enoblogbanner2011.png
February 24, 2008
ケータイ悩み。

so905ics.jpg

悩む。
ケータイのこと。

ずっと、CyberShotケータイの
ドコモのSO905iCSを待っていた。
4ヶ月くらい待っていたのか。

僕が、ケータイに必要としている機能は
電話ができること。
良い写真が撮れること。
あと、好きになれるデザイン。

おっと、おサイフケータイを忘れてた。


良い写真というのは、このblogのため。
日常、「あっ」というとき、写真が撮りたい。

ほんとにキレイな写真が必要なときは
デジカメを持っていく。GR DIGITAL。
だけど、いつもは、持ち歩きたくない。
ちょっとした写真は、ケータイで気軽に撮りたい。
持ち物は、なるべく少なくしたい。

ワンセグは必須ではない。
あったらあったでいいかもしれないけど
オフィスか、家にいるか
タクシーか新幹線で移動で、ほとんどだから
ワンセグを見るタイミングは、あまりない。

ブラウザはiPod touchがあるから必要ないし
そもそも、オフィス以外ではネットは見ないようにしている。
そのくらいの距離でいたいと思っている。
だから、ノートPCでは、モバイルでネットもメールもしないし
家に自分のPCもないくらいだ。


話を戻す。

CyberShotケータイの
ドコモのSO905iCSを、ずっと待っていた。
ほかの905シリーズが、どんどんでる中
ずっと待っていて、やっとでた。

しかし。
知人が買ったので、撮った写真をいろいろ見せてもらったのだが
思っていたより、CyberShotケータイ、という感じではない。

悪くはない。
むしろ良いと思う。
ケータイとは思えない写真が撮れる。
しかし、CyberShotケータイという言葉に期待しすぎていた。

難しいなあ。

カメラで言ったら、F905iのほうがよいのではないだろうか。

だから、ほんとに通話とカメラを求めるなら
F905iを買うべきである、僕は。
いらないかもしらないが、ワンセグも付いてるし。

しかし、CyberShotケータイ、圧倒的に優れているところがあって
マクロ撮影が、美しく撮れる。ほんとキレイ。
これにはかなり惹かれた。
blogも含めて、パッと撮る写真って
モノのアップが多いからね。

あと、デザインがかなり好きだ。
ほかに比べたら、分厚いんだけど、このくらいならぜんぜんOK。
デザインは理屈ではない。好きだから好き。

じゃ、それにすればいいじゃん、と思うけど
ずっと待っていたからなんだろうなあ。
あと、CyberShotという名前に対して期待していたもの。

難しいなあ。

そもそもCyberShotって、そこまでの画質を期待する
ブランドなのだろか? とも思ったり。

いっそ、CyberShotケータイっていう名前じゃなかったらよかったのに
なんて思ってしまったり。

期待値に引きずられないで
必要以上のスペックがあって、デザインが好きなら
それを選ぶべきなんだろうけど。
少なくとも、いまよりは圧倒的にキレイになるわけで。

うーん。

なんで、このケータイ、こんなに悩ませるんだろ?

Posted by eno at 03:18 AM
February 20, 2008
求む、衝撃。

towertower.jpg

「えっ!!??」
っていうこと、起きないかなあ思う。

価値観とか、視点とか、思想とか
もう、ガラっと変わってしまうような出来事。
発見でもいいし、解明でもいいし。

「うひゃぁ! マジでぇええ?」

というような、壮大なこと。

その前の日と、次の日では、世界の見え方が変わるような。

まるで子どものようだが、ずっと思っている。
そろそろ、デカイのが欲しい。


単に「えっ!?」ということは、たまにある。
父親が亡くなったり、子どもが生まれたり
仕事でもプライベートでも、多くある。

「えっ!?」が、多くなるような
人生を選んで歩んでいるので、それなりにある。

しかし、そういうのは、ちょっと違う。
そういうのは、ただのショックだ。衝撃だ。


もっと、頭の中のハードディスクのかなりの部分を
書き換えないとならないくらいの、根本的なものがほしい。


例:

