第二十七回
【地球と】なにがあっても宇宙規模?の巻【蛙と】

はるん  :

あぁああ〜、翁さんの身体が、またモヤのようになって・・だんだん消えていくーーー ε= (*゚o゚*)~゚

ミッシェル:

今回はもう時間のようですね。

体脱   :

はぁあ〜、ちょっとぐったり来ちゃいました。

真名   :

む、むむむむ〜〜〜

はるん  :

あ、圭さん、起き上がれますか?

真名   :

ぷはぁあ〜、は? いまいらしてたのは、翁さんでしたよね?

はるん  :

そうですよ圭さん、あの青い本をいまから何年か前に海の中から釣り上げるよう指示していただいた翁さん、いまお帰りになりましたぁ
-=≡ヘ(* - -)ノ

真名   :

そうでしたか。毎回このようなかたちで七福さんたちとやり取りをしているのですが、さすがに短時間で5人の方々とのやり取りが続くと、少し休息が欲しくなったりもします。

体脱   :

そうでしょう、それは無理があるはずですよ。僕なんかも、テンションを上げて聴き続けないと理解が追いつかないんで、なんか変に緊張しちゃってるんですよね〜

ミッシェル:

それではしばらく休息と致しましょう。僕がおいしいドリンクをお持ちしますよ。しばらくお待ちを。

はるん  :

ところで圭さん、体脱さんもなんですけど、地上での様子はどうなんでしょうか?というか、なんで地上世界との両立が可能なんですか? おふたりとも。

体脱   :

僕の場合はなんででしょう。それこそ本の第1巻で、圭さんがおっしゃっているように、普通に暮らしていく中で自然とたどり着いた所がここ、みたいなところがあって・・・

真名   :

その人にとっては普通のことが案外ほかの人にとっては、「え?何その話!」と言ってびっくりされたりすることですよね。
これは「普通」の概念自体がとても抽象的というのがあるんですが、つまり、言ってしまえばどんな言葉でも、突き詰めていくとただの抽象概念ですが、ま、そのことは置いておいて。
具体的な現実をどんどん抽象的で大きいフレームの中に置いて理解していく。そしてそのように辿っていってしまうと行き着くところがあるのです。

例えば宇宙という大きな抽象概念の中に現実を置くとするなら、目の前のグラスが意味する役割と、その中に入っている自分の飲み物の持つ必要性との関係、そしてそれらを取り巻く、グラスと飲み物の内容物がここに存在するために意図された意思の存在など、様々な模様が見えてくるものです。
これはフレームの大きな、つまり巨視的な視点があるからこそ感じられる自然な理解、そもそもそうやって理解することが「普通」であった、何も珍しくもない世界の読み方となります。

ただし、これはフレームの小さい視点では決して見えてくるものではないのです。井の中の蛙は、大海は理解できません(笑)
こうやって現実を巨視化して、宇宙や地球というような抽象解釈のフレームを大きくとっていくと、宇宙との関係を感じるまで育つことが可能な「普通力」というものが、現実に直面するだけの人間の感覚世界の中で少しずつ育成され始め、果ては巨視化できるようになっていき、いつの間にか他から見れば「普通ではない『普通』」が感覚の中でリアリティを持ってしまう、というような話になります。

体脱   :

そのことはよくわかる気がします。僕なんかは逆で、小さい頃から音楽が好き、しかも洋楽ですね。英語のまったくわからない小学生の頃から洋楽をたくさん聞いて、言葉はわからないんですが、小さいながらに「何を語っているのか?」そのリズムやメロディーライン、歌い方のイントネーションとかを解釈して、一生懸命に「この人は何についてどのような気持ちで歌っているのか?」までを読解しようとするんですよね。それをず~〜っと続けていくんです。いまもそうだと言われればそれまでなんですけど(笑)

そういう訓練というか聞き方って、いま思い返すと「音楽という抽象表現の大きな巨視的な観点から、その中に存在する意味を現実的感覚として捉えていく」ということじゃないですか。言葉はわからないんだけど、その他の表現のニュアンスから、「まぁだいたい現実の感覚で行くとこんなこと唄ってるんだろうな〜って、喜怒哀楽を踏まえた意味を勝手に現実感覚に置き換えて「現実のこと」として理解するわけです。
これって、いま真名さんが言った道筋とは逆ですよね?

つまりこれなんかもう、宇宙の果てから地球を見て海外の様子を垣間見てから日本列島を発見して、そこでうごめく人々のストーリーを想像して勝手に感動している。
いま思えばこんなものに近いのかなーって。

はるん  :

体脱さん、なんか真名さんと言ってることは近いように感じますけどー。まったく違うこと言ってるようにも聞こえますよ〜〜〜(笑)

体脱   :

そうそう、昔から「お前の言っていることは抽象的で意味がわからん!」って、よく友だちに言われてました〜

はるん  :

うもぅ〜、そんなこと言ってていいんですか? これ読んでる人そこそこいるかもしれないのにっー!

真名   :

ひとはそれぞれ独自の経路をたどるものですね。

ミッシェル:

そうですね、普通がどこまでその人の普通力として世に還元できるのか。
これも一考すべきところですね。
ただ、この視点も同様に大きなフレームからの視点となるのですが。

はるん  :

でもね、わたしが聞きたいのは・・その話じゃなくって!

真名   :

普通力までたどり着いた普通の感性。それはとあるところでつながりはじめるという話ですね。

はるん  :

いや、そ、それも・・・ (´_`。)

体脱   :

ここから先が答えとなるかもよ、はるんちゃん!

<5月30日(月)に続く>

特別コラムトップページに戻る

七福サイトトップページに戻る