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January 14, 2006
新幹線、食革命

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1コ前にも書いたけど
この数年、新幹線で移動する機会が多い。

東京から大阪だったり、京都だったり、名古屋だったり。
東北・奥羽方面もたまにある。

で、この移動時間をどう有意義に、というか楽しく優雅に過ごすか?
がこの1〜2年のテーマであった。(小さっ!)

仕事に追われている時は、当然、PowerBookでムービー作ったり
Keynoteのプレゼン作成となるんだけど
やるべき仕事が、新幹線の座席じゃ不可能だったり
純粋に、なにもすべき仕事がない時もある。

そんな時はPowerBookで映画を見たり、iPodで松本ラジオを聞いたりする。
今までの経験でベストなのは、到着1時間半くらい前から
Fatboy Slimの「Beach Boutique2」のDVDで盛り上がるスタイル。
All SaintsのPure Shoresで新大阪のホームに滑り込むと
サイコーに元気&笑顔で、大阪仕事がスタートできる。

と、目と耳は、そんな感じなんだけど
それだけだと、ちょっと「アゲ」が弱い。
楽しいんだけど、優雅な感じではない。
もうちょっと無理矢理にでも、リッチでハッピーにしたいものだ。

で、なにが必要かというと食である。
このblogにも何度も書いているが、新幹線の車内で食べる弁当にこだわってきた。
NRE(日本レストランエンタプライズ)という旅の友を発見し、いろいろと食したが
NREの弁当はほぼ全種類を制覇し、季節毎の新作をただ待つという状態になってしまった。

という中、事件が起きる。
これは、品川駅利用の新幹線ビジネスマンには大きな事件だ。
品川駅にecuteという駅ビルがオープンしたのだ。

いや、ただの駅ビルなんてどこにでもあるし
恵比寿にだってアトレがあるわけだけど
新幹線ホームの改札近くに、ecuteのフロアが食い込むような形で
フードフロアができてしまったのだ。
これは、新幹線移動ライフが変わる、大きな事件だ。
新幹線で食すメシが、駅弁だけじゃなくなってしまう大きな革命だ。

ちょっと長くなるけど、説明をしておく。
もちろん、今までも駅弁以外を食べることはできた。
弁当持ち込み禁止のテーマパークじゃないから、外で買って新幹線に持ち込めばよいのである。
叙々苑の高級焼肉弁当を買ってから、新幹線に乗って食べるのも自由である。

だけど、それはちょっと反則っつうか、違う気がしていた。
そんな気合いの入った準備をせずに
「新幹線の改札に入る直前にふらっと買う」ことが重要なのだ。
「流れ」が重要なのである。
「旅」は「流れ」だ。
よくマンガである、ホテルのバーでカップルが飲んでいて
キザな男が「チャラッ」と、ルームキーをテーブルに投げて
「部屋取ってあるんだ…」みたいなのはちと違う。
その事前の気合いの入れ方というか、用意周到な感じは道に反する。
新幹線という女は、そんなやり方は好まない。

ていうか、脱線した。
そんなことで、「流れで買う」ことが重要。
で、今までだったら「流れで買う」なら、新幹線品川駅の場合、駅弁しかなかった。
そこに、ecuteのフードフロアが加わったのである。

もうね、選びまくれるわけですよ。
今までは、なんだったの? っていうくらい選べるんですよ。
「なだ万」の懐石弁当から、「つばめグリル」のハンブルグステーキ
「SALVATORE」のピザまで選べるんですよ。食べれるんですよ。

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で、そんなecuteのオープンで
新幹線の座席のテーブルの上が、かなり変わることとなる。
この5、6回、なるべく違う店のを買って食している。
まずこれ。「つばめグリル」のハンブルグステーキ弁当。(つばめグリルは2回食べた)

温かくないのに当たるとかなりハズれるんで、そんな時は「やっぱし止めた」と
することが大切なんだけど、温かい出来たてのはかなり美味しい。
もう完全につばめグリルの味。
百貨店の上の階にいる感じになる。
つばめグリル的なハンバーグは、今やどこにでもあるけれど
あれって元は全部、つばめグリルでしょう。元祖でしょう。
サイズがちょっとミニサイズなのが残念で、大型弁当も出してほしい。
唐揚げとかが付いているやつはもっと小さくなっちゃうし。

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で、こちらは違う日なんだけど、点心三昧。
「上海煎包記(シャンハイ・チェンパオキ)」という、上海点心厨士直伝らしい点心屋。
もうこれ、新幹線の座席とは思えないでしょ。
小籠包に、焼売に、上海焼き饅頭。
他の弁当とセットにしたり、いろいろ違うもの買わずに
この店の点心だけで揃えたい。それが点心というものだ。

長くなったんで、そろそろ終わりにしますが
最後は、「BUZZ SEARCH」のプリン。

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こちら、ボリュームがあるので、昼食としました。
プリンの下にクレープがあるんで、昼なら一食分になります。
ていうか、本来、「土産」用として、販売しているわけですが。

買うと必ず「持ち歩き時間は?」と、ドライアイスの入れ具合を聞かれるので
「すぐです!」と、元気に言うのが、新幹線食の道です。
女性店員の笑顔に負けて、「うーん1時間くらいかなあ」とか恥ずかしがってはいけません。

と、リッチになった新幹線の移動空間。
唯一の悩みは、微妙に顔見知りになってきた、NREの弁当屋との付き合いだよなあ。

Posted by eno at January 14, 2006 06:38 AM | TrackBack