2013年に42歳の若さで突然他界した、ゲームクリエイター飯野賢治。
弊社(fyto)創業者である飯野賢治の没10周年を記念した追悼企画をご紹介。
飯野賢治が代表を務めた株式会社ワープ(fytoの前身)制作のゲーム作品音楽、全99曲を全世界で配信します。配信は、飯野賢治の誕生日である2023年5月5日に一斉解禁。
配信サイト:Apple Music・Spotify・Amazon Music・YouTube Music・LINE MUSIC・Rakuten Music他。
ジャケ写クリックで表示されるアルバム紹介ページには、飯野妻(弊社代表)による「妻のつぶやき」も掲載。
©SEGA
「見えない敵と戦うゲーム」として当時話題となった「エネミー・ゼロ」のオリジナルサウンドトラック。
「インタラクティブムービー」という難しいポジションにあるゲーム「エネミー・ゼロ」を制作にするにあたり、飯野賢治は映画「ピアノレッスン」で有名な世界的音楽家マイケル・ナイマンを起用。
神戸のホテルで6時間以上にわたり、ナイマン氏を口説き、飯野の熱意に根負けしたナイマン氏が快諾したことで、本アルバムが完成。
本作品は、画面に合わせて作曲するやり方ではなく、監督(飯野)から伝えられたコンセプトに基づいて制作していく方式を採用し、ナイマン氏が全曲新たに書き下ろした。収録は、ビートルズが名曲を生みだしたことで有名なイギリスのアビーロードスタジオで行われた。
トラック04の「デジタルの悲しみ」は当時ゲーム発売時のテレビCMに使用された曲。
トラック07の「愛のテーマ」は本ゲーム作品を象徴する代表曲。
01. LAURA'S THEME(ローラのテーマ)
02. CONFUSION(混乱)
03. ASPECTS OF LOVE(愛のかたち)
04. DIGITAL TRAGEDY(デジタルの悲しみ)
05. ENEMY ZERO
06. LAMENTATION(哀歌)
07. LOVE THEME(愛のテーマ)
08. DIGITAL COMPLEX(デジタル・コンプレックス)
09. INVISIBLE ENEMY(見えない敵)
10. LAURA'S DREAM(ローラの夢)
11. AGONY(苦悩)
12. MALFUNCTION(機能停止)
13. BATTLE(闘い)
14. THE LAST MOVEMENT(最終楽章)
トラック07の「愛のテーマ」を次男が小学4年生の時にピアノの発表会で披露。練習中、次男の拙い演奏ですら、美しいメロディに感動し、何度も泣く。
本曲の心に響く旋律に、マイケル・ナイマンがいかに素晴らしい音楽家であるかを思い知る。夫が絶対にナイマン氏にお願いしたかった気持ちを理解する。
「一切画面のないゲーム」という斬新な試みで、音だけでプレイするインタラクティブなラブストーリーゲーム「リアルサウンド~風のリグレット~」のオリジナルサウンドトラック。ゲーム作品は「プレイヤーの心の引き出しを開ける」をテーマに制作され、プレイヤーの想像力を活かしてプレイしてもらうのが狙い。
この“音だけのゲーム”の重要な役割を担う音楽は、ムーンライダーズのリーダーであり、ゲーム音楽では「MOTHER」を手掛けた音楽家の鈴木慶一氏が担当。
歌詞のある曲「天気予報の歌」は、本ゲームの台詞を担当した、脚本家の坂元裕二氏。「六岳山のるろい」の作詞は飯野賢治が担当。収録は、ビートルズが名曲を生みだしたことで有名なイギリスのアビーロードスタジオで行われた。
この音楽を通じて、記憶に埋もれて去ってしまったあの日の匂いや情景、あの空、あの雲、あの海を思い出して、心の中に再び蘇ってくることがあれば、それはいかなるフィクションの世界にも及ばない真に“リアル”な世界となって行くことでしょう。(飯野賢治談)
01. 風のリグレット・メインテーマ〜Piano Version
02. 新しきノスタルジー
03. 風のリグレット・メインテーマ〜Quartet Version
04. トランスポートで行こう
05. 彼女の名は泉水
06. ナニモナイ場所
07. 朝のサキソフォン
08. 夢を見たかい
09. 彼女の名は麻実
10. 天気予報の歌1
11. 天気予報の歌2
12. 天気予報の歌3
13. 天気予報の歌4
14. 泉水のクエスチョンマーク
15. なんてばかなぼく(アンビエントVersion)
16. 寂しくて可愛い時間
17. 風のリグレット・メインテーマ〜Piano Version by Nana
18. 泉水疑惑
19. 菜々が走る
