"The Go Find"いいなー。
エレクトロなギターポップ。メランコリックな乾いたボーカル。
ベルギーのバンド、というか1人(Dieter Sermeus)。
"Over the Edge"のPVが、iTunes Music Storeの
「Music Video」の中に上がっています。
もしくは、morr musicのサイトから。(ちょっと音悪い)
今の季節の夜、なんだかいい感じに合うので、ぜひどうぞ。
ミーティングのため、昼から松本へ。
あずさに乗って、2時間45分。ちょっとした小旅行。
雪が降ってて、積もってて、と勝手にイメージしていたが
全く降っても積もってもいなかった。
さすがに空気はひんやりしている。ビルの間から雪の山々が見える。
いつも思うのですが、山が見えるとこっていいですよね。
と、思えば、たまたま今月は
国内のあちこちへと出かけている。
1日は姫路、翌日に草津、その週末は米沢で、翌週には宇都宮。
で、松本があって、来週は筑波、そして八尾。
こんなに国内のいろんな都市を、ひと月であちこち行くというのは
後にも先にもないと思うが、頭の中に次々とマップされる感じが楽しい。
単に「地図」という意味ではなく、様々な情報。
温度や湿度、匂いや、色。その他、言葉にならないものも含め記憶される。
いろいろな景色、いろいろな人の顔。
あと、大事なのは、お食事。
姫路はふぐ。草津は駅前の珈琲屋。米沢は米沢牛が、記憶に残る。
松本は馬刺と岩魚の塩焼きが美味しかった。
大したつきあいもないのに、言うのもなんだが
やはり、それぞれの土地、土地で、人の雰囲気がちょっと違う。
仕事でこちらから出向いているというのもあるが
皆、暖かく迎えてくれる。ほんとうに暖かくて、ほんとうに嬉しい。
冬ってのもあるのかな。
今月はほんとに、いろんな人に会ったなあ。
今ごろ、みんなグーグー寝てるのかしら。
いろんな部屋で。いろんな布団で。
また行くよー。
「さてやっとこ休みになったぞ」と
久々にゆっくりしようと思った金曜の夕方
なんだか、急に熱でポカポカ、気づくと38度、39度と
ちょっとしたタイミングでグングン上がっていく。
あら、こりゃインフルエンザかもと
慌てて病院に行って、検査する頃には
結果を聞かなくても、かなりドーリーミー。
と言ってる間にドリーミン。
やはり結果は、A型のインフルエンザ。
そこから数時間は、かなりのもんでしたが
薬を早めに飲んだのが幸いして、土曜の朝にはもう平熱。
なんでかわかりませんが、ピーク時ずっと、頭の中では
「でじなーにゃん」という、山上兄弟の声が響いてました。
もうちょい、40度越えるくらいだったら、たぶん手品も見せてくれたでしょう。
しかし、脳、どういうpick upなんだろうか。
という状況で、せっかくの休みも家で寝ていて
って、それでいいんだけど、うーん、ちくしょう。
という間に日曜日。
微妙に調子悪さがまだ残っているのに驚きつつ(しぶといねー)
期待のマジレンジャー。
ちょっとあれですね。
デカの時ほどの、インパクトはないですね。
ていうか、やっぱ初回は特に歌が重要なんだと気づく。
最後の歌も、girls in troubleがあったからなあ。
アバレの時も、アバアバアバアバで驚いたものだ。
で、ささきいさお&"ポンタ"秀一ときたもんだ。
という流れで、マージマジ、マジーロ。
うーん。
「ボス、犬かよ!」みたいなのもない。(ま、ない方向なのはわかる)
それとも、今回も細部注目したら、発見あるのかしら。
(そういう見方は、デカ観の悪い癖なのかしら。
じゃ、せめてヤスデンワニみたいなのがほしいよなあ)
</マニアック話>
と、病み上がり感は抜けないまま夜に。
無理してりんかい線に飛び乗り舞浜へ。
魔法戦隊マジレンジャーから一転して
化学兄弟The Chemical Brothers。
が上の写真。
(一番後ろでケータイの画面あかり漏らさずに撮ったので許してー)
やー、楽しかった。
化学療法だ。
心から治った。
たぶん会場で最も厚着&立体マスク着用で、汗もばっちり。
ライブに来ていた人たちもみんないい感じだったなー。
音が細胞まで届いて通電。
GALVANIZE!!!
