なにげなく、アップルのサイトを覗いて驚いた。
iPod touch、iPod nano、iPod classic、iPod shuffle。
トップページで紹介されている、商品のすべてがiPodだった。
閲覧するたびに、メインのフィーチャーは
iPod touchだったり、iPod nanoだったりするようだが
いずれにせよ、トップページのすべてが、iPod関連。
もちろん、「Mac」のボタンを押せば
Mac製品のページに行くことができるわけだけど。
10年前の自分が見たら、意味がわからないだろう。
アップルのサイトに行ってみると
そこにあるのは、iPodなる未知なる商品。
それが、トップページをすべて支配している。
Macの販売をやめたのか、と思うかもしれない。
そのくらい、アップルという会社は短期間で変化したわけだ。
社名から「コンピュータ」という文字も消えているわけで。
こういうことが、未来を生きていく面白さではあるが
ここまでの大変化って、この先もあるのだろうか。
あってほしい。
10年後のアップルのサイトを見てみたい。
電話機がずらーっと並んでいたら……驚くだろうけど、想像の範囲だ。
ゲーム画面がずらーっと並んでいたら……。
ロボットがずらーっと並んでいたら……。
10年の変化というのは大きい。
なにより、温泉旅館作ったり、ブランディングやってたり
レストランのリニューアルやってたり、自販機作ってたり……と
自分自身の変化が、もっともびっくりすることだろうけどね。
SHOHEIの個展に行った。
昨日が、オープニングの日だった。
前にオフィスに遊びにきてもらったとき
作品を見せていただいて、それっきりだったんだけど
数日前に個展のDMが届いた。
その彼からのDMの手書きの文字が、なんというか良くて。
なんか、その手書き文字が、心に届いてしまって。
手書きで、「ぜひお越しください」みたいなことが書いてあって
その字の感じとか、文章とか、そういうちょっとしたことが気持ちよくて
そんなやつとは繋がりたいなあと、昨日はちょっと忙しかったんだけど
SHOHEIも来るということだったので遊びにいった。
「ほんとに来てくれたんですか!」とか喜んでくれて、嬉しかった。
個展の案内とか、ライブとか、試写とか、いろんなものがオフィスに届くけれど
そこにちょっとしたメッセージでもなんでも
本人の手書きで言葉があると、すごく暖かくなる。
なんだか、そんなことを大事に生きていきたいなあ。
そんなことを大切にしてくれる人と、生きていたいなあ。
彼が、これから、どこまで売れるとか
どんなふうになるとかわからないけど
いまから何年も経ったときも届くDMには
手書きでメッセージが書いてあってほしいなあ。
オープニングということで、ダンサーにボディペインティングするSHOHEI。
さっきまで笑って喋っていた顔が、いきなり変わったので驚いた。
アーティストの顔だった。
iPod touch、時間があると触る。
新幹線でも触った。待ち合わせ中も触った。
思ったのだが
iPodとするから、このサイズになってしまうわけで。
もしくは、iPhoneが元になっているから、このサイズなわけで。
これ、もっと大きくしたら、素晴らしい商品になるのではないか。
同じ「タッチ利用端末」というコンセプトのままで。
タテヨコ、倍くらいの大きさで。
ブラウザー、メーラー、Google Map、YouTube
写真ビューアー、iTunes、ノート、スケジューラー
そんな類の、アプリケーションたちが、タッチのインターフェイスで動く。
大きくなれば、ソフトウェア・タッチ・キーボードも
もうちょっと打ちやすくなるだろうし。
本体にストレージもあって、いろいろな書式も読めて。
映像アウトなんかもあって、プレゼンにも使えて。
ノートパソコンではなく。
ぜんぜんシンプル機能でよく。
変わりに立ち上がり早く。電池持ちもよく。
そして軽く。もちろん薄く。
日本仕様で、ワンセグも載っけていただいて。
そんなマシン、でないかな?
それがあったら、仕事というか作業するとき以外は
もう、それでいいんじゃないか?
気軽に使えるし。ごろーんとしながらでも。
マウスがいらず、タッチのインターフェイスで。
少なくとも、モバイルは、それで充分じゃないか?
あれ?
どうして、そういう商品、ないんだろ?
出るのかしら?
