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February 18, 2006
缶詰であること

sabamisocan.jpg

最近の超ハマりもの。
信田缶詰株式会社の「缶熟さばの味噌煮」。

缶詰である。
缶詰なんて、何年も買っていなかったが
ふと「さばの味噌煮」が食べたくなって、買ってみた。

びっくりするくらい美味い。
脂ののりがよく、とろける感じ。
味噌の味が素晴らしい。

「こりゃ、ただものではないな」と調べてみると
発売元の信田缶詰株式会社は、明治38年創業。
西暦にすると1905年だから、100年以上も歴史がある。
やはりただものではなかった。

あまりの美味さに、缶詰という存在について考えさせられた。
缶詰というのは、どこか、保存食的な感覚でいた。
もしくは、調理済みをパッキングする手法みたいな。
昔は、「調理済み」=「できあがり」が、そのまま食べられるなんて
すごく特別で、すごくありがたいことだったんだろうけど
あちこちにデリができて、コンビニでは弁当が売られ
今となっては、あまりその価値がないものだと思っていた。

が、違った。
調理済みでありながら、缶詰の中で熟成するものなのだ。
味が素材に染みこみ、全体的に味が丸くなる。
缶詰とは、缶詰の中で出来上がるものということを知った。
だから、名前も「缶熟さばの味噌煮」だ。

ナチュラルローソンでも売ってますし
Eコマースもやっている

缶詰の本当の価値を知った。
パッケージ(缶)に書いてある言葉をお届けしよう。

「缶詰とは・・・
 缶詰は熟成期間を経たものが
 食味を完成して美味しくなる特性をもっています」

そうだったのか。

Posted by eno at February 18, 2006 04:39 AM | TrackBack