「ある朝、起きたら、この世に自分だけだった」→「えっ!!??」

「ある日、宇宙人が地球にやってきた」→「えっ!!??」

「実は、自分は、フランス人であることを知った」→「えっ!!??」

「タイムマシンが発明された」→「えっ!!??」

「気付いたら、瞬間移動してた」→「えっ!!??」

「時間が逆流を始めた」→「えっ!!??」

「突然、空が飛べた」→「えっ!!??」

「ビルとビルの隙間に、輝く星を見つける。取ってみると
 『GAME CLEAR!』と表示されて、この世が終わった」→「えっ!!??」


なんか、なんでもいいんだけど
「そりゃ、たまげたなあ」という展開、希望。そろそろ。


富士山が爆発して、こりゃ大変だ。とか。
大震災になって、こりゃ大変だ。とか。
そういうのは、いりません。

あまり、バッドではない、巨大な衝撃が欲しい。


この世の中、根底を覆すようなハプニング性に欠けてる。
もっと魅力ある、衝撃ある、奥深いものであると信じたい。


この世の中、とても素晴らしいものであることは、今日まででよーくわかった。
これからは、ビックリ方面に期待したい。


頼む。(誰に?)

winewine.jpg

うまかった。

Posted by eno at 01:28 AM
February 19, 2008
父塾

paulbread.jpg

息子が塾に行きだした。

じつは、僕は反対した。
まだ、3年生だから、あと1年後でも
いいんじゃないかと、なんども提案したが
息子が行きたいというので、了解した。


ちなみに、我が家は
習い事は、すべて本人希望。
こちらから、これをやれ、というのはないのです。


本人のやる気に感心し
僕は、そのサポートをすることにした。
息子が塾でやってきた問題から
間違えてしまった問題について
アドバイスをするのが、僕の役目だ。

「父塾」だ。

僕も、もう、そういう歳だ。


しかし、別に理由もあって。

僕もメンテナンスしていかないと
受験問題の頃になると(受験するかは未定)
ついて行けない問題が、出てくるのではないかと思ったのだ。

息子と、いまから1つ1つかけて
ステップアップしていけば、なんとかなるだろうと。


だいたい、週に3〜4時間くらい。
算数が中心で、国語、理科、社会も見る。

昨晩も1時間くらい、算数をやった。

塾で間違えてしまった問題を見せてもらい
(塾の先生は回答と解法を教えてくれているので)
僕は、別の問題を作成する。

基本的な問題と、応用的な問題。


息子が解く。
詰まったポイントに対してヒントを与える。
解けるまで、ナビゲートする。

解けたあと、ベストな方法というか
「こうやって解くと簡単だよ」というのを教える。


父塾が終わり、息子が風呂に入る。

テーブルに置かれた、塾のテキストを見てみる。

パラパラっとめくると、次回の問題があった。
来週やる問題ということだ。

そのうちの1つを読む。
こんな問題だった。

(※問題の記述を間違えてました。修正しました。恥ずかしい……)
===============================
AをBで割って、そのあまりがCのとき
「(A,B)=C」とする。

例えば、13を5で割ると、あまりは3なので
「(13,5)=3」である。

問題。
(E,5)+(F,5)=7、のとき
(E+F,5)=Gである
Gは、いくつか?
===============================

一瞬、たじろぐ。

サクっと解けない。ちょっと焦る。

「あれ? えーと……」と考えて、解けた。

が、焦る。


小学校3年生で、これ?


先が心配になった。

Posted by eno at 03:31 AM
February 15, 2008
無料であること。

prc.jpg

期日は限定されているが
マクドナルドで、キーワードを言うと
コーヒーが1杯無料になるという。

キーワードは
「プレミアムローストコーヒーください!」。

<<ここをクリックすると、詳細のページに、ジャンプします>>


これは、すごい。
こんなキャンペーン、あっただろうか。

キーワードって言ったって
「プレミアムローストコーヒーください!」
っていうだけ。

なんてイージー。

「最高の豆から生まれる最高の旨さ!
 プレミアムローストコーヒー
 味わわせてください!」

とか、そういう狙いもない。
普通に頼むだけでOK。
ちょっと短縮せずに、正式名称で言うだけ。

ていうか、ここまでで、僕もう3回言ってる。
これで、コーヒー3杯。


これって、条件、ないんだろうか。

例えば、マクドナルドに行って
キーワード言って、コーヒー飲んで
キーワード言って、コーヒー飲んで
キーワード言って、コーヒー飲んで
キーワード言って、コーヒー飲んで……って繰り返してもよいのだろうか。