「Mac touch」とかいう名前で。
あれれ。
すごくほしいなあ。
iPod touchが楽しい。
久々にいいガジェットを買った。
まさに「手のひら未来」である。
音楽の話しはおいておこう。
いや、もちろん、ミュージックプレイヤーなんだけど。
アルバムジャケットをパラパラするのも楽しいし
インターフェイスもよくできているけど
画面見ないとボリューム操作ができない不便に気付いたり
というか、クイックホイールの偉大さを感じたり。
まぁ、そのくらいで。
インターフェイス系を除けば、まあiPodだし。
インターネットブラウザが思ったより良い。
勝手に、もうちょっとイマイチだと思っていて失礼。
フラッシュが動かないのは、かなり残念だけど。
ウェブサイトは、パソコンで見るのが、もちろん何より快適だけど
このくらい性能がよくて、タッチ機能があると
また、ちょっと違う楽しみが味わえる。
指で、ツツツとスクロールして
あの画面サイズで、blogを読むのが楽しい。
指で、スッ、スッ、ってスクロールする、という
ただ、それだけなんだけど、すごく楽しい。
コンテンツというのは、インターフェイスも含めた
環境によって楽しみが変化するものなのだなあと、改めて理解。
ブラウザは、なにをブックマークしておくか、がセンスだね。
あと思ったのは、Tumblrが、新たな価値となったね。
YouTubeは、まぁ、手元でYouTubeが
という感動はあるんだけど、そのくらいかなあ。
当たり前だけど、保存できるわけじゃないし。
もっと、あらゆるところで、無線LANできるようになったら
ぜんぜん違うんだろうけどね。
早く、新幹線で無線LANサービスが始まらないかしら。
2009年の春スタートだっけ?
YouTubeは、iPod touchのアプリケーションで見るんじゃなくて
タグとか人気とかの要素で、指定ファイル数ひっかけて
コンバートしてiTunesに勝手に毎日放り込んでくれる
プログラム、だれか作ってくれないかしら。
ビデオポッドキャストみたいになって楽しそうだ。
意外だったのが、計算機がよくできていること。
ただの計算機なんだけど
タッチのおかげで、ほんとの計算機みたいに快適に使える。
デザインもよい。美しい。
なにより驚いたのは、写真のビューアーがすごく楽しい。
第5世代のiPodを持っているので、その機能はあったわけだが
指で、ツー、ツー、と、次の写真、次の写真、と
送っていくのは、かなり楽しい。ぜんぜん違う。
2本の指で拡げて拡大、つまんで縮小も、気持ちいい。
と遊んでいるうちに
写真ビューアーに可能性を感じた。
デジカメで撮った写真じゃなく、違うものを見るのがよいのでは?
例えば、好きなアートばかりぶちこんでおくとか。
とにかく、たまに見たいものを大量に入れておけばよいわけだ。
写真、という定義から抜け出したら、面白くなるね、これ。
写真という形で、誰かマンガを出版してくれないかなあ。
指でめくって、次のページ、という形で。
1ページが通常の1枚じゃ厳しいから
iPod touchのスクリーンサイズに合った形で。
ネットでダウンロードして、iPod touchにぶちこんで
移動中にマンガが読みたいなあ。
1日1本とかで、横型4コママンガとかでもいいんだけど。
また、音楽データをダウンロードするときに
一連の写真というか画像を一緒に落とさせれば
ビジュアル付きの、サウンドドラマとかできるよね。
なにかの音をきっかけにして、次の写真、みたいな形で。
もしくは、用意された写真から、犯人とか手がかりとか探すとか。
単に、ライブ版の音楽と一緒に、ライブの写真がいっぱい提供されれば
ライブの音楽を聴きながら、写真を見て、なんてこともできるか。
いいなあ。
って、いままでのデバイスでもできることなんだけど
タッチで、写真をすいすい、が楽しくて快適だから
作品、商品として成り立つ、と思えるんだよね。
と、そんなところだろうか。
いまのところは。
ソフトウェア・タッチ・キーボードも慣れてきた。
さっぱり快適じゃないけど、ウェブメールはやらない前提でいれば
そんなに積極的に使ったりするものでもないし。
検索くらいだったら、あまりイラっとはならない。
薄いし、軽いし、電源もかなりもつし。
なにより、触っていて楽しい。
こんなに楽しめるとは思わなかった。
iPod touchで閲覧するための、ウェブページでも作ろうっと。
そのうち、アプリも自作できる方法、あるでしょう。
なにより、バージョンアップで、どこまで改良されるかも楽しみだ。
そんな気分になっちゃうんだから、大した製品だなあ。
iPod touch、発送というニュースを読む。
しかし、届いた様子はどこにもない。
配送センターのページを見ると、今日、届いてもよいのになあ。
んー、明日か、残念だ。
それはそれとして、その、iPod touch、発送というニュース。
発送したことがニュースではなく、Windowsでは動かないという話しだ。
ほんとか? と思うわけだが。
いくらなんでも。
でも、どうやら、ほんとうのようだ。
英語版のWindowsでは大丈夫だということだ。
なんだ、それ。
日本版Windowsでチェックなし、っていうこと?
