第五回
【不思議な】「ここは一体どこなんだの巻」【カフェ】

怪人:

周りを見渡せば、店の隣には大きな木、そしてその先には青い石のピラミッド。
さては… この店は「まるの日カフェ」ですな!

体脱:

えーっ、あのヘミシンク瞑想で中級者ともなると変性意識の中で訪れることが出
来るというフォーカス21、そこに建てられたというあの、「まるの日カフェ」で
すかっ!しかし僕らは・・

「おまたせしましたぁ〜」

体脱:

あ、はぃ。

はるん:

こちらの方にはチャイですね〜、そしてこちらの黒マントの方にはキンキンに
冷えたビール中瓶でぇ〜す (^-^*)/

怪人:

お~!これはこれは、このお店のウェイトレス「はるん」さんですな。お噂には
伺っておりましたが、そのエプロン姿は実によくお似合いですなぁ。しかも、な
かなかに〈女性的な魅力〉もなんともこう、おありではないですか!
フォッフォッフォ〜 グビッ、グビッ!

はるん:

ヾ(*`Д´*)ノ あら、グラスいらないんですね…中瓶の方。
あ、圭さんもいらっしゃってましたかぁ〜。じゃ、いつものホットコーヒーも
お持ちしますね〜〜

体脱:

そ、そうかー。この緑に囲まれた場所から見えるあの石で出来た青いピラミッド
と、隣りに生えた大木、そしてイギリスの別荘風の佇まい。奥のカウンターにい
る青年と、さっき注文を取りに来たあのウェイトレス・・、ここは、やっぱりブ
ログで有名な「まるの日カフェ」。

でも怪人、僕らはどうやってここに来たんですか? 
僕なんてヘミシンクとかやったことすらないのに。

怪人:

よくぞお気づきになられましたな。そこなんですよ、体脱江口さん。
私も何やら変だと思っていたのですが、先ほど圭史さんが登場した時の、あの霧
笛とも思える多次元宇宙重奏楽の響き…
あれが聞こえた瞬間、私は思わず足元の魔法陣を作動させ、異界へのエスケープ
を図ったようです。

体脱:

えぇ? ひとりだけ〜?

怪人:

まぁまぁ、これはもう本能的にとでも言いましょうか。私ほどの怪人上級者とな
ると、未知のモノに対処する際には自らの術を瞬時に駆使して陣を張り、異界と
の接触を図るともいうものなのですよ。

体脱:

あ、そういえば僕もあの時、思わずスルッと魂が抜けていったような・・

怪人:

やはりそうでありましたかっ! 
つまりあの「ぼ〜〜〜」っという多次元宇宙重奏楽の響き、いわばその周波数に
同調し、江口さんは体脱の技で、拙者怪人石井は魔法陣からの異界ルートを用い
て瞬時にここ「まるの日カフェ」、つまりは半霊半物質的集合意識空間にワープ
したということですな。

これは実に深い。 この肉体3次元空間宇宙には、まだまだ底知れぬ非物質精
神世界の作用と見えざる物理法則が潜んでいるのですな〜 
う、な、なぜか、涙が…

体脱:

怪人、なに泣いてんですかー。ところで、真名さん、真名さんはここまでバスで
来たということですが、もしや、抱えている猫と一緒にネコバ・・

ぼ〜    ぼ〜〜    ぼ〜〜〜

怪人:

ややっ、またしてもあの音響が! そして、何やら圭史さんの様子が再び…

体脱:

あぁ、な、なんか、半眼になってトランスしてる〜〜〜

真名:

ぼぉおお〜〜〜

怪人:

おぉ、今度は圭史さんの身体そのものも共振し始めたっ!

ぼ〜〜〜 ぼ〜・・・ ぼぼ〜  こ こ こは 僕が 案 内しよ う。

怪人:

おお!もしやっ、その声は!

体脱:

まさか、、、

「 番 が  い 編を 待っ てたよ 」

体脱:

テーブルの上のモヤの中に、な、なにか子どもの姿が浮かび上がった〜

環:

うぅ・・・ん 初めましてー

<3月14日(月)に続く>

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