第四十八回【大河】魂の無くなる先【湖】

真名   :

ぼ、ぼ、ぼぉおお〜〜〜

はるん  :

あ、あぁ〜、いきなり大きな圭さんのお目覚めのこえ〜〜〜
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

真名   :

ぼ〜、す〜、ぼ〜すぅ〜

体脱   :

あれっ? どうしました、圭さん、大丈夫ですか?

真名   :

ごほっ、ごほっ、な、なにか、むせかえりまで起きてしまって。

はるん  :

私たちがだいぶ話し込んだんで、ルリーさんにも長居してもらったからじゃないですか?

ミッシェル:

そうだね。圭さんとルリーさんが出会った瞬間に情報交換している内容を、私たちがコマ切れにダウンロードさせたもんだから、圭さんに圭さんに負担がかかったのかもしれない。

真名   :

もう大丈夫です。今回のルリーさんとの対話はいかがだったでしょうか?

体脱   :

前回のスペースマッチョさんもそうでしたが、やはり「平行世界」や、「運命」に関わるテーマでは大きな学びがあります。僕たちがもっともっと自分を大切に、大河の流れを信じて、いくつもの世界の存在に配慮して生きていかなければいけないということを知ることができたのは、僕にとって大きなことです。

はるん  :

いくつ世界が存在するかなんて私たちにはわからないことだけど、そして、そのうちのどの世界にいるかということも、現実世界では確認することも出来ないじゃないじゃないですか。それでも、いいんですよね?

体脱   :

どうであれいま意識のある世界を大切にってね。そして、たとえ世界線を乗り越え織るようなことがあっても、もと居た世界もなくなっているわけではないということかな。自分というものは、いつまでも同時にみんな存在を続けているということなんだよね。

真名   :

それもひとつの捉え方かもですね。意識されるいまの自分の世界が、どこかというよりは、他の世界の自分の代表選手として、この世界を味わう役割を受け取った自分というのでしょうか。
スペースマッチョもルリーさんも、七福さんたちはあらゆる世界を見ることができるので。見守ってくれています。

はるん  :

たとえどこに意識があろうと、見えない世界のガイドたちは変わることはないということですよね!

はるん  :

それですよ、それっ! 体脱さんみたいに子どもの頃にかかるような、なんでもないと思われる病気だって、あんな大病になってしまったけど、もともとあっち側から見ている七福さんたちは、なにがあろうと暖かく見守ってくれているんですから。そんなの、生まれる前から見ていてくれているんですからねっ!。

ミッシェル:

生まれる前になにがあったのか。私たちの魂と心と体が無くなろうとするとき、それはどこに向かっていくのか。なにかわかったような気がしませんか?

真名   :

そういえば、ルリーさんとの対話の中で感じ取ったことがあるんですよ。僕的には、いつものようにサラリと受け流してしまう種類の感覚なのですが、みなさんにはお伝えした方がいいような気がします。

体脱   :

えぇ? それはぜひお願いします。

はるん  :

なんですかぁ、それって?

真名   :

はい。それは僕たち、私たちの乗り込んだ船の行末のことなんですが。
つまりその船はどこに向かっていくのだろうか、ということです。

体脱   :

それは、小さな川の流れに乗っていたものが、いろいろな気付きとともにだんだんと大きな河となって水かさも増して・・・

はるん  :

いろいろな果実を見つけて取って食べたり積んだり、取り損なって落としたり、なんか悔しいから、川の流れを遡りしながら、もいだあたりをまた探してみたり・・・

ミッシェル:

そのうちにだいぶ疲れてくるんですよね、そしてふと気が付くと「この川は小さな流れの集結したもので、大河となる『河』なのだ」と、ある時気づきます。

はるん  :

「川」が「河」になるんですよね。ていうか、最初からそうだったんでしょ? 

体脱   :

そのことに気づくのにどれだけの時間がかかるかは人それぞれだけど、いろいろな所からの流れを受けて水かさもまして、ある時気付きが来るんだ。これは「河」なんだってね。そしてまたそれこそ第3巻でルリーさんが最後に見せてくれたように、河となった流れは湖に流れ込み、そしてその湖に流れ込んでいる幾つもの支流も見渡すことが出来る。

ミッシェル:

その時初めて私たちは自分たちと同様な流れがあることを見ることとなるのですね。自分よりも太かったり細かったり、蛇行していたり直線だったり、河の流れも様々なように、その河に乗り込んだ船の形も色合いも、それぞれ無限にあるのですよ。それぞれがその船を司るひとびと、いや、魂の乗り物なのですね。

はるん  :

そして、それが全部、湖に流れ込んでいるって、じゃあ、湖もどんどん大きくなっていくじゃないですかぁ?

体脱   :

でも自然はうまくしたもので、際限なくいきなり大きくはならないよね。
地球が大きな変動をして大地の形が変わらないかぎり。湖はある程度大きくなるけど、どこかで安定した大きさを保つでしょ。

ミッシェル:

そうですね、そこに流れこんだ水は、その次にはある時またその姿を変えるのですよ。

はるん  :

それって、どういうことですか?

ミッシェル:

いつかは空に帰るのです。大気となってね。水はその姿そのものを気体に変えてしまって、今度は空を旅することができるようになる。

はるん  :

じゃ、そこに乗り込んだ、船や私たちは?

体脱   :

それもその前に水になるんだ、どれだけ時間がかかるかわからないけど、物質はいつかは水に帰るんだと思うんだよ、はるんちゃん。

はるん  :

それって何万年ものことですよね! そこまで考えたことなんてありませんっ。だって、誰も教えてくれないし。それって、なんか、いいことなんだか悪いことなんだか、んもぅ、圭さん、どうなんですか〜〜〜
☆:・.*・.ヽ(T-T )ノ ヽ( T-T)ノ .・*.・:☆

真名   :

僕としては早くその先をお伝えしたいのですが、やはり、そのあたりで長引かれてしまうでしょうか?

体脱   :

あ、そうですよね、スミマセン。はるんちゃんは、どうかな?

はるん  :

みなさんにお任せしますっ! でも絶対いいことなんですよね??? これから先の話。

真名   :

さあ、それは・・・ みなさんが判断なさることです。

<8月11日(木)に続く>

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