それ、たまたまのミスじゃなく、そういう考えだったらすごいな。
副社長:「おぉチェック部……あった、ここだここだ。……あっ、板倉くん!」
社 員:「これは、畑山副社長。そんなに慌てて……、なにか?」
副社長:「サポートセンターと、Appleストアに、iPod touchが
Windowsでは動かないと、問い合わせが殺到しとるんだよ……」
社 員:「さきほど、杉本部長から報告受けましたが」
副社長:「Windowsでは動かないって……きみ、チェックしなかったのかね!?」
社 員:「はいっ、Windowsではチェックしておりません(堂々と)!」
副社長:「この部の……、誰も、チェックしなかったのかね?」
社 員:「はいっ、誰もチェックしておりません(凛々しく)!」
副社長:「ここは、チェック……の部署だろう?」
社 員:「はい、その通りで」
副社長:「こ……ここの仕事はなんだね?」
社 員:「日本語版のソフトウェアやOSを事前に動作確認するということですが」
副社長:「i Pod touch、のチェックはなかったのかね?」
社 員:「行いました。……喜ばしくも、Macではしっかりと動きましたっ!」
副社長:「Macでは……って、誰もWindowsでチェックしなかったのかね」
社 員:「もちろんであります!(きっぱり)」
副社長:「なぜ、Windowsで、チェックしないのかね!?」
社 員:「誰も、Windowsなど、触りたくないからであります(敬礼しながら)!」
副社長:「それも、きみの部署の仕事じゃないのかね!?」
社 員:「部長。わたしは、部署の社員である前に、Appleの社員であります……っ」
副社長:「なにを言っとるのかね? というか、なぜ泣いとるのかね?」
社 員:「(涙目で)Appleの社員であるわたしが、どうしてWindowsなど……」
副社長:「ものすごい愛社精神だな、きみ……」
米社長:「ドーシマシター?」
副社長:「ああっ! これはこれは、スティーブ! ……いま、日本でしたか」
米社長:「トーキョーゲームショウガ、アテネ」
副社長:「ミート・サムバディ?」
米社長:「イヤ、タダ、スキナソフトデルカラ、ミニキタダケヨ」
副社長:「XBOX360?」
米社長:「ソレ、ツマラナイ、ジョークヨ。……ソレヨリ、ドーシタノ?」
副社長:「いや、実は、これこれ、こういうことがありまして」
米社長:「オーッ! グレイトッ!」
副社長:「スティーブ?」
米社長:「アン、ビリィッバボー! サイコーネ! トゥデイ、メモリアルデイネ!」
副社長:「メモリアルて」
米社長:「(横を向き)ユゥ、ネーム、ナンテイウノ?」
社 員:「ス、スティーブ様! (震えながら)マ、マイネェム・ィズ・イタクゥラ」
米社長:「オー、イタクゥラ。ゼンゼン、キニシナァーイヨ」
社 員:「スッ、……スティーブ様ッ!」
米社長:「OK.OK. ……ユゥアー、ア、”グッド・アップル”ネ」
社 員:「グッド、アップル?」
米社長:「イエス、グッド、アップル」
米社長:「ま、ま、まさか……、わたしなんかが、グッド・アップル社員に!?」
米社長:「ミナサーン! アツマーッテ、クダサーイ!」
みんな:「おーっ、スティーブだ。社長が来てるぞっ。がやがや……」
米社長:「トゥデイ、メモリアルデイニ、ナリマシタ!」
みんな:「なんだなんだ? どうしたんだ?」
米社長:「ツイニ、アップル・ジャパァンデ、グッド・アップル、デタヨ」
みんな:「えーっ! 誰だ? 誰だ?」
米社長:「コノ、イタァクラクン、デス。 コングラッチュレィションズ!」
みんな:「板倉かよー。まぁ、あいつApple、愛してたもんな」
社 員:「(ハンドマイクで)板倉です。明日……私は、本社へ行くこととなりました」
米社長:「ホントノ、コトネー」
みんな:「わいわい、がやがや。(やがてコール)いーたくらっ、いーたくらっ!」
社 員:「(また泣く)Appleの社員でいて、こんなに嬉しかったことはありません!)
