「Q」に行く。
「Q」は前にも書いた、恵比寿の次世代立ち飲み屋だ。
生ビールを頼むなり
いきなり「blogに書いていただいて…」とスタッフの先制攻撃。
飲む前から「およよ…」と、クラっとよろける。
このblogを見て知ったとカミングアウトをした人もいるようで
確かに、管理系のツールで「どんなキーワードでこのblogに来たか?」
のデータを見てみると(今見てる)、「恵比寿 Q 立ち飲み」というキーワードで
Yahoo!からの検索で来る人が、1日数件いるんだね。ふぅむ。blogってすごいなあ。
(といっても、Yahoo!で13番目なんだけどね。
なもんで、協力体制ということで、今回エントリーのタイトルを
「恵比寿 立ち飲み Q」としました。SEO対策てやつですな)
Qはこのところ大人気で、いつもはめちゃ混雑しているのだが
行く時間が遅かったので、スタッフといろいろ盛り上がった。
いやぁ、あそこのスタッフ、サイコーだわ。
いろんな話で盛り上がったのだが
昔、恵比寿にあった「由紀子」という屋台の話。
もう、懐かしくて、懐かしくて。
由紀子というのは、恵比寿東口名物の屋台だったんだけど
屋台っていっても、くじらのステーキとか、めちゃ凝った作りのカレーとか
おでん以外のメニューが豊富だった。
もちろん、メニューよりも、何よりも、そこのママというか店長の
「おゆきさん」の人柄に惹かれ、みんな朝まで飲んでいた。
ある時期は、3日に2回くらい行っていた。
あの屋台で、いろんなこと教えてもらった。
最もよく行ってたのは、20代の前半の頃だったので
屋台という仕事、営業を通して、「大人」を学んだ。
屋台営業なんで、まぁやっかいなこと起こるんですよ。
そういうときいつも、「この状況、どうもっていくんだろう?」と
「クイズ、こんなとき、あなたならどうする?」みたいな感じで
大人を勉強させてもらっていた。
エピソードはいっぱいありすぎるんだけど、1つ書きます。
2時か3時頃、めちゃくちゃガラの悪いチンピラが来たことがあって
屋台全体が悪い雰囲気になって、またそれを楽しんでいる様子もあって
「さぁ、これ由紀子さん、どう対応するのかしら?」と
ワクワク応対を楽しみつつ、待っていた。
チンピラはいろいろ注文したのち、名物の「コロッケ」を追加でオーダー。
由紀子さんはオーダーを受け、コロッケを油の入った鍋に入れる。
そのコロッケ投入をきっかけに、チンピラがケチを付けた。
「おう、ババァ! その油、熱くしすぎなんじゃねえか?
そんな熱い油にいきなりドボンじゃねぇだろ、コロッケは」
その前の会話でわかっていたのだが
どうやら、そのチンピラは前にメシ屋で働いたことがあったらしく
コロッケの前にも、ちょこちょこと由紀子さんの調理にケチを付けていた。
こっちはもうドキドキで、映画館で予告編がやっと終わって
ドルビーとTHXのロゴが出て、「さぁ本編始まるぞー!」
みたいな感じだったんだけど、由紀子さんは完全無視。
「おい、てめぇ、無視してんじゃねぇよ!
油、熱くなりすぎだろぉ、コラ!」
チンピラは無視されて怒り、さらに文句を続ける。
すると、由紀子さんは無言のまま
なんと! 油の鍋の中に自らの「手」を、指の第二関節くらいまで突っ込んだ!
