海外で発売開始したばかりの
"You, Me, and the Cubes"(『きみとぼくと立体。』)ですが
続々と、高評価をいただいております。高評価が届いております!
選んでいるわけではなくて、現在把握している
メジャーなオンラインメディア(5つ)からの評価が
それぞれ、100点満点とすると(メディアによって10点満点だったりするので)
すべてのメディアで、80点以上、という評価をいただきました。
上位2つは、90点!、85点!
下に、各メディアと点数、記事からの抜粋を記載しておきます。(英語ですけれど)
海外好スタートだなあ!
嬉しい。
Thanks!
Cubed3:90点
Puzzles fans rejoice - another high quality product in your favourite genre has
arrived on WiIWare for only 1,000 Nintendo Points.
IGN:85点
The core concept is immediately engaging, but the game doesn't restrict itself
to just the limits of its original idea -- it expands upon the initial gameplay of
just placing your little pseudo-humans in balanced positions on floating cubes,
and introduces depth-building additional elements like enemies, surfaces with
altered properties and co-operative play.
Hardcore Gamer Magazine:85点
With its unique gameplay, addictive multiplayer, lively characters, and stylishly
minimalistic visuals, You, Me & The Cubes is exactly the kind of game what
the Wiiware scene needs more of.
Nintendo Life:80点
Its design is an exercise in perfect, effective simplicity, and with only a few tweaks
it would have slotted perfectly into the Art Style series. It's clean, it's simple,
and it's understated in the best kind of way.
GamePro:80点
As difficult as it all sounds, You, Me, and the Cubes is actually one of the few games
I can play that actually relaxes me.
誉められまくり。(-:
ロンドンで思ったこと。
ていうか、いま、改めて思うこと。
どういう変化かわからないが
以前に比べて、海外での評価、というのを
あまり意識しなくなったような気がする。
もちろん、評価されれば、嬉しいんだけど。
でも、それは、日本国内でなにかを評価されることと
あまり変わらなく思えてきている。
いまでも思い出すのは、あまりにも出来すぎた話だけど
最初にロンドンに行ったとき、ショップに入ったら
ちょうど僕が作ったソフトを買おうとしている、ロンドンッ子がいた。
絵に描いたような、ロンドンの若者。
それが、ものすごく衝撃的で、当然、ロンドンでも売っているし
売り上げも上がっているわけだから、誰かが買ってくれている
というのは、あたりまえなことなんだけれど
自分の目で見て、それがまた、いかにもという
ロンドンの人だったこともあり、目に焼き付いて残っている。
今回の渡英は、ロンドンで、いろいろな人たちに
実際にゲーム「You, Me, and the Cubes(きみとぼくと立体。)」
を触ってもらって、興味を持っていただいたら、インタビューを受ける
という、僕個人の目的でいえば、そんな内容だったわけだが
相手がヨーロッパの人たちであるとか
そういうことを、まったく気にしていなかった。
......ということを、帰ってきてから思った。
もちろん、理由は考えたくなるし、考えられるんだけど
1つ2つ挙げたところで、その答えを狭くしてしまう気がする。
それよりも、そういう変化自体を意識するほうが
大切なことのように思う。これに関しては。
と、ロンドンに行って、ヨーロッパの人たちから
取材を受けてきたわけだが、記念すべきヨーロッパでの発売は
なんと本日、9月25日である。
これを書いているいまは、まだヨーロッパは前日だ。
発売してから、どういう評価をいただけるか楽しみだ。
上に書いたように、あまりにも意識していなかったので
ヨーロッパの反応、というのを少し意識して捉えようと思う。
「You, Me, and the Cubes(きみとぼくと立体。)」は
日本に続いて、これで、全世界発売となるわけだが
最大のマーケットである、北米は、月曜日に発売済みだ。
発売されたことで、あちこちから、評価が出てきているが
嬉しいことに、最もメジャーなオンラインメディアである
「IGN」で、「エディターズチョイスアワード」を受賞した!
評価は、10点満点中、8.5点なので、高評価ではあるけれど
正直、もうちょっと欲しいところではあると思ってしまうが
「エディターズチョイスアワード」に選んでいただいたことは
ものすごく光栄だし、これからの励みになる。
ありがたいことに、北米では、好スタートを切った。
作った僕たちの手を離れて、しばらくしてから日本で発売され
さらに半年くらい経って、世界中に、届いていく。
これから、どんどん、いろんな国のいろんな人の
手に届いていくことを期待したい。
長かったけれど、これで一段落か。
嬉しいけれど、寂しい感じもするなあ。
ロンドンに行ってきた。
といっても、それがblogを更新しなかった理由ではない。
戻ってきたのは、もう1週間も前だからだ。
もちろん、忙しいのが最もな理由ではあるけれど
なんだか、blogを書かなくなってしまって
1つ前にも書いたけど、ほんとよろしくない。
このblogは当初から「無理して書くのはやめよう」と思っていた。
毎日更新などしてしまうよりも、書きたいときに書きたいことを書く
というほうが、良い内容になると思えたからだ。あ、僕の場合ね。
なんだけど、わかったのは、これは習慣みたいなもので
書かなくなってしまうと書かなくなってしまう。
書き続けると書くようになる。
だから、今日からは、わりとちゃんと書こうと思っている。
僕にとって、このblogはとても大切な存在なのだ。
とか前にも言った気がするが‥‥申しわけない。
ロンドンは、WiiWareの『きみとぼくと立体。』の海外発売が
ヨーロッパでは明日ということもあって(北米はこの月曜に発売されました!)