みんな:「ワーワー! ワーワー! いいぞ、板倉っ!」
社 員:「わたしは、ここにいるスティーブに変わって、将来、社長になりますっ!」
米社長:「オー! ソノ、チャレンジ、スピリット、グーッド!」
社 員:「(泣きながら)スティーブ様!(抱きつく)」
米社長:「イタァクゥラ!(力強く抱く)」
みんな:「アーップル! アーップル! アーップル!」
こんなんだ、きっと。
しかし、いくらなんでも、ひどい話しだ。
Apple大好きの僕も、さすがに、ちょっとひく。
Appleジャパンのコメントが楽しみ。どうコメントするのか?
息子の手。
赤ちゃんの手。
赤ちゃんの手は無限の可能性を持っている。
そこが好きだ。
この手が世界を変えるかもしれない。
この手が世界を破滅させるかもしれない。
あり得ないかもしれないが
赤ちゃんの場合、その可能性がちゃんと存在する。
もちろん、そこまでではなくても。
これから、どんなふうに成長するのか、まるでわからない。
まるでわからない、というのは、あらゆる可能性を持っているということだ。
そんなことを思ったら、こっちを向いて笑った。
ん?
しかし
どうして
自分には、その可能性がない、と思ってしまうのだろう。
これからの人生によっては
自分が世界を変える可能性はない?
これからの人生によっては
自分が世界を破滅させる可能性はない?
どうして、自分で自分の可能性を制限しているのだろう。
先日、日本テレビの土屋さんにお会いした。
「ロシナンテは、いまどうしてるんですか?」とか
先方にはなんの特もない質問を多くさせていただいた。
その後、岡本太郎さんの話しになる。
やがて、大阪万博の「太陽の塔」の話題になると
土屋さんはおっしゃった。
「大阪万博の太陽の塔のとき、岡本太郎さんは58歳なんですよ。
すごいなあというのと、それを知って、自分も
まだまだだかあ、と思えるんです」
すごいなあ、岡本太郎さんと、そう感じられる土屋さん。
しかし、太陽の塔、どう見ても使徒。
ステキだ。
ステキすぎる。
美しく、楽しい。
MIKA。
シンガー、ソングライター、プロデューサー。
ベイルートで生まれるも、戦争の激化でパリへ逃れることとなり
その後、父親がクウェートのアメリカ大使館に監禁。
イギリスの庇護を受けるためにロンドンに移住。
ロンドンのフランス人学校に入学するが、酷いいじめにあい
読むことも書くこともできなくなり、幾つかの学校を転々とする。
大学はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに進学するが、1日で退学。
王立音楽大学に入学するが、それも退学。
そして、ミュージシャンに。
純粋に楽曲とその世界が素晴らしいのだが
経歴も素晴らしい。素晴らしいなんて言っちゃ失礼かもしれないけど
こんなミュージシャン、めったにいない。
比べられるのは嫌だろうけど
現代のフレディーマーキュリー。
彼の言葉も素晴らしい。
「目立つことを怖れちゃだめなんだよ。
もし誰も僕の可能性に賭けてくれる人が現れなかったとしても
それはそれで仕方ない。自分の力でなんとかするさ」
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こいつは愛せるなあ。
電車の路線図を見ていたら
山手線の形って、人の横顔なのね、ということに気付いた。
恵比寿がちょうど上唇。目黒が下唇でいい感じ。
瞳が見つめる先は新宿。渋谷が鼻の穴。
はい。
連休明けらしい、エントリーですね。
昨日の画が、カミさんと息子に評判よかったんで
第二作目。というか、続きを描きました。
