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September 25, 2009


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ロンドンで思ったこと。

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ロンドンで思ったこと。
ていうか、いま、改めて思うこと。

どういう変化かわからないが
以前に比べて、海外での評価、というのを
あまり意識しなくなったような気がする。

もちろん、評価されれば、嬉しいんだけど。
でも、それは、日本国内でなにかを評価されることと
あまり変わらなく思えてきている。


いまでも思い出すのは、あまりにも出来すぎた話だけど
最初にロンドンに行ったとき、ショップに入ったら
ちょうど僕が作ったソフトを買おうとしている、ロンドンッ子がいた。
絵に描いたような、ロンドンの若者。
それが、ものすごく衝撃的で、当然、ロンドンでも売っているし
売り上げも上がっているわけだから、誰かが買ってくれている
というのは、あたりまえなことなんだけれど
自分の目で見て、それがまた、いかにもという
ロンドンの人だったこともあり、目に焼き付いて残っている。

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今回の渡英は、ロンドンで、いろいろな人たちに
実際にゲーム「You, Me, and the Cubes(きみとぼくと立体。)」
を触ってもらって、興味を持っていただいたら、インタビューを受ける
という、僕個人の目的でいえば、そんな内容だったわけだが
相手がヨーロッパの人たちであるとか
そういうことを、まったく気にしていなかった。
......ということを、帰ってきてから思った。

もちろん、理由は考えたくなるし、考えられるんだけど
1つ2つ挙げたところで、その答えを狭くしてしまう気がする。
それよりも、そういう変化自体を意識するほうが
大切なことのように思う。これに関しては。


と、ロンドンに行って、ヨーロッパの人たちから
取材を受けてきたわけだが、記念すべきヨーロッパでの発売は
なんと本日、9月25日である。
これを書いているいまは、まだヨーロッパは前日だ。

発売してから、どういう評価をいただけるか楽しみだ。

上に書いたように、あまりにも意識していなかったので
ヨーロッパの反応、というのを少し意識して捉えようと思う。


「You, Me, and the Cubes(きみとぼくと立体。)」は
日本に続いて、これで、全世界発売となるわけだが
最大のマーケットである、北米は、月曜日に発売済みだ。


発売されたことで、あちこちから、評価が出てきているが
嬉しいことに、最もメジャーなオンラインメディアである
「IGN」で、「エディターズチョイスアワード」を受賞した!

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評価は、10点満点中、8.5点なので、高評価ではあるけれど
正直、もうちょっと欲しいところではあると思ってしまうが
「エディターズチョイスアワード」に選んでいただいたことは
ものすごく光栄だし、これからの励みになる。

ありがたいことに、北米では、好スタートを切った。


作った僕たちの手を離れて、しばらくしてから日本で発売され
さらに半年くらい経って、世界中に、届いていく。

これから、どんどん、いろんな国のいろんな人の
手に届いていくことを期待したい。


長かったけれど、これで一段落か。
嬉しいけれど、寂しい感じもするなあ。

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Posted by eno at September 25, 2009 07:23 AM


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