C'mon C'mon C'mon...
先日、個人的な用事で栗橋まで行く機会があり
恵比寿から湘南新宿ラインで、グリーン車に乗ったんですが
今、Suicaでグリーン席のチケットも買えるのね。
って、これ、なかなかナイスな
インターフェイスデザインの問題なのです。
まず、Suicaを使って、グリーン席のチケットを
券売機で買うまではいいとして
さて、その後、どうやって「グリーン席に座る権利」を
Suicaを使って、車掌さんやら車内の職員の人に伝えるのか?
逆に言えば、どうやって、車掌さんは
グリーン券を買って座っている人と
グリーン券を買わずに座っている人を見分けるか。
…という仕事っぽい話ですが、けっこういい例題である。
普通の切符だったら、車内の改札の時に切符を見せるわけだよね。
それをITで処理すると。
さあ、どうやって?
グリーン席に座っていると、「切符の拝見〜」と車内の改札が来て
Suicaを職員に渡して、端末で認証してもらう?
(それだと切符とあまり便益が変わらないよね)
券売機で買った時点で、席番号が発行され
それを利用者に知らすとともに、情報を列車(の職員)に届ける?
(そりゃあちょっと、いろいろ問題も出そうだし
湘南新宿ラインは自由席なグリーン席なんだよね)
という答えが、上の写真。(クリックすると拡大します)
これ、席の上の屋根なんです。
Suicaのマークと、赤と緑のランプがついています。
まず券売機でチケットを買った時点で
Suicaにグリーン券のチケットを買ったという情報として
乗車駅と降車駅の情報(と購入した時間)が書き込まれる。
そのSuicaを持って列車に乗り、グリーン車両の中から好きな席に座ったら
屋根のSuicaのマークにSuicaをタッチ。
すると、緑のランプが光る。
「グリーン券を買って座っているんだぞ」という表現です。
というおかげで、車内改札がないので、すぐにぐっすり寝られます。
で、乗り過ごしてみました。
すると、緑のランプは赤に変わる。
そしたら、車内を移動していた職員の方のチェックが入りました。
「お客様どちらまで?」
「寝て、乗り過ごしちゃった…」
というシステム。
ちなみに、席を移動する時は
移動後の席で再度タッチすればよろし。
乗り継ぎなどで列車を変える時は、一度タッチしてから次の列車で再度タッチ。
うーん、なかなかよいインターフェイスだなあ。
屋根にサイフ(Suica入り)をタッチする感覚って、結構面白いよ。
って、湘南新宿ラインのグリーン車もいいけど
新幹線も早くIT化してくれよ、JR!
それって、秋のケータイIC化に合わせているのかしら。
ケータイのウェブやアプリで購入して
ケータイタッチで改札通って、席に座るだけ。
うーん、便利。
だけど、昔の、切符にハサミをチョキチョキもいいもんだよなあ。
(さて、ついでにクイズ。
なぜ、券売機で先に買う必要があるのか?
席に座ってSuicaをタッチした時にお金を引き落とせばいいじゃないか?