よいのだろうけど。

じゃ。

キーワード言って、コーヒー飲んで
キーワード言って、コーヒー飲んで
キーワード言って、コーヒー飲んで
キーワード言って、コーヒー飲んで……って、100回くらい繰り返して
別のタンクみたいな容器にずっと移し替えてもよいのだろうか。
冷凍保存するでもして。
もしくは、次の日に販売。

買ったコーヒーをどう使うかは、こちらの自由なわけで。

ってことは。

キーワード言って、コーヒー飲んで、ザバーって捨てて(やっちゃいけません)
キーワード言って、コーヒー飲んで、ザバーって捨てて(やっちゃだめですよ)
キーワード言って、コーヒー飲んで、ザバーって捨てて(やっちゃだめですって)
キーワード言って、コーヒー飲んで、ザバーって捨てて(やっちゃあきません)
……って、ずっと繰り返してもよいのだろうか。

うーん。どうなるんだろう。

ていうか、もともと、おかわり自由なんだっけ?

もし、もともと、おかわり自由だったとしても、最初の1杯。
「100円」か「無料」かでは、ぜんぜん違う。
コーヒーだけではなく、無料で、マクドナルドでくつろぐ権利ももらえるわけだ。


また思う。

正確には、「プレミアムローストコーヒーのS」が、1杯サービスされるわけだけど
このとき、「プレミアムローストコーヒーのM」の、存在価値ってなんだろう、と。

「プレミアムローストコーヒーください!」が、キーワードだが
「プレミアムローストコーヒーください……Mで……」、というのはお金が必要になる。

実際、頼んだら、普通に販売されるのだろうか。
その差はなんだ?
Mはサイズの差だ。
だったら、Sを2杯でも、3杯でも頼めばよい。
じゃ、Mの値段ってなんだ?


ほかにも思う。

「プレミアムローストコーヒー”2杯”ください!」
って最初から言っちゃうのは、どうなのだろう?

「プレミアムローストコーヒーください!」
って頼んで、来たら、「やっぱり商品はいらない!」ってのは
ペナルティされるのだろうか?

ラジカセを持っていって
明らかに自分の声とは違う、例えば、おばあちゃんの声とかで
「プレミアムローストコーヒーください!」
って言ったら、どうなるのだろう?

ノートに文字で書いて伝えたら、どうなるのだろう?


「”プリミナル”ローストコーヒーください!」
というのは?

「プレミアムロースト”コーシー”ください!」
というのは?

「プレミ、アムロぉおお!、ォーストコーヒーください!」
というのは?


みんなで、オンラインで情報シェアして
「ここまではOKだった!」という情報交換は面白いかもしれない。

「プレマンタローストコーヒーくださいで、OKだった!」
とか
「プレミアムトーストコピーでも大丈夫だった!」
とか。
「クレアラシルゴースト高校でもイケた!」
とか。
「嘘つけ!」
とか。

カウンターで「プリリリルロールとコーヒーください」とか言って試してる
隠し撮りビデオ、YouTubeで見たいなあ。


たまたま、外人の友達が日本に来ていて
「日本の、マクドナルドってコーヒー無料になったんだ」って言って
実際にやったら、信じるだろうなあ。


ていうか、無料コーヒーのお客さんで
店内の椅子が埋まってしまったり、しないのだろうか。


……と、このように、書いてしまうわけで
そのマーケティング効果が、先方の一番の狙いなわけです。

Posted by eno at 06:08 PM
February 14, 2008
思う。

hatoppoppo.jpg

ミーティングで、ちょっとした意見が出たので

「それって、言ってみればロールプレイングゲームで
 ゲーム中に、「ウィンドウの処理を担当してます」っていう
 キャラクターと出会うようなもんだよね?」

とコメントした。
分かりづらい話と例えで申し訳ないですが。


それって面白いなあ、と思った。

その世界観というか設定が面白いだけではなく
面白いなあ、と思ったことがもう1つ。
ふつう、ゲームソフトというのものを対象したとき
それは、ゲーミングが面白そうだとか、面白くなさそうだとか
売れそうだとか、売れそうにないなあとか
そういうことを、ついつい考えてしまうわけだが
まったく、そういう部分じゃないもので
「面白いなあ」と思ったのは、久しぶりのことかもしれない。
ということ。