チンピラ含め、全員が「何すんねん?」とドン引きでビビると
油の付いた手を引っこ抜き、指をスナップさせて、チンピラに油をかける。
「ぜんぜん熱くないねぇ、ホラ!」
と笑顔で、油ピシピシ攻撃を続ける由紀子さん。
油が顔面にピピピとかかったチンピラが、予想外の攻撃に慌て
「な…な、なにすんじゃコラ!」とちょい弱めに吠えると
それまでジッと静かに飲んでいた、長椅子の端に座っていたおっさんが立ち上がり
チンピラの背後に近づき、チンピラの右腕をつかんで
「じゃあ、テメエが手ぇ、突っ込めや」(今思うと、無茶苦茶だなあ)
その人、チンピラどころか、ヤクザの大トロみたいな人だったことが判明。
こっちは心臓がもう、ドルビーサラウンド。
油面のチンピラは、当然のように静かにいなくなった。
「いやぁ、こういう展開かぁ。こういう対応なのね、ハァ…」と
あまりにもおかしくて、クククと笑い出すと
「この状況で、あんたもよく笑ってんねぇ。ビール飲む?」
と、そんな屋台でした。
(もちろん、そんなのは「たまに」なんだけどね)
大人にさせてもらったなあ。
実際、いい大人になった。
もう年末だ。今年ももう終わりだもんなあ。
なんてエピソードを思い出し、「Q」を後にする。
朝の5時前。
どうやら今年最後の客だったようだ。
年始は6日からだそうで。
みなさん、「Q」に行ってみてください。
ぜひ。
え?
「由紀子は?」って?
もう「由紀子」はないんだよね。
彼女が交通事故で亡くなったのも、こんな寒い、冬の日だったなあ。
本日もGenius Bar。
@アップルストア渋谷。
昨日に続き2回目。
アップルとの距離を感じつつも
こちらから渋谷へ近づいていかないとならない感じで。
(じゃないと、iPod、ずっと壊れたままなんで)
先に結論から言いますが、もったいない!!
スタッフの人たち、いいやんけ。
アップルストア渋谷のGenius Barの人たち、いい人ばかりやんか。
ノリとか雰囲気とか含めて、すごくいい。
彼らはさっぱり悪くない。
悪くないどころか、ものすごくいい人選してますね、アップルストア。
「本日はわざわざご足労すいません」とか
「よいお年を!」とか、なかなか言えませんよ。
で、本日は当日予約。
Proじゃないから仕方ないもん。(まだ言ってる)
さて、みなさんからいっぱいメールいただきました。
ProCare入ってなくても、ウェブサイトから
当日予約ができることは知っていたんだけど
ウェブサイトのインターフェイスで勘違いしていて
予約したら→「何分待ち」というシステムかと思っていました。
店頭と同じシステムということね。
と思っていたら、皆様からアドバイスをいただきまして
時間指定して行ってきました。
みなさんのおかげで、松本ラジオ…違った、iPodが
また聞けるようになりました。
Thanks.
さて、ProCare問題。
ちょっと考えた。
スタッフのみなさんがステキだったおかげで
アップルとの距離はまた近くなりましたが
「元通り」って感じにならないんだよね。
「それどうしてかなあ?」と
そこのモヤモヤとかズレをいろいろ考えてみた。
たぶん、ずっとアップルを使っていて
ずっとアップルと接しているからだと思うんですが
「ProCare」っていうのは、アップルらしいやり方じゃないなと思うところが
その距離なんだと思います。
勝手なアップルらしさで申しわけないんだけど。
心のアップルと現実のアップルのずれ。
実際のとこ、何人が入会していて
それで幾らアップルが助かっているかわかりませんが
ProCareなんかやめちゃえばいいのに。
全てのお客さんに最高のサービスを届ければ
ほんとアップルらしいし、カッコいいのに。
お客に差を付けるなんて、アップルらしくないよ。
もちろん、こちらの勝手な「心のアップル」なんだけど。
昔の経営的にヒィコラ言ってる時代ならともかく
今はiPodでめちゃくちゃ儲かってるんだから
その金使って、ファン囲っちゃえばいいのに。
「ステキー!」って言われちゃえばいいのに。
他のメーカーじゃできないサービス、バンバン採用して
この数年で初めてアップルに触れた人を驚かしちゃえばいいいのに。
胸撃ち抜きですよ。ドキューン!
