第三十四回【祝!】体脱さんの明晰夢の巻【継続】

体脱   :

あいたたたたたた……

はるん  :

体脱さん、どうしましたかっ! ていうか、私たちまた登場できたんですね・・・よかった〜 ★*☆(*^▽^)/★*☆♪

ミッシェル:

体脱さん、手術なさって無事ご帰還ですね!

体脱   :

はい、ようやっと皆さんの前に登場することが出来ました。でも、6.16の更新はちょっと、無理でしたが・・・

はるん  :

6月16日はわたし応援しましたよっ? 多分そのお祈りがきいたんですよー。でも、そのアシモみたいな歩き方はなんなんですかぁ〜

ミッシェル:

相当深い傷を負ったようですね。お腹をかばいながら歩くとどうしても前かがみになってアシモみたいなロボット歩きになってしまいますね。
でも、これはただの盲腸の手術じゃなさそうだ。

体脱   :

はい。実は3時間に及ぶ手術でした。しかも6月12日日曜日の午後、「明日手術だよ−」かなんかいきなり言われて、13日月曜日の午後手術、できれば613の並びは避けたかったんですが。

はるん  :

またぁ、そんなオカルトみたいなこと言っちゃダメですよっ! それで手術はどうだったんですか?

体脱   :

医者からは「お腹開けてみないとわからないよ〜」と、症状については言われてて、実際に開けてみたら単純なものではなかったらしく、気がついたときにはお腹が真ん中から開けられて、しかも盲腸の部分からは管が外に飛び出していて・・

はるん  :

管ですかぁ? お腹の中からなんかが外に出てくる?

ミッシェル:

ドレーンといって、体内の膿とか漿液を体外に出すチューブを埋められたんですね。

はるん  :

インプラント・・・ (━_━)ゝ

体脱   :

はるんちゃん、それ、宇宙人用語だよ〜 ま、埋められたのは確かだけど。
で、その手術がいろいろ大変で、結局、単純な盲腸ではなくて虫垂を切除して取り出したけど、その周辺のケアで、結果お腹を縦に15cmくらい切開して、あげく盲腸の部分にチューブが通る穴を開けて体内に20cmくらいチューブを差し込んだという。

ミッシェル:

それは大変な手術でしたね。盲腸の単純手術は長くても1時間半と聞いていますからその倍の時間か。その後の経過はいかがでしたか?

体脱   :

これが日本の病院であれば安心して経過を委ねられたんですが、なんせフィリピンのセブ島なんで。いろいろ勝手が違っていて、細かい苦労は一杯ありました。でも一応18日金曜日に無事退院でき、いま自宅で静養中です。

真名   :

体脱さんからは手術後の14日火曜日にメールが来ましたよね。それでご無事を確認できたのですが、そのメールで、手術中にとても不思議な夢を見たとおっしゃっていましたが、そのお話をあらためてお聞かせ願いますか?

体脱   :

はい。あまりにも明晰な夢だったんですよね、というのも手術は全身麻酔ではなく、麻酔医が云うには半身以上、体の7割位が麻酔状態になる程度の麻酔だったんです。

真名   :

ということは脳の3割は起きている状態ですね。

体脱   :

そうだと思います。その麻酔中はもうほとんど明晰夢のような夢のなか、というか、「体外離脱」の状態そのものでした。僕が云うんだから間違いありません!

はるん  :

そこだけは信用できますよ、体脱さんっ! ((o(^-^)o))

体脱   :

ありがとうはるんちゃん。

はるん  :

で、どうなったんですかその夢のなかって。

体脱   :

3割の脳が活動している意識のある状態。
手術中に音と会話がリアルに聞こえる中で、意識は夢の空間をたどるという、僕は経験したことありませんが、これはヘミシンクの体験に近いのではないかと思います。

そこで僕が見たのは病院の手術室ではなく、真っ白い壁につつまれたハイテクな工場のような空間。

よく注意を凝らしてみると、そこでは数人の人々が忙しげにしかし、楽しげに何か会話しながら手作業をしています。その作業はそれぞれが別々のもので、相互に関連のあるものではないということは分かるのですが、その内容はとても高次元のもので、直感的に僕の理解の範疇のものではないと感じました。
ただ、その中でも僕から見て一番手前に見える人、それは多分僕の手術をしている執刀医の先生なのですが、その人がしていることはよく分かります。
この地上では当然盲腸手術の執刀中の先生なのですが、その白い空間の中で彼がしていることは、60本くらいにたばねられた大きな管を扱っているんです。

はるん  :

はぁ?

体脱   :

その管の大きさは両腕で抱えられるくらい。断面からは60本分の管の端が見えます。それぞれの管は六角形の形状になっていて、その六角形で出来た管がたばねられて大きな丸い管になってます。その管はその部屋の空間から外部に長く伸びているようでした。その管の一本の断面の中に入っているものを、彼は最終チェックしていて、なにかバランス? をとっているようにみえます。

はるん  :

中にはなにがはいってるんですか?

体脱   :

それがね、僕にはよく分かったんだけど、僕から見ると赤と白の布のようなもの。これは一枚の布になってよじれて入っているんだけど、その管の最後の断面と切れ端の長さを最終チェックしているんだ。両方がバランスよく綺麗に揃うように。

はるん  :

??? その布ってなんですか?

体脱   :

それはね、ひとの情報。ひとの一生分の情報。

ミッシェル:

……なるほど、そういうことですか。

はるん  :

ひとの一生分の情報が一本になっているんですかぁ? それが60本分まとめてひとつ?

体脱   :

そう。60本分というより、一生分の情報が60回分まとめられて一本の管になっているんです。

はるん  :

60人分よね、それは。 (^0^ゞ

ミッシェル:

ははぁ、なるほどよく分かってきました。

<6月23日(木)に続く>

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