松栄で食事。
松栄は恵比寿にあるお寿司屋さん。
松玄だの、松下だの、松虎だのと
「松」が付く店をいろいろ手がけている、PEWTERSがやっている。
最近は、松が付かなくても、焼き肉チャンピオンも立呑もやっている。
恵比寿はホームエリアでもあるので
前から松栄の存在は知っていたが、ずっと行くことはなかった。
というのも、そのPEWTERSが手がけた松玄という蕎麦屋ができた頃
「ちょっとそりゃないだろう」という思いをしたからだ。
なもんで、同グループの店にはそれからずっと行かなかったのだが
たまたまの1回に厳しかった気もする。
そっちはそっち、こっちはこっちだし。
グループを前面に出した営業は、こういうとこ、難しいなあと思う。
で、結局、そっちはそっち、こっちはこっちで
松栄は美味しいと思う。
元々は、寿司の前に、食事を次々に出す形態は好きじゃないんだけど
季節を感じさせる、ちょっとした料理が嬉しい。
鰤と一緒に煮た大根(鰤はないので、鰤大根ではない)を
寒い中、来店した、一発目に出す配慮は素晴らしい。
出す側としては、ちょっと度胸いる選択だと思うんだけど。
赤貝の肝の炙りもよかった。平貝も今うまし。
うにいくらごはんは、「またぁそんな売れ線狙っちゃって」とか、思う前にうまいから納得。
「最近、おっさんになった人」に合う、寿司屋なんだなあと思う。
職人と客の年齢が近い。
内装もそういう年頃の感じだし。
うるさい気質の大将がいることもないし。
「最近、芸能人の誰が来た」とか、聞かなくていいし。(そういうとこ多いよね)
桂とか、かねさかで「勝負」という感じも大好きなんだけど
誰かと会話という感じじゃなくなっちゃうしね。
このまま頑張り続けて、「新おっさん」をどんどん迎え入れてほしいと思う。