第二十五回
【過去】つながっている「いま」の巻【別次元】

翁　　　　：

例え話をさせて頂くがの。
もし画鋲が地面に落ちておったら、避けて歩くじゃろ？
それは、画鋲が足に刺されば痛いことを知っておるからじゃ。

それと同じで、意識の摩擦が積み重なると、それを解放する役割の自分の魂のつながりのあるものが、自分だけではなく、まわりからも生み出されてしまう。
これも例えだが、車を運転していて自分から事故を起こすならまだしも、自分が安全運転をしていても、自転車が急に飛び出してきたりして不可抗力な事故が起きてしまうよのぅ。
そんな時
「私は何もしていないのになぜこんなことが起きてしまうのか？」
誰もが悩むものじゃろ？　そのようなことが起きてしまうのが現実というもの。もしそれを避けたい、あるいはそれが嫌だと思うなら、そうならないように摩擦が起きにくいような生き方をしていくのじゃよ。

若いうちはその道理が理解できないものじゃが、こうやって話を聞いてそのことを理解するだけでも、お主たちには効果が少しは現れるかもしれんのじゃよ。
そうなるとそれにより過去生からの因縁とか、軋轢による因果関係など、他のものも、外れていくのがわかるであろう。

ミッシェル：

そうですね。それは、単純にいまから未来を変えていく、あるいはコントロールしていくということだけではないような気もしますね。
翁さんの言うことの意味の深さは更に別なことも伝えてくれていると思われます。

はるん　　：

え？　いまおっしゃったのは、その言葉を聞いただけでも将来に関わることが変わっていくというというお話ですよねぇ？　だったらそれは心がけの問題かなぁって思ったんですけど。σ(⌒▽⌒;)

体脱　　　：

いま眼の前に起きることの意味を考えて、そこに後悔や執着を持たないようにする。なぜならその後悔や執着が原因となり、さらに囚われた未来を生み出してしまい、そしてその未来が更にまた、って、なんか、これ、無限に続く因縁の輪みたいな宇宙を漂わないように「あるがままに生きる」って、このことなんですよね？　おっしゃっていることは。

ミッシェル：

そう、ただしそれはひとつの面だけのことですね。
そこで起こることの、あくまでも直線上の時間軸だけのお話。過去から未来に流れる直線上のね。

体脱　　　：

というと？

翁　　　　：

ハハハ、ミッシェルくんの言うとおりじゃ。確かにいま言ったことは、そなたたちを経由して、間接的にこの言葉を聞いている人々の未来をも徐々に変えることが出来るもの。ただし、これは正に直線上の認識の上でのことでもあるのじゃ。勿論その上で効果は現れるのであるにだが、実はの、いまこの時にそのことを自覚するということは、単に直線上の「いま」以降の未来だけではなく、「過去生」と言われるもの、また、「他の別の次元」で生きる自分たち全てに、その効果が現れる。そして変化が起こる。
つまり、それらの過去生や他の次元にも、その情報が共有されるこということなのじゃよ。

つまり、「今」そのことを自覚すると、過去や未来に存在する「僕たち私たちすべて」がみな、摩擦をおこしにくい生き方を選択し始めるということなのじゃ。

そのことにより、自らの過去生からの因縁とか、軋轢による因果関係など他のそういうものも、その瞬間から外れていくのがわかるであろう。

体脱　　　：

はぁあああ〜？　それじゃまるで「今」の中に過去も多次元世界も全部が含まれてるってことじゃないですか。しかも「過去」が変わってしまうなんてことが出来るなんて！　ということ・・・

はるん　　：

そうだったんですねー！　あ〜なんだぁ、そんな気がしてたんだぁ。
体脱さん、またなにか寝ぼけたこと考えてるんじゃないでしょうね？　いまはもう地上では2016年、あらゆるものがとても大きな規模で動き始めている21世紀の要の年なんですよ。
だから私たちも登場できたんだし、七福さんたちもその知恵をこうやって少しづつお伝えにやってこれているんです。その意味の大きさ、わかってるんですかぁ？
で、「ということ・・・」って、体脱さん、そのあとはなにが言いたいんですかー？

体脱　　　：

ということは、、、SFみたいだなぁ…… って。

はるん　　：

！！！　*・゜゜・*:.。..。.:*・゜ヽ(*≧ヘ≦) ﾉ彡゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*

＜5月23日(月)に続く＞