話がProCare(この名前がまずよくないよね)より大きくなったんで戻すと
ProCareに入ることに対する便益というか、用意されたサービスが
Genius Barの翌日以降予約がメインに感じるから
余計に「そんなちょっとしたことで…もったいない」と思っちゃうんだな。
ウェブサイトのトップに書いてあるし。
(ちなみに、米国アップル(apple.com)のページではトップではなく2番目)
ウェブサイトによると、メニューとしてはその他に
○ 迅速な修理
「あなたのMacをお持ち込みいただければ
すぐに必要な修理を施してお返しします」
○環境の移行
「現在お使いのMacやPCにあるファイルを
その日のうちにご購入いただいたMacに移します」
○特別ワークショップ
「特定のアプリケーションやビジネスソリューションが学べる
1時間の無料ワークショップをご予約いただけます」
とあるんだけど
「迅速な修理」なんて、それ金取って差を付けることか? と思っちゃうし
(迅速にできるならできる、できないならできない、とどっちかにすべき。
そもそも、ハードの問題であることが多いんだし(今回もそう))
「環境の移行」なんてさ、それ絶対にサービスとしてやるべきよ。
WinからMacへのスイッチは、プロモーションとして費用対効果プラスでしょ。
Mac→Macは、OSというかシステムでナビすりゃいいし
そういうのよーわからんという人には、絶対サービスですべきでしょう。
それでユーザー、つなぎ止められるんだから。
「特別ワークショップ」も、それプロモーションプランだろ? と思うんだよね。
そんな内容のこともコミコミで、ProCareなんてもったいないと思う。
そこ0円にして、サービスしちゃったほうが絶対アップル得だって!!
「うわ、こんなサポートいいわけ?」と感動させちゃったほうが得でしょう。
iPod買って→初めてアップルに触れて→サービス/サポートで感動!
という流れから、「もうWindowsじゃなくて、マックにしちゃお」ていう
そういう戦略プランじゃないの? やるべきことは。
「Switch」のプロモーションプラン(「WinからMacへ」のプラン)
に幾らかけたんよ? そっちより、こっちでしょう。
ま、そんな顧客戦略的にも、どう考えてもそう思うし
そもそも、アップル美学というか、アップル思想的に
お客さんに差を付けるのはよくないと思います。
それがアップルです。(個人的妄想の)
もうちょっと男っぷりいい会社になってほしいなあ。
みんな惚れるのに。
会社の戦略より100倍ステキだったアップルストアの人たち。
お客さんといっぱい接して、店長になって、本社に行って、役員になって
アップルをステキな会社にしてほしいと思う。
クレイアニメーションを始めようとか
いうわけでもないんだけど
今度の仕事のテストモデル制作で使うんで
粘土を6kgも東急ハンズで購入。
ていうか高っ! 粘土。
輸入品のブランド粘土を
東急ハンズ価格で買いたくもないんだけど
粘土って、今、どこにも売ってない。
この2週間くらい、あちこちの文具屋とかに行ったけど
どこにも売ってないんで、仕方なしに東急ハンズ。
紙粘土は、あちこちで売ってるんだけどね。
という帰りに、近いんで
6kgの粘土を持って、アップルストアへ。
iPodがぶち壊れたんで仕方ない。
アップルストアに入り、2FのGenius Barへ。
Genius Barというのは、アップル製品の相談とか
サポートとか、故障したんだけど…とか、そういう
ま、簡単にいえばアップルの受付窓口だ。
アップルサポートセンターとか、相談所みたいなもんだ。
前に1度行ったことはあるんだけど
その時は、ちょっと相談、みたいな感じだったので
本格的に行くのは、今回が初めて。
で、なんだか人がいっぱい。
どのスタッフも、誰かの相談を受けている。
どういうシステムかよくわかんなかったので
ちょい後ろでちょっと待つも、誰も声をかけてくんない。
ま、それはいいとする。こっちも大人だ。大人の対応かもしれない。
困ってるなら、客のほうから声かけろよシステムだ。
このまま待っていても、Genius Barを眺める人になってしまうので
スタッフに声をかけようと、一歩前に出ると
カウンター後ろのモニタに文字が。
「1時間待ち」
な、な、な、なんじゃそれ!
ビッグサンダーマウンテンか!
目黒のアトレの回転寿司 at 食事時か!
