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February 20, 2006
インタラクティブ

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ひょんなことから
知人の子ども2人を泊まりであずかることになり
たまたまカミさんも外出だったため
息子を入れて子ども3人と、一緒に夕食を食べたり
トランプで遊んだり、テレビを見て過ごし、遅くまで遊んだ後、寝た。
なんだかカミさんに逃げられた4人家族みたいだった。

朝起きてしばらくすると、子どもたちが部屋遊びを始めたので
なんとなく、こりゃあかんなあと思い、無理矢理、散歩をするぞと外出させた。

朝っぱらからの外出に対して、なにか期待をしていたのかもしれないが
きっぱり無視して、ただただずっと歩いた。
先をどんどこ歩くので、仕方なく付いていくといった雰囲気。
なんだか寒そうな、面倒くさそうな表情をアピールしていたが
黙って付いてこいとばかりに、JRの陸橋へと向かった。

知っている人も多いかもしれないが
JRの運転手さんは、列車が橋の下を通過するとき
橋の上から子どもが手を振ると、手を振り返してくれる。
運転手さんによっては、警笛を鳴らしてくれたりもする。

それを教えると、子どもたちのテンションが一気に上がる。
次は上り、次は下りと大騒ぎになる。
寒い冬の朝なのに、夏のビーチみたいな表情になっている。
さっきまで眠そうだった目が、ギンギンに開いている。

子どもである自分が、社会と繋がる感覚。
何百人も乗せた電車を運転する人が、自分に気付き、応答してくれる喜び。
橋の上と橋の下、子どもと大人、自分と社会の距離が縮まっていく。

なにが嬉しいのか、なにが楽しいのかがよくわかる。
自分もそういうのが好きだった。
そういうのがあると、ちょっと世の中が好きになる。

小さなJRの橋の上。
3人の子どもの笑顔があまりにも気持ちよくて
タバコがとてもおいしかった。

Posted by eno at February 20, 2006 03:53 AM | TrackBack