話を戻す。

ロールプレイングゲーム。
3Dバリバリとかではなく
わりと昔のタイプのイメージ。

プレイヤーはいつものような主人公。

旅の途中、人に会う。
その人は、「ウィンドウの処理を担当している」という。
ウィンドウというのは、「ピッ」て、ボタンを押したときに出てくる
レベルとか、ヒットポイントとか、書いてあるやつ。
ウィンドウは、ほかにもいっぱいあるけど。
それの「処理」を担当しているという。

ウィンドウ処理の彼は言う。

「気に入ってもらえてます?
 残りのヒットポイントが少なくなると
 ワクが白から赤に変わるようになってますよね?
 あれって、ドラクエ見たときから
 やってみたいなあと思っていたんですよね」

そんなこと。

さらに、旅を続けていくと
主人公は、魔法使いに、魔法で、小さくされてしまう。
指先くらいのサイズになってしまう主人公。
すると、石ころの向こうに隠れたキャラクターに気付く。
「大丈夫だよ」と声をかけると近づいてきた。
手に「笛」のようなものを持っている。
聞くと、「ワタクシ、効果音を担当しているモノです」という。
驚く主人公。

「ということは、さっきまでずっと聞いていた
レベルアップの音とか、コマンド決定の音とか
ぜんぶ、こいつが演奏していたのかぁぁああ!」みたいな。

「小さくて見えなかったかもしれないけど
 ずっと、耳元で演奏していたんです……ほうらね。ピロロン!」
「うわ、小さくなると、音デカっ!」」

そんなこと。

ゲームとしてではなく、そういう角度で
その設定で、ほかにも例がないかと考える。

こういうことか。

そのゲームにおける悪というのは
ゲームそのものを破壊する存在であると。

違うな……。

「プレイヤーがゲームを楽しむこと」
自体を破壊する存在であると。

そういう感じか。

ゲームを構成するエレメントの世界。
様々な要素=エレメントたちが住む世界。
そこで生まれた悪が、エレメントの世界をこわしていく。
すると、それがプレイヤーのプレイとか
ゲーミングに繋がっていく。

プレイヤーがプレイできなくなってしまう
あるいは、しなくなってしまうことが、その悪の目的。
なぜなら、プレイヤーがプレイしなければ
この世界の存在意義がなくなるからだ。

ほうほう。いいぞ。
ゲームとしては面白くなさそうだけど
……なんだろう、この感覚。

途中、「メッセージ国」がある。
そこにメッセージ王、という王様がいたが
敵にさらわれてしまった。

すると、ゲーム内のメッセージ=人の言葉が

「宿屋でチュかー? ここカラ、マァァァアァアアーースグ
 いっったったったサキに、アリマフぬーん!」

「トラールの街だよよよよよぉおお〜ん。チェベックス!」

「1泊30ゴールドだよ。泊まっていくかい? 阿藤快?」

とか、バカバカしくてプレイする気になくなるものに
すべてのメッセージが変わってしまう。
……これは困った。
プレイヤーのモチベーションを下げる攻撃だ。

ほうほう。
ふむふむ。

コピーライツ村が、最初に襲われたあとに
タイトル画面に行くと、(C)表記が1コなくなっている。

それは、かなり酷いな。

さっきの効果音担当のキャラクターが
旅の途中で死んでしまうと、効果音がいっさいなくなる。
主人公は、キャラクターが吹いていた笛のようなものを拾う。

別の場所で、効果音を担当できるという、別のキャラクターに出会う。
「助けてやってもいいけど、そのかわり、頼みたいことがあるんだ……」
ちょっとした冒険の後、彼が仲間になる。
しかし、楽器がないという。
死んだキャラクターの笛を渡すと、音が鳴った!
しかも、前に比べて、ずいぶんリッチなサウンド。
ピコピコ音じゃなく。