Genius can't wait so longだよ。
粘土持って、渋谷で時間潰している場合でもないんで、諦めてオフィスへ。
オフィスに戻って、Genius Barを予約しようとサイトへアクセス。
明日だったら午前中に時間がありそうだ。
が、予約できず。
あれ??
Pro Careという年間9,800円のメンバーにならないと予約ができないことが判明。
WHAT!?!?
あんたバカか。
ていうか、バカにしてんのか!?
Pro Careメンバーじゃない、フツーの人は
明日また行って、順番待ちしないとならない様子。
ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待てよ。
オレ、あんたんとこの製品買ってるんだぜ!
そんで、あんたんとこの製品がぶっ壊れてるんだぜ!
で、どう見ても、iPod版ノートンみたいなツールがあれば
簡単に直せそうなもんなんだぜ!
どうやったって、こっちにゃ直せない状態なんだぜ!
その客に、1時間とか待てってのか?
つうか、どしてサポートでアディショナルで1万払わせるか?
アフォカァァァァァアアアアアアアアアアーー!!!!!
iPodも売れに売れて、そりゃよござんす。
ストアなんかもどんどんできちゃって、おめでとうございます。
だけどさ、アップル、ちとおかしいよ、それ。
アップル使って20年近くになるけど
初めてアップルとの思想の距離を感じた。
友人が偉くなって部屋を持ったらしいので
オフィスに遊びにいく。
あまりにも、わかりやすい形ではあるけど
高層ビルにオフィスがあって
その窓際に自分の部屋があって
毎日、そのいい眺めを見ながら仕事するというのは
なんか気分よさそうだし、楽しそうだしで
「おめでとう」と心から思う。
僕はここまで高いところにオフィスがあった経験がないので
前とか下を見ているだけでも楽しかった。
カメラ固定して、何分かに1回の撮影させてもらおうかなあ。
今、思ったんだけど
今まで、1F(一軒家含む)が圧倒的に多いんだよね。
今もそうだし。
地面にある庭って、手放せないなあ。
前のエントリーにある翠雲堂でお仏壇を買った後
翠雲堂上野店の横にある、「青龍」でラーメンを食べた。
と、ここで驚くべき出会いが!
い、い、いすゞっ!
青龍だけど、いすゞっ!
「お、あれか!」という人も多いかと思いますが(そんなことない?)
秋葉原に昔、「いすゞ」というラーメン屋があった。
秋葉原の駅の、電気街のほうに出たとこにあった小さなお店。
何らかの用で秋葉原に行かれていた方は
入ったこと、一度くらいあるかもしれませんが
なんとも美味しい、しょうゆ味の東京ラーメンだった。
僕も小学生の頃から、秋葉原に行くたびに食べていた。
駅に近くて、安くて、うまくて。
なんか、あの感じが、すごく好きで。
が、たぶん5年くらい前だと思うんだけど、突然、無くなってしまい
少し前に「銀座に移転したよ」との情報を得るも、閉店したらしく
いすゞの味は、もう食べられないと諦めていたところ、突然、発見!