さて、空気が読めない、と言われ続けた安倍さん。
総理大臣に対する、ここが良くないという市民の声で
「空気が読めない」というのは、時代も変わったもんだ。
20年前だったら、「空気が読めないから」という理由で
印象が悪くなる、なんて考えられなかっただろう。
いまから20年経ったら、「なんかイラつく」とかいう
理由もあったりするのだろうか。
「存在がイヤ」とか。
大変だったのでしょう。
いっぱい、いっぱいだったのでしょう。
突然の辞任は無責任というが、そこは許してあげたいなあ。
また、そんなことが起こらないように。
今度は、強いリーダーシップを持った人に
総理大臣になっていただきたいね。
そんくらい、大変なんだよね。
ちょっと前の話しになるけど
新幹線での移動と、台風が重なった。
正確には、台風が去った次の日だったのだが
前日の台風は、新幹線が止まったり、ダイアが乱れたりして
その日の午前中くらいまで影響していた。
そんなことから、東京に来ていた人が帰れなくなったり
朝、新幹線を予定していた人が、乗れなかったりして
普段では考えられない人数が、新幹線に乗車することに……。
いつもは当然、事前にチケットを買うんだけど
ダイアの乱れがあったので、ちょっと早い時間に駅に向かって
一番早く着く新幹線のチケットを取ろうとすると、なんと満席。
グリーンも普通車も、ぜんぶ満席。
というわけで、仕方なしにホームの自由席サイドに向かうも
ハナから諦めがついてしまうような、人の列。
列車がやってきて乗車し、出発するも、当然のように、すごい人。
廊下だけではなく、デッキまで、人が溢れている。
よく、帰省ラッシュとかのニュース映像を見るけれど、その比じゃない。
人と人との密接具合や、人によっては昨日帰れなかったとか
ホームで1泊したとか、取引先との関係がまずくなったとか
家族に会う時間が遅れてしまったとか、いろんな理由があると思うけど
なんだか、かなり気まずい雰囲気。
暫くして、新横浜駅に着く。
降りる人は誰もおらず、さらに乗る人はアリで
ちょっとした殺気すら感じてきたので、ちょっと避難。
乗ったのが新700系だったので、喫煙スペースがあった。
廊下を挟んで、左右に喫煙スペース。
それぞれ2人ずつ、無理すれば3人入れるスペースに、誰もいない。
誰もいないというのは、喫煙者がいないのではなく
あまりの人の多さに、その近くにいる人以外は来れない、という状況。
喫煙スペースに避難して、本を読んでいると
それを見た人が、やってきた。入ってきた。
お、その手があったか、という感じで。
閉ざされた喫煙スペースに、彼と2人。
いきなり話しかけてくる。
20代、半ばくらいかな。
「混んでますねえ」とか「どこまでですか?」とか。
そんなちょっとした会話なんだけど、なんだか嬉しかった。
「金曜日って、こんなに混むんですか?」と言うので
「違うよ、金曜ってのもあるけど、台風だよ、台風!」
「台風ですか?」
みたいな会話も交わしつつ、いろいろ喋った。
ふと思う。
なぜ、電車って、誰も会話しないんだろう。
新幹線だけではなく、普通の列車だって
「そのシャツ、格好いいですね」とか
「今年は夏が長引きそうで、秋を飛ばして、冬になるそうですよ」とか
「昨日、ぷっすま見ました?」とか
そんな会話をしてもいいわけだ。
静かに黙って、座っていたり、立っていたり
ケータイでメールしたり、ゲームしたりしているより
どこの誰だかわからない人と、出会ったり、会話したり
そんなことのほうが、楽しそうだ。
だけど、どうして誰もしないんだろう。
というか、自分もしないわけだ。なぜだ?