「え? そっち? 楽器じゃなくてキャラに依存してるの?」
みたいな。

うわぁ、こりゃゲームが見えない。
さっぱり売れなさそう……。


……と、やはり
面白そう面白くない、売れそう売れないで
判断してしまうのであった。

Posted by eno at 11:06 PM
February 12, 2008
イッツマイ新鮮ワールド

ppps.jpg

ここのところ、記憶力が弱い。
いつもは、ちょっと落ちた、くらいだけど
たまに、電源が落ちてたみたいに、記憶がだめになるときがある。

かなり問題だと思われる。


タバコが切れて、タバコを買いに行く。
買いに行った先で、いろいろほかのモノを買う。
店を出て帰る。
帰ってから、タバコを買っていないことに気付く。

しばらく歩いて、再び、店に戻る。
「なにを、しに来たんだっけ?」と考える。

大問題だ。
もちろん、すぐに気付くんだけど
店に入った瞬間は、さっぱり忘れている。

なんか、こんなこと、前にblogで書いた気もするが
それすら覚えていない。確信できない。


こんなことも。

先日、久しぶりにHTMLとCSSを書く機会があった。
すると、思い出せないことが、かなりあった。
こりゃ、びっくりした。
短期間で、記憶力がガタ落ちしたことが証明された。
少なくとも、数年前は、そんなことはなかった。
自分から一生懸命覚えたことは、なかなか忘れなかった。


こりゃ、どういうことだろう?

記憶力がなくなっていくって、どういうことだ?


しかし、脳科学では
老いと記憶力の低下は関係がないという人もいる。

それは、「新鮮さ」=「慣れ」に問題があると。

子どもの頃は、特に小さな頃は
この世のいろいろなものが、新鮮だった。
あらゆる体験が、新鮮だった。

しかし、どんどん新鮮さや
そこからくる刺激、興奮は、なくなっていく。
慣れてしまう。
マンネリ。

だから、しっかり記憶されないんだと。

記憶を取り出す能力の低下ではなく
記憶するときに問題はあると。

目の輝きがなくなっていくこと……。

たしかに……。


ということは
昔のような、子どもの頃のようなハートで!

この世界に接して、体験!

僕はガラスの十代だ。
世の中はピッカピカだ。


うひょひょー!
タバコ……タバコ……大好きだよー。
いまから買いに行っくぞぉ!
買ったら、また、吸えるぞぉ!
くぅ……たまらんぅ………………無理だ!!

それは、無理。

ウヒョヒョー!
HTML、CSS、楽しいなあ。
自分のウェブページがどんどんできていくぞ!!
うぉ! リンクが貼れた! 動画も流れる!
やった、色が変わった! TABLEで表も作れたぞ!
枠線が点々になったぁ…………無理だ!!

これも、無理。

無理。無理。

Posted by eno at 10:05 PM
February 08, 2008
安心。

anshin.jpg

数日前のこと。

その相手が誰のことか、わかってしまうので、ぼかしました。
内容も少し、ぼかして、変えてあります。すいません。


とあるクリエイターのかたと、お食事をした。
お食事しながら、いろいろとお話し。

話の途中、そのかたは
「お客さんが、安心できないものは、だめなんです」
というようなことをおっしゃる。

ぜんぜん、そのとおりなんだけど
その「安心」を、何度か繰り返していた。

気になったので
「どうして、そこに、そこまでこだわるのか?」
を、訊いてみた。


すると、どこかを見つめ、一呼吸する。

いちど、目を瞑ってから、ゆっくりと話し始めた……。


そのかたは、オモチャを作っていた頃があった。

あるとき、新しいオモチャのデザインをした。

自分の、クリエイターとしてのこだわりがあって
どうしても、「こういうデザインではなければ!」と
少し変わったデザインをした。


その影響で、ある部品が、大きくなってしまうことになった。
それに対して、少し不満はあったが
やりたいことができるならと、それでOKとした。


発売から、しばらく経った……。


その部品を飲み込んで、男の子が亡くなってしまった。

その部品が、大きかったから、詰まってしまったのだ。


「そのときの記事は、いまも大切に持っています……」

だんだんと声が震え、涙声になった。


「……だから、自分は、『安心』というものを、大切にしているんです……」


と語り、しばらく黙っていた。


僕も、黙ったままだった。

Posted by eno at 03:08 AM
February 07, 2008
濱田家

hamadaya.jpg

濱田家へ。

夜の人形町。

以前から御贔屓、ということで
食事をさせていただく。

どれも、器が美しい。

出汁が、しっかりしているけど優しい味。
優しい出汁だ。弱い出汁とは違う。
強くて優しい。

こんなこと言ったら失礼かもしれないけれど
最後の食事(ご飯もの+みそ汁)が、もっとも美味しかった。

ご飯もので、ここまで「美味しい!」なんて驚いたの
どのくらいぶりだろう?

