第一四回【姫君】女性がいるから?の巻【はるん】
- 姫君 :
みなさん初めまして。こちらでお会いできることを嬉しく思います。
- 体脱 :
で、でた〜〜〜 姫君さん。
- はるん :
出た〜ってなんなんですか? ここは黄泉の国じゃないですよ体脱さん、れっきとした異次元空間なんですからっ!
- 体脱 :
しかし姫君さんはお美しい… はるんちゃんもそれなりなものではありますが〜
- はるん :
むき〜〜〜 体脱さん今なんて言ったんですかっ! ヾ(。`Д´。)ノ彡☆
- 姫君 :
わたくしもはるんちゃんも同じ女性性の現れですからね。男性性とはまた風情の違うのは当然のことです。ただ、体脱さんにはその部分がだいぶ強調されて見えてしまうようですね。
- はるん :
姫君様、このひとにへんな色眼鏡で女性を見ないように何か伝えてあげてください〜
- 姫君 :
ははは、それがいま正に真名さんとやり取りしていたことなのですよ。それではお伝えいたしましょう。
世界に生きる人々は男性と女性で成り立っている。これは紛れもない事実ですね? それはつまり男性性・女性性という二つの極性、陰陽で宇宙が構成されているということでもあるのです。
それらが相互に関わり動くことで宇宙は成り立っているのですが、その極性に触れる人の主観が入ってこその陰陽、男性性・女性性となるのです。- 体脱 :
は? でも男性、女性というのはマンマその姿かたちに現れてくるものですよね? 生まれた時にすでに決まっているものだし。
その性別において世の中の見え方や過ごし方も小さい頃から変わっていってしまうのですよね?- 姫君 :
見られる側の問題としては確かにその側面はありますね。ただ、この場合は見る側の問題が重要なのです。
例えば火が陽で男性性であり、水が陰で女性性、と言っても。水を加熱分解して水素と酸素に分けたりしたら燃えてしまいます。
火と水というものも一見すると明確な極性を持つのですが、主観が変化すると見え方も変わる場合があるものです。ですから、陰陽、男女、というのは「自分の基準でどちら側なのか」という視点を持つことが、この場合の考え方の基本になります。- はるん :
そうですよ体脱さん、両極性というものはあらゆる事象に存在しているウラとオモテの関係性なの。ちょっと見た目だけでどちらかであるというのは、現象の表面しか見えていないこととなるんです〜〜〜だっ!
- 体脱 :
え、じゃあ、姫君さんやはるんちゃんのこの見た目の感じ、優しさや、おしとやかさや、おてんばな感じは表面的なことだっていうんですか〜
- はるん :
最後のおてんばっていうのはなんですか〜〜〜 o(;△;)o
- 姫君 :
ホホホ。それではこのように考えてみたらいかがでしょうか?
女性性とは
「世界が、宇宙がそこにあることを許可し認めている状態」
を示しています。
男性性とは
「世界が、宇宙がそこから生まれ、動き、消滅し、動く状態」
を示しています。
この場合の男性性、女性性とは魂がどちらの性質を持っているかということになります。- ミッシェル:
それがこの宇宙の両極性であり、マクロからミクロまで同一の事象の現れとして相似的に存在し、拡大縮小されても合同な関係性をどのようなレベルにおいても保っている、ということなのですよね?
- 体脱 :
えっ? なんじゃそれ、ミッシェルさんまたまた、難しいことでお茶を濁そうと・・・
- ミッシェル:
いやいや、お茶を濁すなんてハハハ。姫君さんのためにお茶を淹れてまいりましたのですよ。
<4月14日(木)に続く>