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August 08, 2005
明るいメシ

土曜、日曜と、明るい時間にうまいメシを食う。

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土曜日は南千住の鰻の名店、尾花へ。
前はよく通っていたが、思えばいつの間にか10年ぶり。
本当は年に一度くらい行くべき店なんだけど、長いこと行ってなかった。
場所の問題だけなんだけどね。

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仲間7人で朝11時に集合するが、開店前には長蛇の列。
macファンが、apple store shibuyaのオープンで並んでいる頃
かなりのmacファンである僕は、鰻で並ぶ。

その列に待ち合わせ組がどんどん参加して
11時半の開店時には、100人は並んでいた。
ギリギリで入れなかった集団はかわいそうだ。
鰻の煙モクモクの中、30度以上の日差しを受けて
最初の集団がビールから始まる鰻フルコース終わるのを、待たなければならない。

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座ってビールで乾杯すると、前座がどんどんやってくる。
メインの鰻丼が来るまで1時間はかかるため、前座をどんどん頼んでいるからだ。
注文受けて、さばいて、焼いては、まともな鰻屋では仕方がない。
おしんこ、う巻き、うざく、焼き鳥、白焼き…と、盛り上がっていく。
ここ、焼き鳥もかなりうまいことを、10年ぶりに思い出す。

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そして、やっと真打ち、鰻丼の登場。
うっ! うまい!
これだ、これだ、この味だ。忘れてた。
23区東エリアのこの、ちょい辛甘の濃い味付け。
そうだ! これが好きで、前はよく行ってたんだった。
これが鰻なんだ。
なのに、この10年、野田岩とかの上品な鰻食べて
「うーん、美味しい鰻ですね」とか語ってたんだ、オレは。

また近々やってくることを誓い、店を出るが
この日の午後、医者で血液検査があることを思い出す。

ビール&鰻フルコースで、検査結果を心配だなあと
太陽が照りつける高架線のホームに赤ら顔で立ち、常磐線を待つ。
医者が心配なのに、笑顔になる。
やっぱ、明るい時間のメシはいいもんだ。


そして、日曜日は、麻布十番のAZABU HAUSへ。

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AZABU HAUSは、今年の1月にオープンしたばかりのイタリアン。
場所がかなりわかりづらいんで、ちょっとした隠れ家的な存在になることと
23時間営業(どこか客のいないタイミングで清掃のため1時間休むだけ)という
「使える」サービス設計、美味しいけど無茶苦茶高いわけじゃないという料金設定で
夜はいつも満員だけど、初めていく昼は驚くほど空いていた。
やっぱり、明るい時間のメシはいいね。

AZABU HAUSは3回目となる。
今までは、いつも夜だったので
テーブル席の横の窓向こうに流れる水に、小さい魚が泳いでいるなんて気付かなかった。

他にも昼の店内は、ずいぶんと夜とは違う雰囲気。
なんだろう?
仕事相手とオフの日に、スーパーとかでばったり会う感じと似ているな。
「ややっ、こんにちは…」みたいな。
「あれ、こんな子供がいたんですね、おいくつ?」とか。

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鮮魚のカルパッチョに、野菜をかけてもらい、サラダ風にして
ウニとエビのトマトソースのパスタと、ミートソースのスパゲティをシェアする。
前回も思ったのだが、ここのミートソース(1000円)は好みに合う。
カレーとか、チャーハンと同じように、ミートソースというのは
どこで食べてもそれなりに美味いんだけど、自分に合うのはなかなか探せない。
ミートソースが食べたくなったら、AZABU HAUSに来ようと決めた。
23時間営業だから、どんな時間でもいいわけだ。
そういうWELCOMEな感じが、ウケてるんだろうね。

久しぶりに、のんびりした、いい土日だった。
いろんなことに、ありがとう。
感謝。

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Posted by eno at August 08, 2005 07:33 AM | TrackBack