そして、なにより
僕が印象に残ったのは、人がよかったことだ。

まず、女将がよい。
よい、なんて失礼か。失礼。
すごくいいバランス感覚を持った方だなあと思った。

ほかの方々も、みな、よかった。
気持ちよい間、を持っている人たちだった。
緩すぎず、柔らかい。

誰も、つんとした雰囲気をいちども見せなかった。
ものすごく、気持ちよかった。

いや、僕も、それなりに
日本料理……というか、割烹だって、料亭だって行ってますよ。
でも、あそこまで、お店における「人の価値」を感じたところは
いままで、なかった。

あのくらい、いいバイブレーションを持った人達を
スタッフとして集めてくるって、もしくは、さらに育てるって
どのくらいのことなんだろうなあと思いながら、玄関を出る。

「こちそうさま〜」

小雨が降っていた。

「傘はいらぬ」と、少し歩いた。

一人になると
なぜか、久々に、マイケル(芸人)のことを思い出した。

hamadaya2.jpg

店の外は、黒塗りの車 with 運転手、が多くとまっていた。
足下、NEW BALANCEじゃ失礼だったかなあ。と思う。

Posted by eno at 02:15 AM
February 04, 2008
はじめて

snowbaby.jpg

雪が降った。

8ヶ月になった下の子を連れて外へ。
雪の中を散歩する。

彼にとっての、はじめての雪。
はじめて、見る雪。
はじめて、感じる雪。

いつになく興奮している。
大騒ぎしている。
真っ白ワールドにびっくりしている。

手を握ると冷たくなっていた。

あらゆるものを吸収しろ。
これが、お前の世界だ。

snobaby3.jpg

パパビュー。

Posted by eno at 05:18 AM
February 03, 2008
コメント達人のコメント力

shintaroishihara.jpg

最近、石原慎太郎さんの、「コメント能力」に注目している。
政治能力とか、思想などは、ちょっと横に置いときたい。
いや、暴言が多いのも、よくわかってるんだけど。
「コメント能力」という部分のみ、見つめます。

前から上手いなと思っていたんだけど、注目して、よりわかった。
口げんかしたら、絶対に負けない人だね。


まず、数日前のやりとり。

東京が、2016年に五輪の開催を候補しているからなんだけど
アジアハンドボール(アホ)連名が、ハンドボールのアジア際予選を行うなら
「東京五輪の実現には協力しないよ」って、発言してたことありましたよね。

それについて聞かれた石原さんのコメント。


『そんなものに屈するなら、東京五輪なんてやってもらわなくても結構だ!
 アジア連盟の上にある組織(国際ハンドボール連盟)が、
 実際にビデオを見てこのジャッジはフェアでないという
 結論を下したから再試合になった』

まず、パシっと立場、姿勢を明確にする。
ケンカに負けない基本をよく知っている。

うまいのは、こちらの立場を正当化しながら
相手の立場を、1つ下に下げているところ。
「アジア連名の上にある組織が」という言い回し。
これは見事だ。


そして、中盤。


『そういう実態を顧みず、自分の言うことを聞かないなら
 東京の開催をじゃまするというのは、スポーツマンの言うことではない。
 非常に低級な政治だと思う』

とかみついているが
「スポーツマンの言うことではない」という断言の角度が見事。
特定A難度の技。
角度を変えて、正しい価値観から、相手を否定する。

「スポーツマン」という上で否定しておいて
「低級な政治」というまとめ方も、非常にうまい。


そして、最後。


『JOC(日本オリンピック委員会)は黙っているが
 この問題で、黙っていた方がいい、勝手なジャッジがまかり通ることを
 認めてもいいという日本人は、1人もいない。
 抗議することがまさにオリンピック精神』

「抗議することがまさにオリンピック精神」というのは
歴史に残してもよい、コメント技ではないだろうか。

インディペンデンスデイの大統領の演説を思い出してしまう。


続いて、3日前のコメント。
中国産餃子問題のやりとり。

出だしからすごいが、一気にいきます。


『論外だね、あれ。サリンにもなんだろ、有機リン酸ってのは。
 独裁統制国家なんだから、そこんところはちゃんとしてもらわなきゃな。
 しかしやっぱり、片一方で資本主義やりだすと
 営利優先になってあんな羽目になるんだろうね。
 ほんとに迷惑するわな』