の答えは、どうしてでしょう。
って、ITな仕事をしている人は1秒で答えられる問題ですが…)
仕事で、金曜の夜から土日と米沢へ。
東京から新幹線でわずか2時間ちょいだというのに
もう別世界。全てが雪世界。
福島あたりはちょろちょろだけど、山を越えると、雪だらけ。
長いトンネルを抜けると突然雪国。
街は完全に雪が支配。
目に見える景色は、家や木よりも、積もった雪がメイン。
どこまでがホントに積もった雪で
どこまでが除雪によって積もった雪なのかわからないが
道路の両脇は見事な雪の壁。
2車線は全て1車線。
あちらこちらの屋根で雪おろし。
積もった雪で塞がれた家の出入り口を、除雪マシーンで雪飛ばし。
埋もれて使えない自販機。
道路ですれ違う、見たこともない特殊車両。
「雪国の人は大変ね」なんて、なんとなくは思っていたんだけど
「業者に頼んで駐車場の屋根の雪を降ろしてもらったんです」と
聞いた翌日の夜には、Undoのキイを押したみたいに
キレイにまた戻っているのを見て、リアルに厳しいなあと感じました。
で、突然ですが、米沢牛うまし。
信頼ある品質管理と、上質の脂のうまみで
「牛肉といえば米沢牛」とファンが増えてきておりますが、ほんとにうまい。
刺身でもすき焼きでも、ステーキでもうまい。とろべこ汁もうまい。
米沢牛を酒粕と味噌で漬け込んだ
「すみれ漬け」が、今出てるBRUTUSの「お取り寄せ」特集で
審査員の二人が、全国2位に挙げる気持ちもよくわかる。
だって、脂がうまいんだもん。
山形は親父の田舎なんで、どこか近さを感じる。
基本的に人がいい、着実でまじめ。
そんな人柄が、単に質の良い肉の味を生み出すだけではなく
万全の衛生管理や、完全な植物性飼料による育成(動物性飼料を一切していない)
前頭検査を経てからの出荷などによって
安心、安全の、信頼性の高いブランド牛を生み出したんだなあと
美味しく食べながら思いました。
BSEで大変なのかと思っていたら
まじめにやっていたおかげで、逆にニーズが高くなっている。
そういう感じなんですよね、山形って。
『のだめカンタービレ』面白いですな。
あおい書店に行くたびに、平積みサンプル本をパラりと捲っては
「ちょっと好きな感じとは違うかなあ」などと訪れるたびに何度も繰り返し
「気になりつつも、ずっと読んでない」という状態を続けていたんだけど
読んでみたら、こりゃ面白い。
やや、ここでたまにマンガのことも書くんですが
『DEATH NOTE(近々最新刊ですな)』とか
『焼きたて!ジャぱん』とかの趣味が合ったとしても
『のだめカンタービレ』を面白いと思っていただけるかどうかは
また別の話だと思いますので、ちょいとそれをお先に。
ま、簡単にいえば、音楽(オーケストラ・クラシック)を中心においた、恋愛マンガなんだけど
なんとも面白いし、なんともいい気持ちになるんだよね。
主人公の二人も、その他の人たちも、キャラクターがかなり楽しく立っていることと
オーケストラという世界観自体は、かなりキャラが立った特殊な世界なので
まずはその設計がうまくいっているポイントだと思う。
キャラクターの自由さがいい感じなんだよね。
キャラクターを含めた世界観の設計がうまくいっているから
主人公たちを自由に動かすことに成功している。
女性読者はもっと没入しているのかもしれないけれど
近づき、離れ、それぞれ成長していく二人を
気持ちいい空気の中、楽しく見守ることができる。
最初からそうであっても、恋愛とか友情のためにだったとしても
同じ方向を目指して、同じフィールドで刺激しあう二人が
それぞれ成長する中で、微妙にずれたり、距離ができたり
その相手以外に気が向いてしまったりというのは
多くの人が経験上あることだろうし、そういう光景は周りでもよくあることだから
微妙にずれていきそうな関係の前兆とかにドキドキしつつも、うまくハマることができる。
二人の距離というのが、「近い」か「離れているか」と言えば
「近いです」という状態だったとしても
例えば、単位は別として「10000」という距離だとしたら
それが、ちょっとしたことで、「10002」になったり、「9990」になったりするわけで
そんな微妙な「揺れ」とか「ずれ」とか「動き」といったものを
音楽家としての成長や、音楽という特殊なスキルが必要とされる世界の物語の展開によって
見事に表現できている作品だと思う。
クラシックが好きだったり、たまにはオケの演奏会に行っていたり
オケの経験があったりするのなら、なお面白いのでぜひ。
僕もブラバンやらオケやらの経験があるのですが
「いるよね、こういう人」というキャラが多く出てくる。
作者がオケに所属したことがあるのかどうかは知らないけど
もしないとしたら、よく想像で、ここまで近い雰囲気を描けるよなあと思う。
ブレインが入っているとしてもね。
いや、作者にオケ経験があるのかもしれないけれど。
と、『のだめカンタービレ』を読みながら、last.fmを聴いていると
うまいことBerliozとか、Brahmsとか、Respighiとか流れる。
ナイスだな、last.fm。
と、突然、ColtraneのLush Lifeが。
伊坂幸太郎っすか。(好きなのはアヒルと鴨&チルドレンだけど)