「話しかけられるのはいや」という人のほうが多いのかなあ。
もしくは、そういう人がある程度いるから
それを考えたら、話しかけづらいのかしら。
女性専用車両というのがあるが
「オープン車両」というのを作ったらどうだろう。
オープンな気構えの人が乗る車両。
ちょっとした数駅、数分、十数分のコミュニケーション。
なんだか、そんな世の中のほうが、面白い気がしてきた。
専用車両が難しいなら
「Let's Communicate」とか「I'm Open!」とかいうバッヂでも作って
そういう運動を起こすのはどうだろう。
犯罪の元になる、とか言い出すのかなあ。
なんだろう、この社会。
僕たちは、この社会を、どんな社会にしたいのだろう。
いまの社会は、そんな社会なのだろうか。
どうすれば、気持ちいい、毎日が楽しい、社会になるのだろう。
昨晩、大堀こういちさんと、温水洋一さんによるユニット「O.N.アベックホームラン」
による芝居、「セプテンバーホール」を観にザ・スズナリに行った。
狂ってはいるが平和で暖か、という独自の世界を楽しんだ。
シンプルで効果的な、舞台装置もよかったなあ。
もうちょっとぶっ飛んでほしかったなあ、というのが正直な感想。
大堀さんの笑顔は、ほんとにいいね。
東京公演は終わり、明日の12日は大阪のシアター・ドラマシティであるそうですよ。
暖かなくだらなさが好き、という人はぜひ。
ニンテンドーDSが欲しくて、パパに頼んだのに
「買ってきたよー」と袋を開けたら、ゲームボーイ・アドバンスのような。
「DSというのは売ってなかったから、こっち買ってきたよ」という感じ。
……うーん。ちょっと違うか。
お寿司屋さんのカウンターで、ホタテを注文したところ
「ホタテは今日切らしちゃいまして、平貝ならありますが……」というか。
……それもちょっと違うなあ。
というような気分で、予約した、iPod touch。
パッと見た目も、ちょっとした機能も特徴も、iPhone。
ただし、電話がかけられない。
「じゃ、iPhone買えばいいじゃん」と思ったところで
我が国、日本ではまだiPhoneは発売されてないどころか、その時期も見えない。
それが、「じゃ、平貝のほうで……」という気分。
いや、そんな残念がっかりなことではない。
あのタッチ&フィールは、iPhoneが出るまでおあずけかあと思っていたわけで。
電話は使えない輸入iPhoneを、秋葉原で買ってしまおうかとも考えたわけで。
「電話が使えなくても、欲しいわけ? ……じゃ、これでどうだい?」と
こちらの願いを叶えてくれたような登場だったわけだ。iPod touch。
夜中の発表を見て、「おおっ!」と興奮して、「即予約!」の判断。
しばらくの間、アクセス過多なのか、リンクを間違っていたのか
なぜかずっと、本国Appleのストアに飛ばされるという事態で
諦めて仮眠を取って、起きてアクセスしたら予約ができる状態になっていて
「おっ、繋がった!」と、そのまま喜んで予約した、iPod touch。
しかし、予約を終えてみると、なにか残るモヤモヤ感。
「ま、いいか……じゃ、平貝、握ってください」
しかし、電話が使えないのは、そういうプロダクトなんでよしとしても
カメラとメールまで、外されちゃうとなあ。
カメラは中途半端なものが付いても、使わないからよいけど
メールは使いたかったなあ。
ウェブメールを使えばよいわけかしら。
なんか悔しいんだけど、ずっと待つことを考えたら、嬉しい登場のiPod touch。
もう1ヶ月もなく、手にすることができるなんて。
自分に便利な専用のウェブページ、いっぱい作ろうっと。
そう考えたら、……うーん、このワクワク感はたまらない……のがちょっと悔しい。
二つ折りじゃない薄いケータイを買ってきて
iPod touchの裏に、接着剤でくっつけちゃえばよいかしら、と思えてきた。
いや、違う。そういうことではない。
Tumblrが、便利だ。
シンプルで便利。とても楽しい。
Tumblr(タンブラー)は、オンラインのメモ帳だ。
人に教えれば、公開メモ帳となる。
オンラインのメモ帳といえば
ブックマークが、役割としては近いが
Tumblrでメモできるのは、ウェブページに限らない。
写真であったり、ムービーであったり。
YouTubeなんかで、「おっ!」というムービーを見つけたら
目的が「後でゆっくり見よう」か「また見たい」か「人に見せたい」かは別として
簡単にメモ的に、クリップしておける。
写真も同様。
Tumblrに登録すると、「Share on Tumblr」というボタンというかリンクを
ブックマークバーにポチっと置いておけるので
ページでも写真でもなんでも「メモメモ!」とクリップしたいときに
「Share on Tumblr」を押すだけ。
文章のクリップも簡単。
どこかのウェブページで、「おっ!」という文章を見つけたら
その文章を選択して、「Share on Tumblr」。