こんなコメント、どの政治家だって
「中国には、これからもお互いの経済の持続と発展のために
 ぜひ、安全面の見直しを……」なんていうのが精一杯でしょう。

それを石原さんは
「独裁統制国家が、資本主義に走ったこと」で斬る。

このコメントで
「中国は、独裁統制国家である」
「サリンの原料が、しっかり管理されていないような国だ」
「独裁統制国歌なんだから、しっかり統制とれ」
「独裁国家が資本主義やると、営利優先になる」
「営利優先だから、あんな羽目になる」
「ほんとうに迷惑だ」
と、あらゆる言葉と印象を残した。

コメント道の師範だ。
マスター。

Posted by eno at 10:46 PM
February 01, 2008
『おやすみプンプン』

punpun2.jpg

『おやすみプンプン』の2巻が出た。

読んだ。
やはり、このマンガは面白い。
素晴らしすぎる。

これで安心した。
これから、主人公たちと、しばらく世界をぶらぶらと
ときには、はらはらと、探索できそうだ。
楽しみだ。


作者の浅野いにおは、前から気になっていて
『素晴らしい世界』や『ひかりのまち』
そして、『ソラニン』など、デビューからいろいろ読んできた。

彼の、というか、彼の世界の持っている
独特の空気感や、人間、そして人間関係の表現が好きだ。

失礼ながら、「だけど……このテイストかなあ」と思っていたところに
『おやすみプンプン』だ!


あまりにも表現が新しすぎる。

「この表現があったのか!」と、最初は驚いた。
いまもずっと、驚いている。

彼の持っている素晴らしい世界観に、「彼の表現」が加わった。
めったにない傑作となる予感でいっぱいだ。


主人公のプンプンは、小学校5年生の男の子。
……というと、子どものマンガ、のように思えちゃうけど
しかし、ここがすごい。これがすごい!

なんていっても、主人公が、「キャラ」なのだ。
といっても、意味がわからないだろう。
僕も、なんとも説明のしようが難しい。

punpun1.jpg

上にマンガのコマがあるが、下に太い線で描かれたキャラがいる。
それが、主人公のプンプンなのだ。


いや、いままででも、心象表現などで
こういう表現をするマンガはあった。
しかし、これがずっとなのだ。

主人公のプンプンは、ずっとこのキャラで描かれている。
普通の小学校5年生の男の子として。


自分である主人公が、自分を見つめた表現と言えるのだろうか。
例えば、僕らだって、普通に生活をしているときは、自分は見えない。
見えないどころか、なんとなく、リアルではない
自分をイメージしているのではないだろうか。
主観的に見た、客観イメージ。

このマンガでは、そういう手法が取られている。
意図まで合っているか、どうかはわからないけど。

彼と彼の家族が、このなんだかわからない
鳥のような、ヒヨコのラクガキのようなキャラとして描かれ
ほかの普通の人間たちと、普通に暮らし、生きて、交わってる。

新しい!
ステキすぎる。


もちろん、手法だけが素晴らしいわけではない。
そこには、浅野いにお独特のドラマが潜んでいる。

母親に暴力をふるう父親。
しかし、そんな父親のことをプンプンは好きだ。
父親は暴力によって、逮捕されてしまい、家におじさんがやってくる。
おじさんは、父親や母親とはまた違った世界を持って、やってくる。

そして、転校してきた愛子ちゃんに一目惚れ。
愛子ちゃんとの未来を夢見ることで、プンプンは生きている。

しかし、愛子ちゃんには、ヒミツがあった。
そして、プンプンにそのヒミツがばれてしまう。

愛子ちゃんは、プンプンに言う。ここから離れたい、と。
「鹿児島にふたりで行ってくれる?」

プンプンが「鹿児島とはどこらへんにある島なのだろうか?」
ととぼけた質問をすると、愛子ちゃんは言う。

「……ねぇ、プンプン……
 もし、約束、やぶったら…
 プンプンがもし、またあたしを裏切ったら…

 今度は殺すから」


もう、絶対買ってー!

punpun3.jpg

『おやすみプンプン』と『団地ともお』があれば、もう幸せだ、僕は。

Posted by eno at 06:39 AM