20. 六岳山のるろい
21. ノスタルジーのフラグメント
22. ノスタルジーのアンビエント
23. 段ボールsong
24. Driving High
25. なんてばかなぼく
26. 風のリグレット・メインテーマ〜Orchestra Version
27. リグレット
メインテーマは、聴くとすぐに「記憶に埋もれていた、どこか懐かしいあの日」が蘇ってくる。夫が企画した、特別な世界に行けるから不思議。明日の天気何かな?と思うと「♪イチナナナナナナ~」と口ずさんでしまう。
ゲーム「Dの食卓2」のオリジナルサウンドトラック。ゲーム本作の原案・脚本・デザイン・音楽は飯野賢治が全て担当。
テーマ性のあるゲーム「D2」を演出する、こだわりの飯野賢治サウンドが集結。思う存分「D2」の世界浸ることができる。
01. distraction #1
02. distraction #2
03. distraction #3
04. distraction #4
05. distraction #5
06. distraction #6
07. distraction #7
08. distraction #8
09. distraction #9
10. disprove #1
11. disprove #2
12. disprove #3
13. disprove #4
14. disprove #5
15. disprove #6
16. disprove #7
17. disprove #8
18. disprove #9
19. disprove #10
20. disprove #11
21. disprove #12
22. disprove #13
23. disprove #14
24. disprove #15
夫の葬儀のBGMに使用。この音楽が流れることにより、葬儀自体が格式高いものとなり、夫の品格が上がったのは間違いない。
「自分のお葬式も自分で作曲した音楽で構成するなんて、飯野賢治はやっぱりすごい」と感心したことを思い出す。
「Dの食卓2」のゲームサウンドとは趣きの異なる「D2」の世界を体感できるイメージアルバム。
神秘的で繊細なメロディのピアノ曲や、脈打つようなビートの躍動的な曲など、作曲家・音楽家としての飯野賢治のビジョンを存分に堪能できる作品となっている。
「Scenes」の「Secret Track」(トラック11)は隠しトラックに入っていたもので、飯野賢治のピアノの生演奏が収録されている。
『D2 Scenes』
01. Sketch #1~Main theme
02. Rhythm Sketch #1
03. Sketch #2~Snow theme
04. Rhythm Sketch #2
05. Sketch #3~Morning theme
06. Rhythm Sketch #3
07. Sketch #4~Love theme
08. Rhythm Sketch #4
09. Sketch #5~Fear theme
10. Rhythm Sketch #5
11. Secret Track
『D2 Scenes 2』
01. Main theme (piano version)
02. Rhythm Sketch #6 ~ Interlude 1
03. Sketch #6 ~ theme of "White"
04. Rhythm Sketch #7 ~ Interlude 2
05. Sketch #7 ~ theme of "Gray"
06. Rhythm Sketch #8 ~ Interlude 3
07. Sketch #8 ~ theme of "Red"
08. Rhythm Sketch #9 ~ Interlude 4
09. Sketch #9 ~ theme of "Green"
10. Rhythm Sketch #10 ~ Interlude 5
11. Sketch #10 ~ theme of "Black"
12. Rhythm Sketch #11 ~ Interlude 6
13. Interlude 7
14. Interlude 8
15. Interlude 9
16. Interlude 10
17. Interlude 11
18. Interlude 12
19. Secret Track
次男のピアノの発表会に際し「このアルバムのなかから1曲弾かせたい」と要請したところ、先生は「発表会の曲としては不向きです」と回答。
