある意味「ズルい」街だった。

しばらくして、ガーデンプレイスが建った。
それからというもの、街はガンガンと発展していった。
元々、上に書いてあるように、良いロケーションだったわけだから
「そうだそうだ」と、忘れたものに気付くように、開発が進んでいった。

いま、僕の記憶に残っている「昔の恵比寿」があるのは
もう、恵比寿南2丁目、だけである。

ebisuminami1.jpg

上の写真は、恵比寿南の路地。
「えー、ここが恵比寿?」というくらいの、昭和ゾーン。
アパートやコーポが並ぶ。洗濯物が干からびている。ネコがにゃーと鳴いている。
この写真のポイントから2〜3分で、ガーデンプレイスだからすごい。
時空の歪みゲートが、存在しているかのようだ。

しかし、前に、このblogでも書いたが、山手通り、茶屋坂からの道が
そろそろ完成しそうだ。
土地の価値が、ぐんと上がり、町並みも変わるだろう。

この恵比寿南2丁目も、ゆっくり、ゆっくりと変化して
他の恵比寿地域と変わらぬ感じになっていくのだろう。
その、ラスト5分前というか、すでにロスタイムというか
賞味期限ギリギリの、公開終了間近な感じも、大きな価値なんだけどね。

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この、どこだかわからない感じが、いいんだよなあ。

Posted by eno at 03:03 AM
November 02, 2006
hexagon CAFE

hexagoncafe1.jpg

カレーが食べたくなったので
オフィス近くの「hexagon CAFE」へ。

hexagon CAFE」、だんだんハマってきた。
恵比寿南とアメリカ橋の間、サンクスがある交差点を
ちょっと入った、ビルの3階。

カレーは人によって好みがあるけれど
hexagon CAFEのカレー、好きだなあ。
今日は、メニューにない、チキンのスパイシーなカレーを
店員にレコメンドされたので、それに従った。うまい。
なかなかスパイシーで、味が深い。

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路地裏、しかもビルの3階という、場所が場所なんで
誰かに教えてもらわない限り、入る可能性なんてない店なのに
食事時はいっぱいで、諦めて帰るお客さんもいるくらいなんで
これ以上、混雑しちゃうのは困るんだけど
まあ、このblog、そこまで影響力ないだろうと、ご紹介。
恵比寿にオフィスがあるか、住んでいる方はぜひ。

問題なのは、店内の女子率。
今日も、こちら2人以外は、約10名女子。店のスタッフも女子。
打ち合わせで、女子大の学食にでも行ったかのような、ソワソワ感。

あのソワソワ感も、スパイスの1つとして
味わえるようなったら、立派なおじさんだ。まだまだだ。

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ここの雰囲気、好きなんだよねえ。

Posted by eno at 03:19 PM