第二十四回【囚われと】現実は解放の儀式の巻【因果と】

ミッシェル:

この地上で出会うすべての人と人の関係性において、その人々それぞれの持つ過去からの「囚われ」が原因となっていることが多いのですね。
この囚われの現れとは、決して悪い作用のものだけでなく、磁極の「+」と「−」が自然と引き合うように、お互いが交じり合い融合することの必然性から起因している。そのため、そこから生まれてくる「効果」としては、当然良い方向にも作用します。
そのことに先入観を持たずに計測するということが重要なのですね。

3次元の感覚ではその因果関係を十分理解することはなかなか難しいのかもしれません。ましてやその囚われをスムーズに解消するとなると、これは至難の業といえるでしょう。
しかし、本の中で翁さんが見せてくれたように、3次元を超えた上位高次元領域からであれば、それはまるで海の上から魚を釣るように、「何事も無く原因を釣り上げる」こと、すなわち「囚われを解消すること」が可能なのですね。

翁    :

そうじゃの、ミッシェルくんの言うとおりじゃ。
ではその原因とも言える人々同士やものとの関係性である「囚われ」を生じさせるもの、それはなんじゃろうかの?
それはの、「摩擦」なのじゃ。存在としての人や物たちお互いが、この宇宙において必然的に惹かれ合い、関係性のバランスをとるときにどうしても生じてしまうもの。それが摩擦じゃ。
摩擦が起こると何がでるか?摩擦熱やカスも出ることがあろう。これは3次元の物理学でも確認されていることじゃが、高次の精神的な関わりのなかでも同様に、それらの関わりの中ではそのようなある種のエネルギーやゴミのように活用できないものも、同時に生じてゆくものじゃ。
それが、人の魂の隙間に蓄積していくと、それを外に解放してゆく必要がある場合があっての。
その一つの方法が、本の中で行った潜在意識の中に釣り糸を垂らし何かを釣り上げるという、釣りの要領で行った「解放の儀式」なのじゃ。

はるん  :

うわぁ〜、なにかとても神秘的なことなんですね〜 なんか目の前が開けていきそう〜 ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)ノ

体脱   :

しかし、そう考えるとすごくシンプルな構造なんですね。3次元物理空間と高次元の関わり方の公理が同じものだなんて。
でも、その囚われと、そこから生まれる現実との関係性って、これもどっちが先にどうだったのか、まるで鶏と卵。うわぁ、よく考えると男性性と女性性の関係に似て、これも陰陽の太極図とイメージが一緒。なんでこうなるの〜〜〜
でもま、それでいいんよ〜だなんてー

はるん  :

なにまたここでダジャレなんて言ってるんですかぁ!m(☆_@;)☆ \(`-´メ)
もう、そこで思考が止まっちゃうから、体脱さんはダメだって言ってるじゃないですか〜 ここはすごく重要なところなんです!しかも、謎めいていてスゴイところ〜

翁    :

しかし、じゃがな、もしそれを放っておいたらどうなると思うか? 極端な例を上げれば、いわゆる自分で命を絶つことで解放を促すしかなくなったり、自分の来世で自分が何か悲惨な出来事にあって、それで解放することになったり。あるいは、関わる人たちにそれをぶちまけて解放して、人に押し付けてみたりと言うようなことになる。それが解放のためになされていく悪い例じゃ。

自動車のオイルの話をするが。あれも定期的に交換が必要であろう?それと同じでの、魂にも潤滑がスムーズにいくために交換のような動きがどこかで必ず必要になってくる場合があるものじゃ。

いく世代にも影響を与えるその囚われの原因を作らないためにはどうすればよいか。お主の生まれ変わりと言われる今後の数世代にわたって、その情報が共有されるのを避けるためには、どのように生きていけばよいのか。それを考えてみることが重要ではないか?

はるん  :

あ、ただ謎めいてるだけじゃなかった… そうですよね、そこを考えないと。

体脱   :

囚われの原因は摩擦。だから、摩擦を起こさなければいい。でも、その摩擦があるから、その解消に向かって物ごとは起きて経験を重ねていくわけだから… これもなんか堂々巡りになりそうで、結局また太極図かぁ! いっつもなんでこうなるの〜〜〜

ミッシェル:

それはこの世界の理を、むりやり2次元に反映したイメージの中で発想しているからですよ、体脱さん。少なくとも3次元の球面、あるいはそれに時間軸を加えた4次元での空間イメージの中で発想を開始しなければ、答えが出ることはないでしょう。

はるん  :

でもね、体脱さんにはそれは無理なんです〜。なんせ想像力が偏ってるんですからぁ〜〜〜 ・゚・(ノ_-。)・゚・

ミッシェル:

あ、そうでしたか?

体脱   :

でも、それを言っているのは、はるんちゃんだけですよ〜

翁    :

体脱さんはそれが当たり前のように物ごとを素直に発言する所が良い所じゃの。そうじゃよ、その原因ともなる、摩擦を起こさなければよいのじゃよ。

<5月19日(木)に続く>

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