いすゞが銀座からさらに移転した、ということではないらしいのだが
いすゞの味を作った方がやっているのが、この青龍とのこと。
わかったような、よくわかんないような気もするが
味はいすゞ独特の「それ」がある。
いすゞのように「醤油ラーメンのみ」でなく、味噌も塩も餃子もあるんだけど。
なんか嬉しいなあ。
なんか懐かしいなあ。
と思いながら食べた。
…といつもなら、この文章の上に、ラーメンの写真か店構えの写真があるんだけど
なんでないのかというと、我がケータイ、SH901iCぶっこわれ2回目。
メール確認で電源off、ブックマークで電源off、写真のメール送信不可能。
あれれ。
翠雲堂さんでお仏壇を買う。
翠雲堂は、上野・稲荷町にある仏壇・仏具屋さん。
元々、上野から浅草までの、通称「仏壇街」を
いろいろ見て買おうと思っていたのだが
お寺さんのご紹介で、翠雲堂さんでお仏壇+仏具を購入することとなった。
お仏壇を買うのはもちろん初めてなんだけど
大きさとか値段とか、その意味とか含めて
なんだか考えること、多いなあと思う。
もうちょっと広い部屋を持って
もうちょっと大きな仏壇に買い換えたいなあ。
すまん、親父。
Technoratiにも、WEB2.0にも用事はないが
Techinoratiの会議室でミーティング。
年末になると、どのミーティングをしても
どの会社と打ち合わせても、誰とあっても
最後に「あ…もう、今年はこれで最後になりますね…また来年」
という会話になるのだが、それがちょっと寂しい。
確かにあと2週間とか10日とかしかないから
(今日なんてもうあと9日だ)
どれも誰も「今年はこれで最後」が、確かなとこなんだけど
なんだか寂しい。
なんだか寂しくて「いやぁもう1回くらい会いましょうよ」
とかいうんだけど、どこにそんなスケジュール空いとんねんという感じで
やはり、最後になる確率が高い。
年末、年始なんて気にしていないし
単に、ちょっと長い休みが入るくらいなもんだと思っているんだけど
この寂しさは、どこから来るんだろうなあ。
といつも思う。
年末にかなり近くなっちゃえば、年末のバタバタな
スペシャルな感じになって、好きなんだけどね。
お墓を買った。
こんな早く買うことになるとは
僅か数年前だったら、さっぱり思っていなかった。
お寺さんは谷中という寺町にあるので
寺やお墓に囲まれて、親父も安らぐだろう。
いつでも、どこからかお経が聞こえるだろうし。
仲間もいっぱいいるし。
思い出の多い、上野から近いんだよね。
国産の石のほうが心地良いだろうと
真壁(迎賓館に使われているやつ)の御影石にした。
親父、親父と言っているが
ゆくゆくは自分もカミさんも子どもも入るわけだ。
考えれば、考えるほど、不思議な感覚だ。
次の休みには仏壇だ。
一気にいろいろ詳しくなった。
HERMESからメールが来る。
クリスマスも年末も近いからだろうと思うけど
ちょっとここんとこ頻繁だ。
こういう営業HTMLメールって、すごくイヤなんだけど
(今日なんてamazonから「オカリナ+楽譜」の入門セットがレコメンド)
HERMESのメールは、絵が付いていて
それが素晴らしくステキ。
もっと大きな絵を送ってほしいくらいだ。
ウェブでも同じタッチをよく見るので
同じイラストレーターだと思うんだけど
この人の絵、いいなあ。
そういえば昨日、突然サイレンが鳴り響き
オフィスの真ん前に消防車が止まった。
「ドア開けたらそこに消防車がドーン」
という経験はないので、ちょっと焦ったんだけど
車体に貼られた「キュータくん」にヤラれる。
「LOVE TOKYO」
「東京を愛せ」か。
わかった、愛する。キュータ。
松栄で食事。
松栄は恵比寿にあるお寿司屋さん。
松玄だの、松下だの、松虎だのと
「松」が付く店をいろいろ手がけている、PEWTERSがやっている。
最近は、松が付かなくても、焼き肉チャンピオンも立呑もやっている。
恵比寿はホームエリアでもあるので
前から松栄の存在は知っていたが、ずっと行くことはなかった。
というのも、そのPEWTERSが手がけた松玄という蕎麦屋ができた頃
「ちょっとそりゃないだろう」という思いをしたからだ。
なもんで、同グループの店にはそれからずっと行かなかったのだが
たまたまの1回に厳しかった気もする。
そっちはそっち、こっちはこっちだし。
グループを前面に出した営業は、こういうとこ、難しいなあと思う。
で、結局、そっちはそっち、こっちはこっちで
松栄は美味しいと思う。