代わりにマイケル・ナイマンの「エネミー・ゼロ」で打診したところ、「この曲は素晴らしい!」と認められ、同作品の「愛のテーマ」を弾くことになった。夫がマイケル・ナイマンに負けた日。
本作品は、当時ゲームソフトに同梱されていた特典CDで、音楽CDとしては未発売のため知る人ぞ知る隠れた名曲である。作詞と歌は、当時アイドルとして活動し、近年は声優としても活躍中の宍戸留美氏が担当。作曲は飯野賢治。
ゲームの主人公は、美少女を悪いオヤジから守るヒーロー「おやじハンター」。そのテーマ曲とあって、アニメソング風ではあるが、元気が
自然と湧いてくるファイトソング。
エンディングのテーマ(トラック3)はおやじの哀愁が漂うボサノバ曲。
1. おやじハンターのテーマ(Techno Mix)
2. おやじハンターのテーマ(Single Mix)
3. エンディングテーマ(Bossa Nova Mix)
4. おやじハンターのテーマ(Jungle Mix)
11月6日蠍座B型 福岡県生まれ、広島育ち、東京在住 特技:バトントワリング 趣味:海外ひとり旅、ラグビー観戦 資格:(公社)日本アロマ環境協会アロマテラピーアドバイザー、英検2級、仏検3級、硬筆検定2級、普通自動車免許、子育て支援員、介護職員初任者研修修了
1989年アイスクリームのオーディションで8万5千人の中からグランプリ受賞。 1990年歌手デビュー、SONYレコードより7枚のシングル2枚のアルバムをリリース。1992年よりフリーランスとして活動開始。イラストレーターとして、NHKみんなのうた「ぶたまん大家族」キャラクターデザイン、フォトグラファーとして様々なアーティストのCDジャケット、宣材写真などを担当。その他、映画、舞台役者、声優、音楽活動と独自のポジション(立ち位置)で自由に表現し続けている。音楽活動では『NY・タイムズ紙』が日本のアーティスト10人に選出、近年はフランス、ドイツ、台湾からもお呼びがかかってライブを行い、海外でも高い評価を受けている。コンスタントにアルバムをリリース!2010年5月9日の下北沢でのデビュー20周年記念ライブの模様はUstreamで生中継され、中継時間内の瞬間最大視聴率が「世界一」を記録、翌日のネット上では大ニュースとなった。アニメの声優として、矢沢あい原作アニメ『ご近所物語』の主人公、幸田実果子役と主題歌を担当!2020年、20周年を迎えた『おジャ魔女どれみ』瀬川おんぷ等、数々の人気アニメの声優として活躍!映画「魔女見習いをさがして」では百田夏菜子さん(ももいろクローバーZ)の広島弁の指導と主題歌、ED『終わらない物語』を歌唱。
現在もNHKのEテレアニメ『はなかっぱ』でヒロインのももかっぱちゃん役を15年間担当している。自身の経験を生かし、音楽プロデュースやヴィジュアルプロデュースなど、新たな展開もスタート。フリーランス活動、今年で33年目を迎える。
https://linktr.ee/sundaliru
夫が他界してから、心が折れそうになった時、寂しくてどうしようもない時、何度も何度も聴いて励まされた、私にとっての応援歌。
今回のデジタル配信に際し、最も実現したかった曲。
週刊ファミ通 6月8日号(5月25日発売)にて16ページにわたり、飯野賢治のクリエイター人生を振り返る特集が掲載!「代表作から読み解く飯野イズム」「飯野賢治と縁の深い方からのコメント」「幻のゲーム企画書」など、ファミ通の総力を結集した、ファミ通にしかできない充実の内容!
https://www.famitsu.com/news/202305/23303381.html
飯野賢治の妻(弊社代表)のインタビュー完全版は下記ページでお読みいただけます。
https://www.famitsu.com/news/202305/13301996.html
「Archipel(アルシペル)」から「飯野賢治ドキュメンタリー映像」のインターネット配信がいよいよ開始。
※「Archipel」は日本のクリエイターとアーティストを題材としたドキュメンタリーを配信するチャンネル
本映像作品には、飯野賢治が生前交流していた数多くのクリエイターが登場し、それぞれが持つ、飯野賢治の思い出やエピソードが語られる。
取材に応じてくれた方々は、小島秀夫監督、飯田和敏氏、水口哲也氏、上田文人氏、斎藤由多加氏、西健一氏など、日本のビデオゲーム史に輝かしい功績を残し、今もなお活躍を続ける、そうそうたるメンバー。
また生前親交のあった、俳優の浅野忠信氏、電気グルーヴのピエール瀧氏も登場!
