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August 09, 2005
Mighty Mouse

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Mighty Mouse(マイティーマウス)を買いに、apple store ginzaへ。

Mighty Mouseは、appleが出した新しいマウスだ。
夕方のapple storeは、結構人がいて、レジに並ぶ人の列もできている。
その列の中に自分も含めて3人も、Mighty Mouseを買おうという人がいるのに驚いた。
たかがマウスを買うのに、ニコニコ並んでいる。
いいことしてると思うぞ、apple社。

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i podが全世界で売れに売れ、iTunes Music Store Japanもスタートし
(4日間で100万曲も売ったんだって?!)
歴史上、最も売れっ子状態のapple社だけど
こういうデバイスの進化も忘れていないとこが、素晴らしいなあと思う。

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まぁ、マウスはマウスなので、それ以上の何者でもないのだが
とにかく、カワいい。
デザインが洗練されている。
横から見たら、ほんとのマウスみたいだ。

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マウスが発明されたのは、1964年のことで(初めてデモを披露したのは1968年)
当時はStanford Research Instituteに勤務していた、Engelbert氏によるもの。
(その彼が、今はLogitechにいるっていうのがいいよね)
それから15年くらいして、PC市場に出回っていったのだが
なんといっても、記念すべき1984年に、appleから発表されたmacintoshが大きかった。

というのも、マウスはインターフェイス込みでなんぼのものであって
今や当たり前になっている、GUI(graphical user interface)だけど
当時、PCはMS-DOSで、カチャコカチャコとキーボードを叩いている状況だった。
パソコンを使っている人は、みんなプログラマみたいな感じだ。

そんな中、GUIとマウスを持った、macintoshが登場した。
(正確にいえば、初めてGUIを搭載したのはLisaだし、元はパロアルト研究所だけど)
それは、新しいオペレーションを生み出し
「パソコンでできること」を格段に増やした。
カッコよくて、楽しくて、革新的だった。
その後、「そりゃえぇな」と、PCもあっという間に、macintoshみたいな画面に変わる。
WINDOWSという名前で。

そんなmacintoshの登場から、20年以上も経つけれど
今もマウスを使って、画面にウインドウをいっぱい開いたり
ファイルをゴミ箱に捨てたり、メニューをプルダウンしているわけだ。

しかし、今、PCではボタンは2コが当たり前だ。
だが、macintoshは今もボタンは1コ。
どっちが便利といえば、2コあったほうが便利である。

こんな話になると、mac信者(含むオレ)は
「1コでも充分にオペレーションできるもん」とか言うのだが
実際、グラフィックソフトなどを使うと、ボタンが1コしかないために
キーボードのコントロールキイを押しながら…とかする必要がある。
こりゃ、筋が通っていない。
あとは「デザイン的に2コボタンはイヤ!」という理由しかなくなるのだ。

しかし、それが大切な要素でもある。
マウスにボタンが2コついているのは、ほんとに不細工だ。
機能も大切だが、美しさも大切である。
しかし、いつまで意地になっているのか?

という中、登場したのがMighty Mouseである。

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見た目はボタンが1コ…っていうか、ボタンがないように見えるが
(マウスの上のほうを押せばクリック=トップシェルというappleのデザイン)
実は、左側をクリックするか、右側をクリックするかで、その機能を設定できる。
早い話が2コボタンの機能を持っている。
だけど、今まで通り「必要ねぇぜ」という人は、1コとボタンとしても使える。

ちなみに、構造的に内部に2コボタンが付いているのではなく
センサが指の位置を認識し、左を押したのか右を押したのかを判断している。

と、それだけではなく、真ん中にポチっと小さなスクロールボールが付いている。
このスクロールボールを人差し指で動かせば、WEBの画面とかをぐりぐりと動かせる。
スクロールボールは押すこともできるので、様々な機能を呼び出すのに便利だ。
(例えば、Dashboardとか、Spotlightとか)

また、マウスの左右のサイドにも威圧センサが付いており
こちらもグッと握ることによって、機能が呼び出せる(使える)。
最初の状態では、Exposé機能が設定されており
開いているすべてのウインドウを一覧で表示することができる。
Exposéがキーボードを触らなくて、マウスのオペレーションの中で出来るのは本当に便利だ。

というMighty Mouse、まだ使い始めなので
スクロールボールでWEBの画面をスクロールしている時
左方向に微妙に触れちゃって、ページバックしたり
(Firefoxじゃなくて、Safariを使えばいいんだけど)
左クリックのつもりが、右クリックと反応されたり(こりゃ致命的)
ちょっとまだ慣れない部分もあるのだが、もうちょっと使いこなしてみようと思う。
ま、だめだったら、設定、外しちゃえばいいんだからね。
って、それじゃ意味ねぇか。

たぶん、ちょっとしたら細かいとこ、改良されるんだろうなあ。
まだまだ、Mightyではないよね。

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Posted by eno at August 09, 2005 11:58 PM | TrackBack