元々は、寿司の前に、食事を次々に出す形態は好きじゃないんだけど
季節を感じさせる、ちょっとした料理が嬉しい。
鰤と一緒に煮た大根(鰤はないので、鰤大根ではない)を
寒い中、来店した、一発目に出す配慮は素晴らしい。
出す側としては、ちょっと度胸いる選択だと思うんだけど。
赤貝の肝の炙りもよかった。平貝も今うまし。
うにいくらごはんは、「またぁそんな売れ線狙っちゃって」とか、思う前にうまいから納得。
「最近、おっさんになった人」に合う、寿司屋なんだなあと思う。
職人と客の年齢が近い。
内装もそういう年頃の感じだし。
うるさい気質の大将がいることもないし。
「最近、芸能人の誰が来た」とか、聞かなくていいし。(そういうとこ多いよね)
桂とか、かねさかで「勝負」という感じも大好きなんだけど
誰かと会話という感じじゃなくなっちゃうしね。
このまま頑張り続けて、「新おっさん」をどんどん迎え入れてほしいと思う。
オフィスの庭に出ると
落ち葉がいい感じの絵になっていた。
もう秋だ。じゃない、とっくに冬なんだよね。
だけど、庭は秋っぽい。
寒さは完全に冬なんだけど。
日本中、あちこち大雪で大変だという。
「秋っぽい」なんていってるくらいだから
東京はやはり過ごしやすいんだろう。
もう年末だなあ。
僕は年末の雰囲気がかなり好きだ。
「年が終わっちゃう」と「来年が来ちゃう」という
それだけなんだけど。
みんなが慌ただしくなって、会話がまとめっぽくなって
そのうち休みになって、いよいよほんとの年末を迎えて。
まだ振り返るタイミングじゃないけど
今年は後半に、いっぱいいろいろあった。
前半〜中盤は、わりとのんびりしてたのに。
来年は、久しぶりの大きな取り組みがメインだな。
とかいって、勝手に区切りをつけて終わってないで
今年もまだ残ってるんだから、ちゃんと取り組めってのね。
どうも逃げがちだなあ。
「おいでよ どうぶつの森」を買う。
「もり」というのが、気になっていた。
「しま」でも「むら」でも「くに」でもなく、「もり」。
ロールプレイングゲームっぽく感じさせないようにかしら。
意味がちゃんと、あるのかもしれないけれど。(前作は知らず)
期待を大きく上回る、つくりの上手さを感じる。
カワいいとか、気持ちいいとか、感動的とかそういうことの前に
クリエイティブの筋の通し方が見事なおかげで、世界ができあがっている。
デザインも音楽もピッタリと合っているから入りやすい。愛しやすい。
「気分のよい感じ」は、ニーズありますね。CMもそれをうまく表現していたし。
タイミングもいいんだろうね。この時期にピッタリですな。
よしゃ! もうちょっと遊ぼう。もうちょっとハマろうっと。
今日は記念すべき日だ。
記念すべきことが起きた。
今日まで大変だったけど、明日からも大変になるけれど
とりあえず、かなり大きな一段落だ。
今日がその記念すべき日だということを
記したくてblog。
今日はカミさんの誕生日でもある。
いろいろとめでたい日だ。
キャベツ炒めがうまい、との情報を得て
恵比寿南の交差点の近くの中華、欣来でランチ。
ランチのメニューはいろいろあって嬉しいんだけど
「キャベツ炒め」というのはどこにもない。
スターウォーズのどこかの惑星にいそうな、陽気なママに訪ねると
中国語+笑顔で了解してくれた。
楽しみに待っていると、そのものズバリの
キャベツを炒めた皿が出てくる。
うまい。
そんなビックリするほどでもないけど、うまい。
たぶんこの店って、夜の時間に行って、酒飲みながら
ダラダラとおつまみ系を食べ続けるのがよいのだろう。
こういう「町の中華」って恵比寿にゃ少ないんで、ありがたい。
寒い中、とことこオフィスに戻ると
突然、雪が降ってくる。
喜んで庭に出ると、わずか1分くらいで止んでしまった。
ちょっと寂しい。
もっと雪、降んないかなあ。
MILKFEDの10th Anniversary Partyへ。
MILKFEDは、カルフォルニア・クールをコンセプトにしたソフィア・コッポラのブランド。
会場である、青山bluenote裏のVeloursは2度目。
前の時もコミコミ。今回もコミコミ。
そんなことは目的にしてないのかもしれないけれど、音が悪いのよね。
内装が超Gorgeous方面なのに、音が軽いと全体が軽く感じてもったいない。
建物(近隣)的にウーファー付けちゃだめなのかしら。
Lost in Translationのサントラ繋がりだと思うんだけど
ゲストのライブが、ROGER MANNING様。
Jellyfishですよ! BECKですよ!