配信に先駆け、映像初披露となる上映会を開催。更に出演者によるトークイベントや、特設展示会も実施!
▷日時
12月15日(金)上映会19時00分~
12月16日(土)上映会15時30分~、トークイベント17時00分~
12月17日(日)上映会18時00分~、トークイベント19時30分~
※会場の開催時間は10時~21時(15日は17時~21時)
▷場所
東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ 東京)
東京都新宿区市谷船河原町15
▷トークイベントゲスト
16日(土)17時00分~
飯田和敏(ゲームクリエイター)
水口哲也(ゲームクリエイター)
山田秀人(メディアクリエイター)
★飯野賢治とゲーム・IT業界を共に盛り上げた盟友が結集し、飯野の知られざる一面を語り合います。
17日(日)19時30分~
林田浩典(プログラマー)
宮崎朋浩(CGデザイナー)
菅村弘彦(CGアニメーター)
★ワープ(fytoの前身)の旧メンバーが集結。ゲーム開発時代を振り返り、当時の制作の舞台裏に迫ります!!
▷特設展示会
・飯野賢治率いるワープ(WARP)制作ゲームソフトをハードと共に復活展示
(実演できます!)
・飯野賢治の著書
・ワープ制作ゲームソフトのガイドブック
・飯野賢治の秘蔵写真
・飯野賢治のゲーム企画書 他
▷主催 Archipel
URL:http://archipel.jp/caravan/
▷入場料 1,500円
※上映会・トークイベントへの入場は別途「整理番号付入場券1,000円/1セッションごと」が必要となります。
チケット購入URL:https://t.livepocket.jp/t/archipel-caravan
ドキュメンタリー映像を配信する「Archipel」との共同企画として
Game*Sparkによるインタビュー取材の内容を文書化した「飯野賢治没後10年特別連載」の配信を実施。
連載初回は『リアルサウンド ~風のリグレット~』の脚本を手掛け、300万本売れるRPGでもタッグを組むはずだった坂元裕二氏のインタビュー。300万本売れるRPGはどうなったのか。坂元氏が語る飯野賢治とはーー。
https://www.gamespark.jp/article/2023/12/17/136909.html
【Game*Sparkより】
時代を駆け抜けた奇才・飯野賢治とは何者だったのか――。
当時を共に歩んだ現代を代表するクリエイターのインタビューや取材を通じ、その実像に迫る特別連載を展開していきます。Archipelの映像公開に合わせて、その内容をより重層的・多角的に掘り下げていきます。
100万本のセールスを記録した「Dの食卓」の発売後、メディアへの露出が急増し “ゲーム業界の風雲児”と呼ばれるに至った飯野賢治の自叙伝的著書「ゲーム―Super 27years Life」(1997年7月 講談社より発売)が電子書籍化!
歯に衣着せぬ発言から“ビッグマウス”と揶揄されたが、圧倒的な信条に基づく、27歳当時の熱い想いがそのまま伝わる内容。高校を中退した落第者が、情熱をかけてモノづくりに向き合う姿は、四半世紀の時を経ても、心に響く何かを届けてくれる一冊。
ゲームユーザーの間で、いまだに語り継がれている「エネミー・ゼロ事件」はなぜ起こったのか。約40ページにわたり、気持ちの変化や想いが綴られており、その真相が解き明かされる!
・配信開始日(発売日):2023年7月11日(火)
・電子書籍販売サイト
・価格:958円(税込)
東日本大震災の原発事後を受け、「原子力発電」に対する思いを小学生だった息子に宛てて書いたブログ「息子へ。」が単行本として2011年5月に幻冬舎より発売。ブログを更新するやいなや、10万人を超える大きな反響を呼び、書籍発売に至った単行本が電子書籍として再販。
原子力発電に対し、賛成か反対かということではなく、日本の電力システムの在り方に一石を投じ、自分自身で考えてみる機会を与えてくれる一冊。
「なにかしら、考えるきっかけにしていただいたり、動き出すきっかけになることがもしできたら、なにより嬉しく思います。」(飯野賢治のブログ「息子へ。」本文より抜粋)
なお、単行本販売時と同様、本書は著作者印税の全額を日本赤十字社を通じて義援金として寄付されます。
・配信開始日(発売日):2023年7月11日(火)
・電子書籍販売サイト
・価格:990円(税込)