あら便利。
もっと詳しく書かれているページもいろいろありますので
興味を持たれた方は、GoogleとかYahoo!で「Tumblr」と検索してください。
僕も作りました。
あまりにも便利なので。
デザインに拘っている時間がないのが残念だけど……。
<<ここをクリックすると、「eno tumblr」のページにジャンプします>>
このblogの右にある「Links」にも入れておきました。
時間があれば、もっとデザインに力を入れたり
ちょっと機能なんかも付け足したいんだけど……どうかなあ。
実際のところ、ずっと使い続けるのかどうかは不明。
三日坊主も多いんでね。
ただ、ほかのサービスと違って、「わざわざ」というものではないし
すごく簡単に使えるし、実際に便利だし。
そんなTumblr。登録は下からです。
<<ここをクリックすると、Tumblrの登録ページへジャンプします>>
7月16日、新潟県中越沖地震が発生した。
マグニチュード6.8。
柏崎市や長岡市、刈羽村などで深度6強となった。
大規模の地震による被害は大きいもので
いまもその影響は続いているわけだが
同時に露呈されたのは、柏崎刈羽原発の安全性だ。
変圧器から火災が発生したり
放射性排水がプールから溢れたり、クレーンが破損したり
放射性廃棄物の入ったドラム缶が倒れたりなど、様々な事故が起きたが
僕が心配しているのは、その危機管理のあり方であるとか
放射能漏れの環境に対する影響だけではなく
単純に、そんなキケンな場所に、原子力発電所があること自体だ。
そもそも、の話し。
そんな大規模な地震が発生するような場所
活断層が存在するような場所に、原子力発電所があるというのは
誰が考えても、よろしくないことだと思う。
では、なんで、そんなところに建っているかというと
建設当時の耐震基準では想定外だったわけだ。
準備事務所が設置されたのが1969年、許可申請が1975年。
1号機が運転開始したのが1985年。
当時は、巨大な活断層の存在に対して、調査が不十分だった。
ずいぶんいい加減な想定で建設を決めてしまっているなあとか
四半世紀以上も見直しのないまま運転してたわけ?
など、許可を出した国の責任も含めて
疑問も怒りもあるんだけど、それはいちど横においといて
いま、注目しなければいけないことは
そんなキケンなところにあるものを、運転再開させない、ということだ。
まさか、そんな大地震の発生の可能性がある場所で
運転再開なんてするわけないでしょ、と思っていると
「運転再開まで1年」とか言っている。
再開する気マンマンどころか、再開を急いでいるのが実体。
なにも解決していないって。
原子力発電所の近くに活断層があることが、なにより問題なわけだ。
損傷したレストランを、営業再開させようというのとは話しが違う。
レストランであれば、さらに大きな地震がやってきたところで
「あぁやっぱし、この場所じゃダメか」という反省で終わるが
原子力発電所の事故が引き起こす影響は、計り知れない。
致命的な放射能の放出だけは、避けなければならない。
なんて、誰もが思う、あたりまえの判断だけど
様々な利害関係が複雑に絡んでいると、個の判断に関係なく
間違った方向へ進んでいってしまうことが多くある。
現に「運転再開」を前提にしているのが、問題だ。
僕は、運転再開を止めたい。
その趣旨に賛同してくださる方は、ぜひ署名を願いたい。
誰にとっても、「関係ある」ことだ。
その上で、「運転再開、賛成」という人もいると思う。
だけど、「運転再開はよろしくない」、と思う方は、賛同してほしい。
僕は、未来に、反省したくない。
テーブルの上に、子どもの教育に関する本があった。
カミさんが買ってきたようだ。
あらめずらしい。
とあるコラムをカミさんが、読んでみろというので、読んだ。
そのコラムを書いている人は、お母さんをやってきた人で
子どもの教育を成功させた、というような人だった。
その人が書いてあったことで印象に残ったことは
子どもとの会話の中に、ことわざ、を多くいれるということ。
ことわざは、すぐには意味がわからないので
子どもが興味を持って聞いてくる。
そういう日常の会話からも、教育はあるのだということだった。
そして、今日。
カミさんと息子が会話をしていた。
すると、早速、カミさんがことわざを挟む。
影響、早ぇえなあ。とは思うが、黙って聞くことにした。
カミさんが挟んだことわざは「腐っても鯛」。
どういう流れで、その言葉が出たのかはわからないが
会話の途中で、「腐っても鯛」と入れていた。
すると、息子は「?」と思う。
カミさんに、「腐っても鯛って?」と聞いている。
おぉ、さすが教育の人が言ってるとおりだ。
などと感心していると、カミさんが「腐っても鯛」の説明を始める。
「あのな、パパは前はゲームを作っていたわけだけど
いまは仕事を変えてもな、すごくいい仕事しているやろ……」
おい、こら。
誰が腐っとんねん!