来年の2月に出るとMCっていた初ソロアルバムからのPOPなライブ。
(Solid State Warriorというそうだ。ほほ)
RolandのFantom X8でピアノ音を楽しそうに弾いていた。
POPでカラフルなサウンドは、MILKFEDのブランドをレバレッジしたと思う。
VIPという名の控え室では、いろいろな方とお会いした。
バカラの大きなシャンデリアがキレイだった。
pizza for eggsが気持ちいい。
pizza for eggsは、Underworldの新作だ。約1ヶ月ぶりだね。
前作同様、自らのサイトunderworldlive.comからのダウンロード販売。
「産直」である。
実にディープでコアファン向けの作品になっており
前作Lovely Broken Thingに比べ、かなり満足。
さっきからループで聴いているが、ご近所ごめん。
pizza for eggsの音圧が心地良い。
全体のトーンというか世界観が
beaucoup fishよりも前の、ディープなUnderworldに戻った感じもする。
グルーヴ感はやはり最近のUnderworldなわけだけど。
しかし、Underworldは、こんな感じで
月イチくらいでリリースを続けていくのだろうか。
そんなわけないけど、そうだったら凄いし、嬉しい。
5ポンド/月の契約みたいだ。
契約農家から毎月、採れたて野菜が段ボールに入って届くような。
JumboやRezやTwo Months Offのような
シングルカット的な曲もたまにあるといいだろうけど
30分近くのミックスが毎月届くというのもいいなあ。
月イチ更新のmusic blogみたいな感じだ。
アーティストの今が感じられる。
今作も前作同様、購入してダウンロードすると
楽曲のmp3ファイルだけでなく、いっぱいの写真と
カバーのPDFも付いてくるのだが、そのPDFをphotoshopで開くと
今作はbackgroundにlayerが重なった状態となっており
layerを取ると、このエントリーの上のpictureのような裏ジャケが現れる。
仕掛けのような…、直前になって「やっぱし前作と同じバーコードにしょうよ」
とレイアー重ねて修正してPDF出力したままのような…。
ところで、googleで「lovely broken thing」を検索すると
12月8日現在、underworldlive.comに続いて
このblogがリストアップされることに、今気付いた。
こりゃちょっと…責任重大だ。ま、すぐに落ちるだろうけど。
朝、ボーっとニュースを見ていると来客。
知人の奥様が「すっぽんスープ」を持ってこられた。
その方の旦那様は、日本料理の板前さんをやってらして
この度の我が家の訃報を聞いて、作ってくださったとのこと。
既に調理がされている状態で、半ばゼリー状態で瓶に入っており
鍋に移して、葱を切って、生姜の絞り汁を入れて
(葱も生姜も別添のセットになっており嬉し)
暖め直すだけですぐに食べられるという、ありがたいものだった。
多く語らず、紅茶を一杯飲んですぐに帰られたのだが
葬儀やら手続きやらの、疲労を心配してくださったすっぽんのスープ。
残った家族の長生きというメッセージもあるのかもしれない。
時間をかけて旦那様が調理してくださった上で
奥様がわざわざ重いセットを歩いて運んでくださった。
ありがたい気持ちが、その味と共に染み渡る。
心と体が温まり、優しい気持ちになった。
料理の素晴らしさや力強さを改めて感じさせられた。
そんな「美味しんぼ」のゲスト側に配役されたような朝だった。
2005年11月30日午前2時24分
父が他界しました。
知人の皆様には、後の報告となってしまいますが
通夜、告別式は、家族で密やかに行われました。
父は笑顔のまま、この世を去りました。
最期に受けた大きな教えを胸に生きていこうと思います。
ありがとう