メディアが集まる会=ロンドン・メディア・サミットがあったので
これいい機会と、そこに呼ばれた、というのが行った理由。
(因みに海外名は"You, Me, and the Cubes")
いろんなクリエイター達が呼ばれて、ヨーロッパ中、いやそれ以外の国からも
いっぱい集まってきたメディアから取材を受ける、という集まりだったのだが
行ってみたら、日本からは、僕1人!
というか、200人くらいいた会場に、日本人、僕1人!
朝から晩まで、いくつ取材を受けたかわからないくらい取材を受けたが
もーーーう、大変。
朝8時半に集合して、夕方の18時に終わる頃には、かなりくったくただった。
始まったら、取材、取材、取材と連続したので、時間を確認するひまもなく
途中、さすがにもう14時くらいかなと時計を見たら
まだ12時にもなっていないと知ったときは驚いた。
ロンドンには、前日に入った。
何故だか、入国に1時間近く待たされて
空港で待っていた、手配していただいたドライバーが心配していた。
空港を出ても、いつもなら40分〜60分で市内まで着くのが
渋滞で1時間半近くかかって、ホテルに着いたら、もう夜だった。
ホテルでシャワー浴びて、着替えて
せめてちょっとくらい街を歩こうと、フロントに行くと
いつのまにかどしゃぶりの雨で、そのまま部屋に戻った。
部屋のルームサービスで食べた、チーズが美味しかったのが救い。
翌日は、朝から晩まで、メディア・サミット。
終わっても、20人以上で飲んで食べて、ふらふらでホテルに戻る。
そして、出発の日。
といっても、昼過ぎには空港へのドライバーと待ち合わせしているので
午前中、ぷらぷらと近所を散歩することで終わってしまった。
と、ぱっと書くと、たったこれだけのロンドン滞在。
写真を見ると、まるであちらこちらへと、行ったように見えてしまうが
ほとんど、ぜんぶ、最終日の午前中の散歩で撮影したものだ。
実質2日間で、帰ってきた。(-:
。。。
ロンドンという街は、なんだか疲れているように思えた。
経済が大変なのだと思う。
失業率とか、空いている物件が、大変なことになっていると
現地のメディアの人にきいた。
でも、去年、Yellow Magic Orchestraの公演でロンドンに来たときは
まだまだ、ずいぶん人が元気だったように思える。
だから、このたった1年で、ずいぶん大きな変化があったのだと思う。
実際の経済よりも、精神的なものが大きいのだと思う。
たった数年前は、ロンドンの経済はすごかった。
例えば、2007年の夏は、1ポンド=250円だった。
それが、今年は一時的には120円にもなった。
そして、僕がいった先週は、1ポンド=160円。
めちゃくちゃだし、基本的にがた落ちだ。
ま、そもそも、1ポンド=250円、というのがおかしい気がするが。
簡単な晩飯食べるのに、軽く1万円以上になってしまう。
メディア・サミットでは、多くの国の人たちと喋った。
UKの人、スペインから来た人、ドイツからの人、フランスからの人。
たぶん、15くらいの国から来た人たちと喋ったと思うが
一日に、それだけの多くの国の人と喋ったのは初めてのことだと思う。
それはいい経験だった。
それらの人たちと、コミュニケーションするのは「英語」、という
あたりまえのことだけど、そのことにも、深く考えさせられた。
帰りの飛行機は、10時間近く、ぐっすりと寝た。(-:
忙しいのもあるんだけど、blogを書かなくなってしまった。
これはよくない。よろしくない。
blogというのは、僕にとって、大事なアウトプットなのだ。
僕もいくつか楽しみに読んでいるblogがあって
だけど、覗くと更新されてなかったりして
「うーん。更新してほしいなぁ」なんて思ったりするくせに
自分は自分で、こんな調子だ。こんな調子はよろしくない。
でも、不思議なもので
1週間くらい空けてしまうと、なんだか次の一歩が難しくなってしまう。
YMOの出たばかりのDVD「POSTYMO」のことでも(ロンドンが懐かしい)
知人のほしよりこさんの「きょうの猫村さん」の新刊のことでも(ずいぶんディープに)
伊坂幸太郎の新作の「あるKING」のことでも(最近の中ではよかった)
なんでも、書くことはいろいろあるわけだけど
たった(失礼)1週間空けただけで、次の踏みだしを考えてしまう。
だから、またblogが更新しやすいように
こんなどうでもよいことを書いてみた。
毎日、覗きにきていただいているみなさん、ありがとう。
申しわけない。
続けます。